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公開番号2025083549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025042575,2021558281
出願日2025-03-17,2020-11-05
発明の名称車載ディスプレイのカバーガラス
出願人AGC株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類C03B 33/09 20060101AFI20250523BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】主面の分離線に直交する断面にて、分離線から主面に対して斜め方向に延びる亀裂の先端から、主面に対して垂直な方向に亀裂を伸展できる、技術を提供する。
【解決手段】第1主面と、前記第1主面とは反対向きの第2主面と、前記第1主面の周縁に直交する断面にて前記第1主面に鈍角で交わる第1傾斜面と、前記断面にて前記第2主面に鈍角で交わる第2傾斜面のうちの1つ以上と、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面のうちの1つ以上の先端から、前記第1主面に対して垂直な方向に延びる端面と、を有し、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面のうちの1つ以上の算術平均粗さは、0.1μm未満であり、前記端面の少なくとも一部の算術平均粗さは、0.1μm以上であり、前記第1主面が車両の搭乗者に向けて、車両の内部に設置される、車載ディスプレイのカバーガラス。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面と、
前記第1主面とは反対向きの第2主面と、
前記第1主面の周縁に直交する断面にて前記第1主面に鈍角で交わる第1傾斜面と、前記断面にて前記第2主面に鈍角で交わる第2傾斜面のうちの1つ以上と、
前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面のうちの1つ以上の先端から、前記第1主面に対して垂直な方向に延びる端面と、を有し、
前記第1傾斜面と前記第2傾斜面のうちの1つ以上の算術平均粗さは、0.1μm未満であり、
前記端面の少なくとも一部の算術平均粗さは、0.1μm以上であり、
前記第1主面が車両の搭乗者に向けて、車両の内部に設置される、車載ディスプレイのカバーガラス。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の両方を有し、
前記端面は、前記第1傾斜面の先端と前記第2傾斜面の先端とにまたがる、請求項1に記載の車載ディスプレイのカバーガラス。
【請求項3】
前記第1傾斜面の算術平均粗さは、0.1μm以上であり、
前記第2傾斜面の算術平均粗さは、0.1μm未満であり、
前記端面は、板厚中心を基準として、前記第1主面側の第1端面部と、前記第2主面側の第2端面部とに区分され、
前記第1端面部の算術平均粗さは、0.1μm以上であり、
前記第2端面部の算術平均粗さは、0.1μm未満である、請求項2に記載の車載ディスプレイのカバーガラス。
【請求項4】
前記第1主面と前記第1傾斜面との境界が、平面視にて曲線部を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の車載ディスプレイのカバーガラス。
【請求項5】
前記曲線部の曲率半径は、0.5mm以上、1000mm以下である、請求項4に記載の車載ディスプレイのカバーガラス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載ディスプレイのカバーガラスに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1、2では、ガラス板の主面を2つの領域に分離する分離線にて、ガラス板を分離する。具体的には、先ず、分離線に沿ってレーザ光の照射点を移動し、分離線に直交する断面にて、分離線から主面に対して斜め方向に延びる亀裂を形成する。
【0003】
特許文献1では、分離線が主面の周縁に斜めに交わっており、その交点が照射点の移動開始点である。これにより、分離線に直交する断面にて、分離線から主面に対して斜め方向に延びる亀裂を形成できる。
【0004】
一方、特許文献2では、照射点が左右非対称なパワー密度分布を有する。左右方向は、主面に平行な方向であって、分離線に直交する方向である。これにより、分離線に直交する断面にて、分離線から主面に対して斜め方向に延びる亀裂を形成できる。
【0005】
特許文献1、2によれば、上記の通り、分離線に直交する断面にて、分離線から、主面に対して斜め方向に延びる亀裂が得られる。面取面に相当する傾斜面が得られるので、面取加工が不要である。
【0006】
一方、特許文献3、4では、ガラス板の内部にレーザ光を線状に集束し、線状の損傷部を形成する。線状の損傷部は、主面に対して垂直な方向に延びる。損傷部を起点に亀裂を形成すれば、主面から垂直に延びる端面が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2015/098641号
国際公開第2014/058354号
日本国特表2019-511989号公報
日本国特開2017-185547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1、2によれば、上記の通り、分離線に直交する断面にて、分離線から、主面に対して斜め方向に延びる亀裂が形成される。それゆえ、面取加工を実施しなくても、面取面に相当する傾斜面が得られる。
【0009】
ところで、特許文献1、2では、亀裂の形成後に、ガラス板に応力を加え、亀裂の先端から新たな亀裂を生成する。その際、新たな亀裂が主面に対して垂直な方向に延びないことがあった。
【0010】
一方、特許文献3、4によれば、線状の損傷部は、主面に対して垂直な方向に延びる。それゆえ、損傷部を起点に亀裂を形成すれば、主面から垂直に延びる端面が得られる。但し、主面と端面の角が垂直であるので、面取加工が必要になってしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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