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公開番号2025084253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198011
出願日2023-11-22
発明の名称開閉装置設置構造
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 9/17 20060101AFI20250527BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 開閉装置の構成部材を頑強に支持することができる上で、開閉装置が受ける熱が、木製の下地材に伝達するのを阻む。
【解決手段】 木造壁x1に形成された開口部aを開閉体10により開閉する開閉装置1の設置構造であって、木造壁x1における開口部a寄りに上下方向へわたる木下地x11を内在し、木造壁x1に沿って木下地x11とは独立して金属支柱Pが自立し、金属支柱Pに、開閉装置1の一部が接続されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
木造壁に形成された開口部を開閉体により開閉する開閉装置の設置構造であって、
前記木造壁における前記開口部寄りに上下方向へわたる木下地を内在し、
前記木造壁に沿って前記木下地とは独立して金属支柱が自立し、
前記金属支柱に、前記開閉装置の一部が接続されていることを特徴とする開閉装置設置構造。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記木下地と前記金属支柱の間に、前記金属支柱よりも熱伝導率の低い低熱伝導性部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項3】
前記低熱伝導性部材は、前記木下地および前記金属支柱の外表面を覆うとともに、前記金属支柱と前記開閉装置の接続部分を覆っていることを特徴とする請求項2記載の開閉装置設置構造。
【請求項4】
前記木下地および前記金属支柱の外表面を覆う前記低熱伝導性部材が複層状に設けられ、これら複層状の低熱伝導性部材のうち、外側の低熱伝導性部材が、燃え代部材として機能し、その内側の低熱伝導性部材が燃え止まり部材として機能するように、これら内外の低熱伝導性部材の材質を異ならせたことを特徴とする請求項2記載の開閉装置設置構造。
【請求項5】
前記開閉装置の一部と前記低熱伝導性部材の隙間を埋めるように、耐火性シール材が充填されていることを特徴とする請求項2記載の開閉装置設置構造。
【請求項6】
前記金属支柱に接続されている前記開閉装置の一部が、前記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールであることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項7】
前記金属支柱に接続されている前記開閉装置の一部が、前記開閉体を開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部であるあることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項8】
前記金属支柱が、前記木造壁における前記開口部側の端面に重ね合わせられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項9】
前記金属支柱が、前記木造壁における見付け面に埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項10】
前記金属支柱が、前記木造壁における前記開口部側の端面と、同木造壁における見付け面とが交差する角部に埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置の構成部材を木造躯体に設置するようにした開閉装置設置構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な開閉装置、特に重量シャッター等と呼称されるシャッター装置は、従来、鉄筋コンクリート造の建物を設置対象としている。例えば特許文献1に記載される発明では、開閉体を開閉方向へ案内するためのガイドレールや、開閉体を開放方向側で収納する収納部等を、建築躯体を構成する柱状の鋼材に対し、ビスやボルト、溶接等により固定するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-211257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、建築基準法における大規模建築物の規制の緩和等により、大型の木造建築の開口部に重量シャッターを設置することが増えている。そこで、例えば、上記従来技術において、柱状の鋼材を木製柱に置換して、木造建築を構成し、前記木製柱に、ガイドレールやシャッターボックス等の高重量な開閉装置構成部材を止着することが考えられる。
しかしながら、このような構成によれば、万が一、火災が発生して、開閉装置が高熱に晒された場合に、その熱が前記木製柱に伝達し、この木製柱の熱劣化により開閉装置構成部材の止着強度が低下したり、木製柱が焼損してしまったりするおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
木造壁に形成された開口部を開閉体により開閉する開閉装置の設置構造であって、前記木造壁における前記開口部寄りに上下方向へわたる木下地を内在し、前記木造壁に沿って前記木下地とは独立して金属支柱が自立し、前記金属支柱に、前記開閉装置の一部が接続されていることを特徴とする開閉装置設置構造。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、開閉装置の構成部材を頑強に支持することができる上、開閉装置が受ける熱が、木製の下地材に伝達するのを阻むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る開閉装置設置構造の一例を適用した開閉装置を示す正面図である。
図1の(II)-(II)線に沿う縦断面図である。
同開閉装置設置構造を示す要部横断面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一例である開閉装置設置構造を適用した開閉装置を示す。
開閉装置1は、木造躯体Xにおける左右の木造壁x1,x1の間の開口部a(図3参照)を開閉するシャッター装置であり、比較的大型の重量シャッター装置を構成している。
この開閉装置1は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体10と、開閉体10を閉鎖方向及び開放方向へ案内する左右のガイドレール20,20と、開閉体10を閉鎖方向へ繰り出したり開放方向へ収納したりする収納部30とを備える。
この開閉装置1は、木造壁x1に対し接続される部分(図示例によれば、ガイドレール20及び収納部30)の構造として、開閉装置設置構造Aを適用している。
【0010】
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなるスラットを、上下間で回動するように複数連接してなる。この開閉体10は、スラットシャッターカーテンと呼称される場合がある。
この開閉体10の他例としては、耐火性等の可撓性シートからなる態様や、複数のパネルからなる態様、複数のパイプを上下に間隔を置いて配設した態様、スラット、可撓性シート、パネル、パイプ等を適宜に組み合わせてなる態様等とすることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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