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公開番号
2025083735
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197299
出願日
2023-11-21
発明の名称
乾燥装置、乾燥システム、及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
29/377 20060101AFI20250526BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ハウジング内の湿度を適切に管理する。
【解決手段】画像形成装置は、接続端子43aを通る空気の流れが生じるように、ハウジング41内の空気を流動させる流動ファン44と、排気開口41aを通じてハウジング41内の空気をハウジング41外に排出する排気ファン45と、接続開口41bに接続された排気ダクトDCを通じてハウジング41内の空気を排出するダクトファン46と、湿度センサ43cの検知湿度に基づいて、流動ファン44、排気ファン45、及びダクトファン46の動作を制御する制御部(制御手段)と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
排気開口、及び接続開口が設けられたハウジングと、
前記ハウジングに収容され、記録媒体を搬送経路に沿って搬送させる搬送機構と、
前記ハウジングに収容され、前記搬送経路上の前記記録媒体を加熱するヒータと、
前記ハウジング外から引き回された配線を前記ハウジング内で接続する接続端子と、
前記ハウジング内の湿度を検知する湿度検知手段と、
前記接続端子を通る空気の流れが生じるように、前記ハウジング内の空気を流動させる流動ファンと、
前記排気開口を通じて前記ハウジング内の空気を前記ハウジング外に排出する排気ファンと、
前記接続開口に接続された排気ダクトを通じて前記ハウジング内の空気を排出するダクトファンと、
前記湿度検知手段の検知湿度に基づいて、前記流動ファン、前記排気ファン、及び前記ダクトファンの動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記湿度検知手段は、前記接続端子付近の湿度を検知する構成を備え、
前記制御手段は、
前記流動ファン、前記排気ファン、及び前記ダクトファンの停止状態において前記検知湿度が閾値を超えると前記流動ファンのみを稼働させ、
前記流動ファンを第1の規定時間に亘って稼働させても前記検知湿度が前記閾値を超えている場合に前記排気ファンを稼働させ、
前記排気ファンを第2の規定時間に亘って稼働させても前記検知湿度が前記閾値を超えている場合に前記ダクトファンを稼働させることを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記排気ファンを前記第2の規定時間に亘って稼働させても前記検知湿度が閾値を超えていた場合に前記排気ファンを停止させて前記ダクトファンを稼働させることを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
複数の前記接続端子を有する端子台を複数備え、
前記流動ファン、及び前記湿度検知手段は複数の前記端子台の夫々に対応して複数設けられ、
前記制御手段は、複数の前記湿度検知手段からの検知信号に基づいて、複数の前記流動ファンを制御することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項5】
第1の乾燥装置と第2の乾燥装置とを備えた乾燥システムであって、
前記第1の乾燥装置、及び前記第2の乾燥装置のそれぞれを請求項1乃至4の何れか一項に記載の乾燥装置によって構成し、
上流端が前記第1の乾燥装置の前記接続開口に接続された第1の排気ダクトの下流端、及び上流端が前記第2の乾燥装置の前記接続開口に接続された第2の排気ダクトの下流端を、それぞれ共通排気ダクトの上流端に連通させ、
前記ダクトファンを前記共通排気ダクトに設けたことを特徴とする乾燥システム。
【請求項6】
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、請求項1乃至4の何れか一項に記載の乾燥装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥装置、乾燥システム、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばインクジェット方式や電子写真方式の画像形成装置において、ハウジング内の過剰な湿度は結露の原因になるので好ましくない。そこで、結露の発生を抑制すべく結露が発生し易い箇所に空気の流れを生じさせたり、ハウジング内の過剰な湿気をハウジング外に排出することが行われている。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、スキャナユニットが備えるレーザ光の出射面(防塵ガラス)の結露を防止するためのカートリッジファンと、定着装置で発生した蒸気をハウジング外に排出させるための排出路ファンとを備えている。
【0003】
特許文献1に記載の画像形成装置は、いわゆる民生用の画像形成装置である。民生用の画像形成装置とは、例えばオフィスや家庭に広く普及し、一般消費者によって使用される複写機、プリンタ、ファクシミリ、並びにこれらの複数の機能を有する複合機である。
民生用の画像形成装置では、時間あたりの画像形成量が多くなく、記録媒体から蒸発する水分の量も多くないことから、カートリッジファン、及び排出路ファンを稼働させることにより、ハウジング内を適正な湿度に保つことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置には、民生用の画像形成装置以外に産業用の画像形成装置がある。産業用の画像形成装置とは、例えば印刷物の業としての製造に用いられる画像形成装置のことである。一般的に、産業用の画像形成装置では、単位時間あたりの画像形成量が民生用の画像形成装置と比較して多く、記録媒体から蒸発する液体の量も民生用の画像形成装置と比較して多い。
