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公開番号2025084449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198361
出願日2023-11-22
発明の名称付加情報配置システム、付加情報配置方法及びプログラム
出願人株式会社梓総合研究所
代理人個人
主分類G06F 16/958 20190101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約【課題】図面データから、当該図面データに含まれる領域に関する情報にアクセス可能なデータを容易に生成する付加情報配置システム、付加情報配置方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】付加情報配置システム1は、複数の領域が配置され、領域に、領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データに、付加情報を配置し、図面データを受け付ける図面データ受付手段11と、図面データから文字情報を抽出する抽出手段12と、文字情報に対して、当該文字情報に示される領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成するリスト生成手段13と、リストにおける関連情報へのリンクである付加情報を生成する付加情報生成手段15と、図面データにおいて、文字情報が付された部分に、リストの当該文字情報に関連付けられた関連情報へのリンクである付加情報を配置する付加情報配置手段16と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
複数の領域が配置され、前記領域に、前記領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データに、付加情報を配置する付加情報配置システムであって、
前記図面データを受け付ける図面データ受付手段と、
前記図面データから前記文字情報を抽出する抽出手段と、
前記文字情報に対して、当該文字情報に示される前記領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成するリスト生成手段と、
前記リストにおける前記関連情報へのリンクである付加情報を生成する付加情報生成手段と、
前記図面データにおいて、前記文字情報が付された部分に、前記リストの当該文字情報に関連付けられた前記関連情報へのリンクである前記付加情報を配置する付加情報配置手段と、を備えることを特徴とする付加情報配置システム。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記抽出手段は、前記図面データに含まれるテキストデータから、所定の条件に基づき、前記文字情報を抽出することを特徴とする請求項１に記載の付加情報配置システム。
【請求項３】
前記図面データに付された前記文字情報の前記図面データにおける位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を、更に備え、
前記付加情報配置手段は、前記位置情報に基づき、前記図面データにおいて、前記付加情報を配置することを特徴とする請求項１又は２に記載の付加情報配置システム。
【請求項４】
複数の領域が配置され、前記領域に、前記領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データに、付加情報を配置する付加情報配置システムが実行する方法であって、
前記図面データを受け付けるステップと、
前記図面データから前記文字情報を抽出するステップと、
前記文字情報に対して、当該文字情報に示される前記領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成するステップと、
前記リストにおける前記関連情報へのリンクである付加情報を生成するステップと、
前記図面データにおいて、前記文字情報が付された部分に、前記リストの当該文字情報に関連付けられた前記関連情報へのリンクである前記付加情報を配置するステップと、を含むことを特徴とする付加情報配置方法。
【請求項５】
複数の領域が配置され、前記領域に、前記領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データに、付加情報を配置する付加情報配置システムを、
前記図面データを受け付ける図面データ受付手段、
前記図面データから前記文字情報を抽出する抽出手段、
前記文字情報に対して、当該文字情報に示される前記領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成するリスト生成手段、
前記リストにおける前記関連情報へのリンクである付加情報を生成する付加情報生成手段、
前記図面データにおいて、前記文字情報が付された部分に、前記リストの当該文字情報に関連付けられた前記関連情報へのリンクである前記付加情報を配置する付加情報配置手段、として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、付加情報配置システム、付加情報配置方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、図面データを記憶する記憶部と、前記図面データの複数図面に共通する文字列を検索するリストアップ部と、前記図面データを表示し、表示した図面内の文字列が選択されると、前記検索された文字列のリンク先を表示する閲覧部と、前記リンク先を、複数図面に共通する文字列間のリンクの中から、ルールに従ってリンクを生成するリンク生成部と、を有する図書閲覧システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１５８９２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の技術では、ある図面から他の図面にアクセスできたとしても、図面外のデータにアクセスすることはできない。
【０００５】
ここで、例えば、図面データに示された物（例えば、建築物等）を維持管理する場合、図面データに含まれる複数の領域（例えば、部屋等）毎に管理する場合がある。このような場合、領域毎に、当該領域に関する情報が収集される。そして、図面データから、このような領域に関する情報にアクセスしたいという要望がある。ところが、図面データには、多くの領域が含まれており、これらの領域のそれぞれに当該領域に関する情報のリンクを形成するには、多大な手間がかかっていた。
【０００６】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、図面データから、当該図面データに含まれる領域に関する情報にアクセス可能なデータを容易に生成可能な付加情報配置システム、付加情報配置方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（１）複数の領域が配置され、前記領域に、前記領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データに、付加情報を配置する付加情報配置システムであって、
前記図面データを受け付ける図面データ受付手段と、
前記図面データから前記文字情報を抽出する抽出手段と、
前記文字情報に対して、当該文字情報に示される前記領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成するリスト生成手段と、
前記リストにおける前記関連情報へのリンクである付加情報を生成する付加情報生成手段と、
前記図面データにおいて、前記文字情報が付された部分に、前記リストの当該文字情報に関連付けられた前記関連情報へのリンクである前記付加情報を配置する付加情報配置手段と、を備えることを特徴とする付加情報配置システム。
【０００８】
このような構成によれば、付加情報配置システムは、図面データ受付手段と、抽出手段と、リスト生成手段と、付加情報配置手段と、を備え、複数の領域が配置され、領域に、領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データに、付加情報を配置する。
図面データ受付手段は、図面データを受け付ける。
抽出手段は、図面データから文字情報を抽出する。
リスト生成手段は、文字情報に対して、当該文字情報に示される領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成する。
付加情報生成手段は、リストにおける関連情報へのリンクである付加情報を生成する。
付加情報配置手段は、図面データにおいて、文字情報が付された部分に、リストの当該文字情報に関連付けられた関連情報へのリンクである付加情報を配置する。
【０００９】
これにより、付加情報配置システムは、複数の領域が配置され、この領域に、領域の名称を示す文字情報が付された図面を示す図面データを受け付け、この図面データから文字情報を抽出し、この文字情報に対して、当該文字情報に示される領域に関連する関連情報を対応付け可能なリストを生成し、リストにおける関連情報へのリンクである付加情報を生成する。そして、図面データにおいて、文字情報が付された部分に、リストの当該文字情報に関連付けられた関連情報へのリンクである付加情報を配置する。
【００１０】
このため、（１）の発明によれば、ユーザが、図面データ（例えば、建築物の平面図の図面データ等）に表示されている領域の名称（例えば、部屋名等）を示す文字情報を拾い出し、この文字情報それぞれに、領域に関連する関連情報（例えば、建築物の各部屋の維持管理に関する情報等）を対応付可能なリストを生成し、このリストの関連情報へのリンクを、図面データに配置するといった作業を、手作業で１つずつ行う必要が無くなる。
したがって、図面データから、当該図面データに含まれる領域に関する情報にアクセス可能なデータを容易に生成可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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