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公開番号
2025083007
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196620
出願日
2023-11-20
発明の名称
真贋判定用表示媒体および真贋判定用表示媒体の製造方法
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B42D
25/378 20140101AFI20250523BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】ユーザの需要や要望に合わせて、真贋判定のための表示の形状や場所を自在に可変できる真贋判定用表示媒体および真贋判定用表示媒体の製造方法を提案すること。
【解決手段】本開示に係る真贋判定用表示媒体は、媒体の真贋を判定するための真贋判定部を有する真贋判定用表示媒体であって、複写防止のための低密度印刷を施した複写不可部分を有する第1層と、前記複写不可部分を有しない第2層と、前記第1層と前記第2層との間に設けられる層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、を備え、前記第1層における前記複写不可部分、もしくは、前記第1層の前記複写不可部分に重畳する前記第2層の一部をレーザーで除去することにより、前記真贋判定部が形成される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体の真贋を判定するための真贋判定部を有する真贋判定用表示媒体であって、
複写防止のための低密度印刷を施した複写不可部分を有する第1層と、
前記複写不可部分を有しない第2層と、
前記第1層と前記第2層との間に設けられる層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、を備え、
前記第1層における前記複写不可部分、もしくは、前記第1層の前記複写不可部分に重畳する前記第2層の一部をレーザーで除去することにより、前記真贋判定部が形成される、
ことを特徴とする真贋判定用表示媒体。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記第1層を前記示温インキ層よりも上層に、前記第2層を当該示温インキ層よりも下層に配置し、
前記第1層における前記複写不可部分の一部であって、前記真贋判定部に対応する部分を前記レーザーで除去することにより、前記真贋判定部が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の真贋判定用表示媒体。
【請求項3】
前記第1層を前記示温インキ層よりも下層に、前記第2層を当該示温インキ層よりも上層に配置し、
前記第1層の前記複写不可部分に重畳する前記第2層の一部であって、前記真贋判定部に対応する部分を前記レーザーで除去することにより、当該真贋判定部が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の真贋判定用表示媒体。
【請求項4】
前記低密度印刷の模様と、前記示温インキ層の示温インキと、前記第2層に施される模様とが同色で形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の真贋判定用表示媒体。
【請求項5】
媒体の真贋を判定するための真贋判定部を有する真贋判定用表示媒体の製造方法であって、
複写防止のための低密度印刷を施した複写不可部分を有する第1層と、
前記複写不可部分を有しない第2層と、
前記第1層と前記第2層との間に設けられる層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、を互いに結合し、
前記第1層における前記複写不可部分、もしくは、前記第1層の前記複写不可部分に重畳する前記第2層の一部をレーザーで除去することにより、前記真贋判定部を形成する、
ことを特徴とする真贋判定用表示媒体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、媒体が複写されたことを判定する機能を有する真贋判定用表示媒体および真贋判定用表示媒体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
カード等の情報表示(記憶)媒体において、当該カードが偽造されたものか否かを判定する真贋判定機能を有するカードが知られている。このようなカードでは、例えばコピー機器等でカード表面を印刷した場合に、文字などの所定の模様が浮き出てくることで、当該カードの真贋を判定できる。
【0003】
例えば、特定温度の熱印加で色変化させることにより真贋判定用の情報を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、カードに印刷された万線の太さや、地模様の網点の密度を変化させることにより、コピー機器等で複写した際に文字等を浮き出させる技術が知られている(例えば、特許文献2や特許文献3)。また、レーザー照射により照射対象物の表面に印刷を行うことにより、凸版印刷により形成した画像を浮き出させる技術が知られている(例えば、特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-154673号公報
特開2001-353953号公報
実公平05-001419号公報
特許第5903361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術によれば、コピー機器等で媒体に複写した場合に浮き上がってくる文字等を印刷できるため、かかる表示に基づいて真贋判定を行うことができる。
【0006】
しかし、媒体への印刷は、通常、製版に従って行われる。このため、1枚1枚に異なる表示がなされる身分証カード等の媒体である場合、真贋判定のための表示の形状や、表示を印刷する箇所等を、カード1枚ごとに可変できないといった問題がある。
【0007】
また、従来技術のように、万線の太さや地模様の網点の密度等の変化によって複写判定を行う手法では、複写判定を行うための表示を形成するために万線や地模様を表示する必要があるため、デザインが限定されるといった問題がある。具体的には、従来技術では、例えばカードをほぼ一色で塗りつぶすような、いわゆるベタデザインと称されるデザインを施すことは難しい。
【0008】
そこで、本開示では、真贋判定のための表示の形状や場所を自在に可変でき、かつ、柔軟なデザインを施すことを可能とした真贋判定用表示媒体および真贋判定用表示媒体の製造方法を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本開示に係る真贋判定用表示媒体は、媒体の真贋を判定するための真贋判定部を有する真贋判定用表示媒体であって、複写防止のための低密度印刷を施した複写不可部分を有する第1層と、前記複写不可部分を有しない第2層と、前記第1層と前記第2層との間に設けられる層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、を備え、前記第1層における前記複写不可部分、もしくは、前記第1層の前記複写不可部分に重畳する前記第2層の一部をレーザーで除去することにより、前記真贋判定部が形成される。
【発明の効果】
【0010】
実施形態の一態様によれば、情報表示媒体において、真贋判定のための表示の形状や場所を自在に可変でき、かつ、柔軟なデザインを施すことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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