産業用の画像形成装置は、民生用の画像形成装置と比較してハウジング内の湿度が上昇し易い。産業用の画像形成装置においてハウジング内の湿度を管理するためには、ハウジング内の空気の排出能力を高めることが有効ではあるが、単にファンの数を増やしたり排気能力の高い大型のファンを用いただけでは、稼働時に発生する騒音が大きくなったり消費電力が高くなるので好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジング内の湿度を適切に管理することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る乾燥装置は、排気開口、及び接続開口が設けられたハウジングと、前記ハウジングに収容され、記録媒体を搬送経路に沿って搬送させる搬送機構と、前記ハウジングに収容され、前記搬送経路上の前記記録媒体を加熱するヒータと、前記ハウジング外から引き回された配線を前記ハウジング内で接続する接続端子と、前記ハウジング内の湿度を検知する湿度検知手段と、前記接続端子を通る空気の流れが生じるように、前記ハウジング内の空気を流動させる流動ファンと、前記排気開口を通じて前記ハウジング内の空気を前記ハウジング外に排出する排気ファンと、前記接続開口に接続された排気ダクトを通じて前記ハウジング内の空気を排出するダクトファンと、前記湿度検知手段の検知湿度に基づいて、前記流動ファン、前記排気ファン、及び前記ダクトファンの動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ハウジング内の湿度を適切に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
乾燥部の構成を示す概略図である。
画像形成装置の構成を示すブロック図である。
画像形成装置が行う各工程を示すフローチャートである。
乾燥部が備える全てのファンが停止している状態を示す概略図である。
乾燥部が備える流動用ファンが稼働し、他のファンが停止している状態を示す概略図である。
乾燥部が備える流動用ファン、及び排気ファンが稼働し、且つダクトファンが停止している状態を示す概略図である。
乾燥部が備える全てのファンが稼働している状態を示す概略図である。
乾燥工程(前処理後乾燥工程,後処理後乾燥工程)の制御部による制御を説明するフローチャートである。
乾燥部が備える流動用ファン、及びダクトファンが稼働し、且つ排気ファンが停止している状態を示す概略図である。
乾燥工程における制御部の他の制御を説明するフローチャートである。
乾燥部が複数の電装部を備えた第2実施形態の構成を示す概略図である。
ダクトファンを共通排気ダクトに設けた第3実施形態の構成を示す概略図である。
ダクトファンを第3の共通排気ダクトに設けた第4実施形態の構成を示す概略図である。
乾燥装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<画像形成装置1の概略>
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す概略図である。最初に、図1を参照して画像形成装置1の概略について説明をする。
以下の説明では、連続帳票等の連続用紙LP(記録媒体)に画像を形成する産業用の画像形成装置1(乾燥装置)を例に挙げるが、他の種類の画像形成装置であっても本発明を適用できる。例えば、民生用の画像形成装置であっても、記録媒体から蒸発する液体の量が広く普及している画像形成装置と比較して多く、ダクトDCを通じてハウジング41(図2を参照)内の空気を排出する画像形成装置であれば、本発明を適用できる。
また、以下の実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0009】
図1に例示した画像形成装置1は、ロール状に巻かれた画像形成前の連続用紙LPが搬入され、搬入された連続用紙LPを順次繰り出す搬入部2と、搬入部2から繰り出された連続用紙LPに対して前処理を行う前処理部3と、前処理された連続用紙LPを乾燥させる前処理用乾燥部4Fと、前処理用乾燥部4Fから排出された連続用紙LPを搬送方向に沿って下流側に案内する案内部5と、案内部5から排出された連続用紙LPに画像を形成する画像形成部6と、画像形成後の連続用紙LPに対して後処理を行う後処理部7と、後処理された連続用紙LPを乾燥させる後処理用乾燥部4Rと、後処理用乾燥部4Rから排出された連続用紙LPをロール状に巻き取り、ロール状の連続用紙LPを搬出させる搬出部8と、各部の制御を行う制御部9(制御手段)と、を備えている。
図1の画像形成装置1では、前処理用乾燥部4Fと制御部9の組、及び後処理用乾燥部4Rと制御部9の組が本発明に係る乾燥装置に対応する。
【0010】
本実施形態において、前処理用乾燥部4Fと後処理用乾燥部4Rは同じ構成を備えていることから、乾燥部4としてまとめて説明する。図2は乾燥部4の構成を示す概略図である。
図2に示すように、乾燥部4は、排気開口41a、及び接続開口41bが設けられたハウジング41と、ハウジング41内に収容され、連続用紙LPを搬送経路CRに沿って搬送させる搬送機構42bと、ハウジング41に収容され、搬送経路CR上の連続用紙LPを加熱するヒートローラ42c(ヒータ)と、ハウジング41外から引き回されたヒートローラ42c用の配線PLをハウジング41内で接続する接続端子43aと、ハウジング41内の湿度を検知する湿度センサ43c(湿度検知手段)と、ハウジング41内に設けられた複数種類のファン44,45,46と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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