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公開番号
2025082958
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196547
出願日
2023-11-20
発明の名称
錠剤切断器
出願人
株式会社トーショー
代理人
個人
,
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡易な構造でありながらも割れや欠けを生じにくい錠剤切断器の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、本体部に載置された錠剤を保持する錠剤保持部と、前記錠剤保持部が設けられた側の本体部である第1本体部と、前記第1本体部に対して相対的に回動可能なように支持軸によって支持された第2本体部と、を有する錠剤切断器であって、前記第1本体部と、前記第2本体部とには、前記第2本体部が前記第1本体部と閉じ合わされた際に、前記錠剤保持部に載置された前記錠剤を両側から挟み込んで所定の位置で切断可能なように固定された2枚の刃が設けられており、前記第1本体部に設けられた一方の前記刃の延長方向に沿って、外力を加えない状態において前記第1本体部の床面から当該一方の刃の先端までの高さ以上の厚みを備えた弾力性部材を有し、前記弾力性部材の前記刃の前記延長方向先端には、切断された後の前記錠剤を収容する容器部が一体に成型されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部に載置された錠剤を保持する錠剤保持部と、
前記錠剤保持部が設けられた側の本体部である第1本体部と、前記第1本体部に対して相対的に回動可能なように支持軸によって支持された第2本体部と、を有する錠剤切断器であって、
前記第1本体部と、前記第2本体部とには、前記第2本体部が前記第1本体部と閉じ合わされた際に、前記錠剤保持部に載置された前記錠剤を両側から挟み込んで所定の位置で切断可能なように固定された2枚の刃が設けられており、
前記第1本体部に設けられた一方の前記刃の延長方向に沿って、外力を加えない状態において前記第1本体部の床面から当該一方の刃の先端までの高さ以上の厚みを備えた弾力性部材を有し、
前記弾力性部材の前記刃の前記延長方向先端には、切断された後の前記錠剤を収容する容器部が一体に成型されていることを特徴とする錠剤切断器。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の錠剤切断器であって、
前記弾力性部材は、前記第1本体部に着脱自在に設けられていることを特徴とする錠剤切断器。
【請求項3】
請求項2に記載の錠剤切断器であって、
前記弾力性部材は、一方の前記刃が通過可能なスリットと、前記第1本体部に嵌合する位置決め部と、を有することを特徴とする錠剤切断器。
【請求項4】
請求項1に記載の錠剤切断器であって、
前記弾力性部材は、前記容器部と、前記容器部とつながった基板部とで構成され、
前記第1本体部の前記一方の刃が設けられた面は、前記錠剤保持部に向かって水平面に対して傾斜した傾斜面を構成し、
前記傾斜面に沿って前記弾力性部材の前記基板部が取り付けられて、前記基板部の前記容器部と反対側の端部は前記錠剤保持部に当接することを特徴とする錠剤切断器。
【請求項5】
請求項4に記載の錠剤切断器であって、
前記錠剤保持部は、前記一方の刃を中心とした線対称に設けられ、前記傾斜面の下方に進むにつれて狭まるハの字形状の2本の壁部であることを特徴とする錠剤切断器。
【請求項6】
請求項1乃至5に記載の何れかの錠剤切断器であって、
前記第1本体部と前記第2本体部とが互いに閉じ合わされる過程で前記第2本体部に固定された他方の刃が前記錠剤を押し込み、前記弾力性部材が撓むことで前記一方の刃が前記弾力性部材から露出し、
前記錠剤を前記一方の刃と前記他方の刃とで挟み込むように支持しながら前記錠剤を切断する錠剤切断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易に卓上で用いられる錠剤切断器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
薬剤の処方に際しては、容態や体調、体型等に応じて一回分の量を適宜分割した少量で処方する場合があり得る。
こうした薬剤が、特に固形の錠剤の場合においては、錠剤を所定の大きさ、例えば半分に分割して提供する必要があり、錠剤を切断するための機器が知られている(例えば特許文献1、2等参照)。
こうした切断器具の中でも、薬剤師等の作業者による手作業で半切可能にすることが可能な簡易タイプの卓上の錠剤切断器は、安価で使い勝手が良い一方で、機械制御の錠剤分割装置と異なり人力での切断となるために錠剤にかかる力が不安定で割れや欠けが生じやすいことが知られている。
こうした安価な錠剤切断器では、一般的に平面上に載置した錠剤を上方から刃で裁断して押し切るような動作及び構造になっている。しかしながら、切断時に錠剤にかかる力を安定させ、かつその力を中央に集中させるためには、錠剤の両面に対向して配置された刃で挟み込むように切断することが有効である(例えば特許文献3、4等参照)。
【0003】
しかしながら、このような切断方法は、理想的には対向する刃先のみで錠剤を支持しながら間隔を狭めていくことで切断するものであるので、簡易な錠剤切断器の上下に単に刃を配置するだけでは、錠剤位置の固定が難しい。また刃の上下動によってこうした機能を再現することは、錠剤切断器自体の機構の複雑化を招いてしまい、簡易で安価であるという利点を減じてしまうという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-291133公報
特許第4279933号公報
特許第5557811号公報
特許第5627508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる技術的課題を解決するためのものであり、簡易な構造でありながらも割れや欠けを生じにくい錠剤切断器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上のような課題を解決するべく、本発明の錠剤切断器は、本体部に載置された錠剤を保持する錠剤保持部と、前記錠剤保持部が設けられた側の本体部である第1本体部と、前記第1本体部に対して相対的に回動可能なように支持軸によって支持された第2本体部と、を有する錠剤切断器であって、前記第1本体部と、前記第2本体部とには、前記第2本体部が前記第1本体部と閉じ合わされた際に、前記錠剤保持部に載置された前記錠剤を両側から挟み込んで所定の位置で切断可能なように固定された2枚の刃が設けられており、前記第1本体部に設けられた一方の前記刃の延長方向に沿って、外力を加えない状態において前記第1本体部の床面から当該一方の刃の先端までの高さ以上の厚みを備えた弾力性部材を有し、前記弾力性部材の前記刃の前記延長方向先端には、切断された後の前記錠剤を収容する容器部が一体に成型されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の錠剤切断器によれば、簡易な構造でありながらも割れや欠けを生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態における錠剤切断器の全体構成の一例を示す図である。
図1に示した錠剤切断器から弾力性部材を取り外した外観構成の一例を示す図である。
図1に示した錠剤切断器の閉状態の外観構成の一例を示す図である。
図3に示した錠剤切断器の閉状態における構成の一例を示す断面図である。
錠剤切断器に取り付けられる弾力性部材の構成の一例を示す図である。
錠剤切断器の第1本体部の構成の一例を示す断面図である。
第1本体部に弾力性部材を装着するときの一例を示す図である。
錠剤切断器を用いた切断動作の一例を示す図である。
図8に示した切断動作中の弾力性部材及び刃の動作の一例を示す拡大図である。
比較例として従来の切断動作時の錠剤の状態の一例を示す図である。
図9で示した切断動作後の状態の一例を示す断面図である。
図11の後、切断された錠剤が容器部へと格納される様子を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下で述べる図面において、各方向は図に示すようなXYZの3軸直交座標系に沿って説明するが、かかる構成に限定されるものではない。
【0010】
図1には、本発明の第1の実施形態として、卓上で操作者の手によって開閉されることで本体内部に載置された錠剤を切断する錠剤切断器100を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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