TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025083915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197582
出願日2023-11-21
発明の名称トナー、現像剤、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び、画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/08 20060101AFI20250526BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、トナーの転写性を向上させることができ、かつ、異常画像の発生を抑制することができるトナーを提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも結着樹脂、及び、ワックスを含有する樹脂粒子の表面が樹脂微粒子で覆われてなるトナー母体粒子と、外添剤と、を含むトナーであって、前記トナー母体粒子の表面における前記樹脂微粒子による被覆率が30%以上70%以下であり、前記トナーの質量1gに対して、粒径が20μm以上の粗大粒子が10個以上200個以下である、ことを特徴とするトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも結着樹脂、及び、ワックスを含有する樹脂粒子の表面が樹脂微粒子で覆われてなるトナー母体粒子と、外添剤と、を含むトナーであって、
前記トナー母体粒子の表面における前記樹脂微粒子による被覆率が30%以上70%以下であり、
前記トナーの質量1gに対して、粒径が20μm以上の粗大粒子が10個以上200個以下である、
ことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記トナー母体粒子表面における、前記樹脂微粒子の粒子間距離の平均値が10nm以上600nm以下である、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記トナーの質量1gに対して、粒径が20μm以上の粗大粒子が10個以上100個以下である、請求項1に記載のトナー。
【請求項4】
前記トナーに含まれるシリカの遊離率A(質量%)が下記関係式(1)を満たす、請求項1に記載のトナー。
0.3≦A≦2.0 (1)
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1項に記載のトナーを収容したトナー収容ユニット。
【請求項7】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
請求項1~4のいずれか1項に記載のトナーを用いて、前記静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を記録媒体上に転写する転写手段と、
前記記録媒体上に転写された転写像を定着させる定着手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
請求項1~4のいずれか1項に記載のトナーを用いて、前記静電潜像を現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を記録媒体上に転写する転写工程と、
前記記録媒体上に転写された転写像を定着させる定着工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー、現像剤、トナー収容ユニット、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、トナーには、出力画像の高品質化のための小粒径化と耐高温オフセット性、省エネルギー化のための低温定着性、及び製造後の保管時や運搬時における高温高湿に耐え得る耐熱保存性が要求されている。特に、定着時における消費電力は画像形成工程における消費電力の多くを占めるため、低温定着性の向上は非常に重要である。
【0003】
トナーの低温定着性を向上させるためには、トナーに低融点の材料を使用する必要があるが、低融点の材料を用いて製造したトナーは、耐熱保存性が悪くなり、低温定着性と耐熱保存性とはトレードオフの関係にある。
【0004】
そこで、低温定着性と耐熱保存性とを両立させるため、2種の樹脂を同一粒子内に構成成分として含む樹脂微粒子が樹脂粒子の表面に付着した複合樹脂粒子を形成した後、樹脂微粒子の樹脂の一部又は全部を除去する除去工程を含む複合樹脂粒子の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。また、特許文献4では、樹脂微粒子をトナー粒子表面に存在させることが提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来から、転写性の向上による画像の高品質化と異常画像の発生抑制とを同時に満たすことができる技術が望まれている。
【0006】
本発明は、トナーの転写性を向上させることができ、かつ、異常画像の発生を抑制することができるトナーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明のトナーは下記(1)に記載する通りの構成を有する。
(1)少なくとも結着樹脂、及び、ワックスを含有する樹脂粒子の表面が樹脂微粒子で覆われてなるトナー母体粒子と、外添剤と、を含むトナーであって、
前記トナー母体粒子の表面における前記樹脂微粒子による被覆率が30%以上70%以下であり、
前記トナーの質量1gに対して、粒径が20μm以上の粗大粒子が10個以上200個以下である、
ことを特徴とするトナー。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、トナーの転写性を向上させることができ、かつ、異常画像の発生を抑制することができるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、本発明の画像形成装置の他の一例を示す概略図である。
図3は、図2の画像形成装置の部分拡大図である。
図4は、プロセスカートリッジの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、及び、ワックスを含有する樹脂粒子の表面が樹脂微粒子で覆われてなるトナー母体粒子と、外添剤と、を含む。
前記トナー母体粒子の表面における前記樹脂微粒子による被覆率が30%以上70%以下であり、前記トナーの質量1gに対して、粒径が20μm以上の粗大粒子が10個以上200個以下である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
投影装置
18日前
株式会社リコー
電子機器
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
服薬支援装置
13日前
株式会社リコー
画像形成装置
今日
株式会社リコー
画像形成装置
今日
株式会社リコー
画像形成装置
20日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
画像投射装置
15日前
株式会社リコー
液体吐出装置
8日前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
多関節ロボット
5日前
株式会社リコー
故障予測システム
1日前
株式会社リコー
結合部品及び包装箱
4日前
株式会社リコー
撮影装置および移動装置
19日前
株式会社リコー
現像装置及び画像形成装置
今日
株式会社リコー
画像形成装置及び画像形成方法
5日前
株式会社リコー
シート給送装置及び画像形成装置
8日前
株式会社リコー
印刷スケーリング補正メカニズム
11日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
18日前
株式会社リコー
塗布装置、及び、画像形成システム
5日前
株式会社リコー
液体吐出装置、および画像形成装置
今日
株式会社リコー
検査プロダクション制御メカニズム
11日前
株式会社リコー
前処理液、印刷方法、及び印刷装置
20日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
1日前
株式会社リコー
画像投影システムおよび画像投影方法
今日
株式会社リコー
処理剤液塗布装置および画像形成装置
5日前
株式会社リコー
排出装置、画像形成装置及び後処理装置
15日前
株式会社リコー
読取装置、画像処理装置および読取方法
7日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
1日前
株式会社リコー
投光装置、投受光装置および測距システム
19日前
株式会社リコー
駆動伝達装置、駆動装置及び画像形成装置
11日前
株式会社リコー
媒体支持軸、媒体搬送装置及び画像形成装置
12日前
株式会社リコー
プリンタサーバ、異常判断方法、プログラム
7日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド装置及び液体を吐出する装置
4日前
株式会社リコー
乾燥装置、乾燥システム、及び画像形成装置
1日前
続きを見る