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公開番号
2025079670
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192494
出願日
2023-11-10
発明の名称
太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
主分類
H02S
40/34 20140101AFI20250515BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】太陽光発電セルと電極端子とを接続する配線に不具合が発生することを抑制すること。
【解決手段】本発明の一態様にかかる太陽電池モジュールは、透明な板状部材と、透明な板状部材に配置された複数の太陽光発電セル21と、複数の太陽光発電セル21と電気的に接続された電極端子31_1、31_2を備える端子ボックス30と、を備える。複数の太陽光発電セル21は複数の配線を介して電極端子31_1、31_2と接続されている。複数の配線は、太陽光発電セル21側に有鉛半田を有し、電極端子31_1、31_2側に無鉛半田を有する配線を一部に含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明な板状部材と、
前記透明な板状部材に配置された複数の太陽光発電セルと、
前記複数の太陽光発電セルと電気的に接続された電極端子を備える端子ボックスと、を備え、
前記複数の太陽光発電セルは複数の配線を介して前記電極端子と接続されており、
前記複数の配線は、前記太陽光発電セル側に有鉛半田を有し、前記電極端子側に無鉛半田を有する配線を一部に含む、
太陽電池モジュール。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記複数の配線は、
前記複数の太陽光発電セルと電気的に接続された第1配線と、
前記第1配線と前記電極端子と接続された第2配線と、を備え、
前記第2配線の長手方向の一方側には有鉛半田が設けられており、前記第2配線の長手方向の他方側には無鉛半田が設けられており、
前記第2配線の前記一方側は、前記有鉛半田を用いて前記第1配線と半田付けされており、
前記第2配線の前記他方側は、前記無鉛半田を用いて前記電極端子と半田付けされている、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記複数の配線は、
前記複数の太陽光発電セルを互いに接続しているタブ配線と、
前記タブ配線と接続された第1配線と、
前記第1配線と前記電極端子と接続された第2配線と、を備え、
前記第1配線の長手方向の一方側には有鉛半田が設けられており、前記第1配線の長手方向の他方側には無鉛半田が設けられており、
前記第1配線の前記一方側は、前記有鉛半田を用いて前記タブ配線と半田付けされており、
前記第1配線の前記他方側は、前記無鉛半田を用いて前記第2配線と半田付けされている、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記複数の配線は、
前記複数の太陽光発電セルを互いに接続しているタブ配線と、
前記タブ配線と接続された第1配線と、
前記第1配線と前記電極端子と接続された第2配線と、を備え、
前記タブ配線のうち前記第1配線と接続されるタブ配線は、長手方向の一方側に有鉛半田が設けられ、長手方向の他方側に無鉛半田が設けられており、
前記第1配線と接続されるタブ配線の前記一方側は、前記有鉛半田を用いて前記太陽光発電セルと半田付けされており、前記他方側は、前記無鉛半田を用いて前記第1配線と半田付けされている、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記無鉛半田は、スズ及び銀を含み、前記スズの含有量が90質量%以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記無鉛半田の融点が前記有鉛半田の融点よりも高い、請求項1~4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記透明な板状部材は、第1ガラス板と、第2ガラス板と、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に配置された中間接着層と、を備える合わせガラスであり、
前記複数の太陽光発電セルは前記中間接着層の内部に配置されている、
請求項1~4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項8】
前記第2配線は、所定の幅を有するリボン状の配線であり、
前記第2配線の前記一方側において前記有鉛半田が前記第2配線の両面にメッキされており、
前記第2配線の前記他方側において前記無鉛半田が前記第2配線の両面にメッキされている、
請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項9】
前記第2配線は、所定の幅を有するリボン状の配線であり、
前記第2配線の一方の面には有鉛半田が設けられており、前記第2配線の他方の面には無鉛半田が設けられており、
前記第2配線の前記一方側には、前記第2配線の前記他方の面に無鉛半田が形成されていない領域が形成されており、
前記第2配線の前記他方側には、前記第2配線の前記一方の面に有鉛半田が形成されていない領域が形成されている、
請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項10】
前記第1配線は、所定の幅を有するリボン状の配線であり、
前記第1配線の前記一方側において前記有鉛半田が前記第1配線の両面にメッキされており、
前記第1配線の前記他方側において前記無鉛半田が前記第1配線の両面にメッキされている、
請求項3に記載の太陽電池モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自然エネルギーを利用するために、複数の太陽光発電セルが設けられた太陽電池モジュールの利用が進められている。複数の太陽光発電セルが設けられた太陽電池モジュールでは、太陽光発電セルで発電された電力を外部に取り出すために、太陽光発電セルと接続された配線を太陽電池モジュールの内部から外部に取り出している。そして、このように取り出された配線は、端子ボックスが備える電極端子と接続される。
【0003】
特許文献1には、太陽電池モジュールからの電極線と、太陽電池モジュールの端子ボックスの端子板とを電気的に接続する接続構造に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-154498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
太陽電池モジュールでは、複数の太陽光発電セルがタブ配線を用いて互いに接続されている。タブ配線は、半田を用いて太陽光発電セルに接続されている。このとき、無鉛半田を用いて太陽光発電セルにタブ配線を接続した場合は、無鉛半田が硬いために、太陽光発電セルのタブ配線が接続されている箇所が割れるおそれがある。このため、太陽光発電セルにタブ配線を接続する際は、無鉛半田よりも軟らかい有鉛半田が使用されている。
【0006】
したがって、タブ配線が接続されるバスバー配線にも、有鉛半田がメッキされた配線が使用されている。しかしながら、有鉛半田は、長期間使用すると半田内の鉛にクラックが入るおそれがある。このため、太陽光発電セルと電極端子とを接続する配線に不具合が発生する場合がある。
【0007】
上記課題に鑑み本発明の目的は、太陽光発電セルと電極端子とを接続する配線に不具合が発生することを抑制可能な太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様にかかる太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法は下記の通りである。
【0009】
[1]
透明な板状部材と、
前記透明な板状部材に配置された複数の太陽光発電セルと、
前記複数の太陽光発電セルと電気的に接続された電極端子を備える端子ボックスと、を備え、
前記複数の太陽光発電セルは複数の配線を介して前記電極端子と接続されており、
前記複数の配線は、前記太陽光発電セル側に有鉛半田を有し、前記電極端子側に無鉛半田を有する配線を一部に含む、
太陽電池モジュール。
【0010】
[2]
前記複数の配線は、
前記複数の太陽光発電セルと電気的に接続された第1配線と、
前記第1配線と前記電極端子と接続された第2配線と、を備え、
前記第2配線の長手方向の一方側には有鉛半田が設けられており、前記第2配線の長手方向の他方側には無鉛半田が設けられており、
前記第2配線の前記一方側は、前記有鉛半田を用いて前記第1配線と半田付けされており、
前記第2配線の前記他方側は、前記無鉛半田を用いて前記電極端子と半田付けされている、
[1]に記載の太陽電池モジュール。
(【0011】以降は省略されています)
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