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公開番号2025074907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023195511
出願日2023-10-30
発明の名称シート化粧料
出願人株式会社マックス
代理人
主分類A61K 8/02 20060101AFI20250507BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】拭き取り時の冷感効果と、拭き取り後の冷感効果の持続の双方に優れる一方で、拭き取り時と拭き取り後において肌に対する刺激感を十分に抑えたシート化粧料の提供。
【解決手段】シート基材と、前記シート基材に含浸された化粧料用組成物とを含むシート化粧料であって、前記化粧料用組成物は、成分A:エタノール、成分B:メントールおよび成分C:カンフルを含有することを特徴とするシート化粧料を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
シート基材と、前記シート基材に含浸された化粧料用組成物とを含むシート化粧料であって、
前記化粧料用組成物は、下記成分Ａ、下記成分Ｂおよび下記成分Ｃを含有することを特徴とするシート化粧料。
成分Ａ：エタノール
成分Ｂ：メントール
成分Ｃ：カンフル
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記化粧料用組成物１００質量％中、前記成分Ａの含有量が３０～５０質量％であり、前記成分Ｂの含有量が０．２～１質量％であり、前記成分Ｃの含有量が０．００４～０．６質量％である請求項１に記載のシート化粧料。
【請求項３】
前記化粧料用組成物が、下記成分Ｄをさらに含有する請求項１又は２に記載のシート化粧料。
成分Ｄ：糖アルコール
【請求項４】
前記シート基材１００質量部に対する前記化粧料用組成物の含浸量が２００～７００質量部である請求項１又は２に記載のシート化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シート化粧料に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、汗や皮脂などの汚れ、若しくはメイク汚れなどを拭き取る化粧料として、シート基材に化粧料用組成物を含浸させてなるシート化粧料が汎用されている。これらの中でも、汗や皮脂などの汚れを拭き取ることを目的とするシート化粧料では、さっぱりとした使用感を発揮させるために冷感効果を付与する試みがなされている。
【０００３】
このような冷感効果を発揮させるシート化粧料には、シート基材に含浸させる化粧料用組成物中において、気化熱を利用して実際に肌（皮膚）の表面温度を低下させるエタノールなどの低級アルコールや、感覚的に冷感効果を付与するメントールなどの清涼剤などが配合されている（例えば、特許文献１および２を参照）。
【０００４】
しかしながら、これらシート化粧料は、優れた冷感効果を発揮させることができる反面、低級アルコールや清涼剤の配合量しだいでは、拭き取り時や拭き取り後において肌に対して好ましくない強い刺激感を与えてしまうといった問題があった。一方、肌に対して強い刺激を感じない範囲で冷感効果の付与を試みると、拭き取り時ではある程度の冷感効果を付与することはできるものの、拭き取り後において、その冷感の持続効果が得られ難いといった課題もあった。
【０００５】
そのため、拭き取り時と拭き取り後の刺激感のなさと、拭き取り後の冷感効果の持続の双方を十分に満足させるシート化粧料の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０２０－１５８４２９号公報
特開２００７－１７６８５０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものである。すなわち、拭き取り時の冷感効果と、拭き取り後の冷感効果の持続の双方に優れる一方で、拭き取り時と拭き取り後において肌に対する刺激感を十分に抑えたシート化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
即ち、本発明は、シート基材と、前記シート基材に含浸された化粧料用組成物とを含み、前記化粧料用組成物は、下記成分Ａ、下記成分Ｂおよび下記成分Ｃを含有することを特徴とするシート化粧料を提供する。
成分Ａ：エタノール
成分Ｂ：メントール
成分Ｃ：カンフル
【０００９】
上記化粧料用組成物１００質量％中、前記成分Ａの含有量が３０～５０質量％であり、前記成分Ｂの含有量が０．２～１質量％であり、前記成分Ｃの含有量が０．００４～０．６質量％であることが好ましい。
【００１０】
上記化粧料用組成物が、下記成分Ｄをさらに含有することが好ましい。
糖アルコール
（【００１１】以降は省略されています）

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