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公開番号
2025083949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197647
出願日
2023-11-21
発明の名称
空気入りタイヤ
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/12 20060101AFI20250526BHJP(車両一般)
要約
【課題】本発明は、氷上グリップ性能を向上させた、空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】幅方向サイプは、前記幅方向サイプの延在方向に略一定のサイプ幅で形成される本体部と、前記本体部に連続して形成され、サイプ幅が前記本体部のサイプ幅よりも広い拡幅部と、を有する。前記拡幅部は、前記幅方向サイプの少なくともタイヤ周方向一方側に形成されている。前記拡幅部は、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側において、前記幅方向サイプの前記タイヤ周方向一方側の端のタイヤ幅方向位置が、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側の端よりも、タイヤ幅方向他方側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド踏面に、少なくとも1つの陸部を有する空気入りタイヤであって、
前記陸部の表面にタイヤ幅方向に延びて、両端が前記陸部内で終端する、複数本の幅方向サイプを形成し、
前記幅方向サイプは、前記幅方向サイプの延在方向に略一定のサイプ幅で形成される本体部と、前記本体部に連続して形成され、サイプ幅が前記本体部のサイプ幅よりも広い拡幅部と、を有し、
前記拡幅部は、前記幅方向サイプの少なくともタイヤ周方向一方側に形成され、
前記拡幅部は、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側において、前記幅方向サイプの前記タイヤ周方向一方側の端のタイヤ幅方向位置が、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側の端よりも、タイヤ幅方向他方側に位置することを特徴とする、空気入りタイヤ。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記拡幅部は、前記幅方向サイプの前記タイヤ周方向一方側のみに形成されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記拡幅部は、前記幅方向サイプのタイヤ周方向両側に形成されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記拡幅部は、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側のみに形成されている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記拡幅部は、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向両側に形成されている、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記タイヤ周方向一方側は、タイヤ転動時の踏み込み側である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記拡幅部は、平面視で半円状である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記複数の幅方向サイプは、タイヤ幅方向に隣接する前記幅方向サイプと同方向に傾斜している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記陸部は、タイヤ幅方向に延びる幅方向エッジにより区画され、前記複数の幅方向サイプの前記本体部は、前記幅方向エッジと同方向に傾斜している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
サイプのタイヤ幅方向長さをw1(mm)とし、前記サイプの深さをh(mm)とするとき、w1×hは150(mm
2
)以下であり、
前記陸部内の前記サイプの本数をn、前記陸部のタイヤ幅方向の最大幅をBW(mm)、前記陸部の外輪郭面積(mm
2
)をBW(mm)で除した相当陸部タイヤ周方向長さをBL(mm)とし、相当サイプ本数Nを、w1×n/BW、として定義し、タイヤ周方向の平均サイプ間隔をBL/(N+1)、として表し、サイプ密度SDを前記タイヤ周方向の平均サイプ間隔の逆数として定義することにより、SD=(N+1)/BL=((w1×n/BW)+1)/BL、として表すとき、SDが0.15(1/mm)以上である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、空気入りタイヤ、特にスタッドレスタイヤのトレッド部の陸部には、氷上グリップ性能を向上するためにサイプと称される細溝が設けられていた。このサイプにより、タイヤ接地面において氷路面が融解することで湧出する水を接地面外に排出することができ、これにより氷上グリップ性能を向上させ得る。
【0003】
陸部の剛性の低下を抑制しつつサイプを高密度に配置することにより、氷上グリップ性能の向上を図った技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-186827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、陸部の剛性とサイプによる水の排出との両立は十分でなく、氷上グリップ性能を向上させることには改善の余地があった。
【0006】
そこで、本発明は、氷上グリップ性能を向上させた、空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
(1)トレッド踏面に、少なくとも1つの陸部を有する空気入りタイヤであって、
前記陸部の表面にタイヤ幅方向に延びて、両端が前記陸部内で終端する、複数本の幅方向サイプを形成し、
前記幅方向サイプは、前記幅方向サイプの延在方向に略一定のサイプ幅で形成される本体部と、前記本体部に連続して形成され、サイプ幅が前記本体部のサイプ幅よりも広い拡幅部と、を有し、
前記拡幅部は、前記幅方向サイプの少なくともタイヤ周方向一方側に形成され、
前記拡幅部は、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側において、前記幅方向サイプの前記タイヤ周方向一方側の端のタイヤ幅方向位置が、前記幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側の端よりも、タイヤ幅方向他方側に位置することを特徴とする、空気入りタイヤ。
【0008】
ここで、「トレッド踏面」とは、空気入りタイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填して、最大負荷荷重を負荷した際に、路面と接地することとなるトレッド表面の、タイヤ周方向全域にわたる面をいう。
また、「幅方向サイプ」の「サイプ」とは、タイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした状態において、サイプ深さの50%以上の領域においてサイプ幅が1mm以下であるものをいう。ここで、サイプ深さは、上記状態において、トレッド踏面に垂直な方向に測るものとし、サイプ幅は、トレッド踏面における延在方向に垂直な断面において、トレッド踏面と平行な方向に測るものとする。
また、「幅方向サイプのタイヤ幅方向一方側の端」は、幅方向サイプの本体部のタイヤ周方向一方側のサイプ壁の延長線とサイプ壁との交点をいうものとする。
【0009】
本明細書において、「適用リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association,Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す(即ち、上記の「リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。「将来的に記載されるサイズ」の例としては、ETRTO 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができる。)が、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。また、「規定内圧」とは、上記JATMA等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指し、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、「規定内圧」は、タイヤを装着する車両毎に規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。また、「最大負荷荷重」とは、上記最大負荷能力に対応する荷重をいう。
【0010】
(2)前記拡幅部は、前記幅方向サイプの前記タイヤ周方向一方側のみに形成されている、前記(1)に記載の空気入りタイヤ。
(【0011】以降は省略されています)
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