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公開番号2025082957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196546
出願日2023-11-20
発明の名称複写防止媒体および複写防止媒体の製造方法
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B42D 25/435 20140101AFI20250523BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】ユーザの需要や要望に合わせて、複写防止のための表示の形状や場所を自在に可変できる複写防止媒体および複写防止媒体の製造方法を提案すること。
【解決手段】本開示に係る複写防止媒体は、情報の複写を防止するための複写防止部を有するとともに、表面層と、前記表面層より下層に配置される層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、前記示温インキ層より下層に配置される反射層と、を備える。前記複写防止部は、前記表面層の一部をレーザーで除去することにより前記複写防止部に対応する領域が形成され、かつ、前記示温インキ層が熱印加され当該領域に前記反射層が表出することで形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
情報の複写を防止するための複写防止部を有する複写防止媒体であって、
表面層と、
前記表面層より下層に配置される層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、
前記示温インキ層より下層に配置される反射層と、を備え、
前記複写防止部は、
前記表面層の一部をレーザーで除去することにより前記複写防止部に対応する領域が形成され、かつ、前記示温インキ層が熱印加され当該領域に前記反射層が表出することで形成される、
ことを特徴とする複写防止媒体。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記複写防止媒体は、
情報を記録するための文字もしくは記号が印字される印字部をさらに有し、
前記複写防止部は、
表出した反射層が複写のために照射される光を反射することにより、前記領域に含まれる前記印字部の複写を防止する、
ことを特徴とする請求項1に記載の複写防止媒体。
【請求項3】
前記表面層の地模様と前記示温インキ層とが同色で形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の複写防止媒体。
【請求項4】
前記反射層は、
複写のために照射される光を反射する金属により形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の複写防止媒体。
【請求項5】
さらに、前記表面層と前記示温インキ層の間に透明層を備え、
前記印字部は、
前記透明層に形成される、
ことを特徴とする請求項2に記載の複写防止媒体。
【請求項6】
情報の複写を防止するための複写防止部を有する複写防止媒体の製造方法であって、
表面層と、
前記表面層より下層に配置される層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、
前記示温インキ層より下層に配置される反射層と、を互いに結合し、
前記表面層の一部をレーザーで除去することにより前記複写防止部に対応する領域を形成し、かつ、前記示温インキ層が熱印加され当該領域に前記反射層が表出することで当該複写防止部を形成する、
ことを特徴とする複写防止媒体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、媒体に記載された情報が複写されることを防止する機能を有する複写防止媒体および複写防止媒体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
カード等の情報表示(記憶)媒体において、当該カードに記載された情報が複写されることを防止する複写防止機能を有するカードが知られている。
【0003】
例えば、コピー機が照射する光を金属光沢面で正反射させ、その反射光を受光部に至らせないことにより金属光沢面を黒色として再現することで、情報が複写されることを防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。また、カードが複写されたこと自体を判定するための技術として、例えば、特定温度の熱印加で色変化させることにより真贋判定用の情報を表示する技術が知られている(例えば、特許文献2)。また、カードに印刷された万線の太さや、地模様の網点の密度を変化させることにより、コピー機器等で複写した際に文字等を浮き出させる技術が知られている(例えば、特許文献3や特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平09-234942号公報
特開2021-154673号公報
特開2001-353953号公報
実公平05-001419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術によれば、カード等が複写された場合であっても、カードに記載された情報は再現されないため、情報が漏洩することを防止できる。
【0006】
しかし、媒体への印刷は、通常、製版に従って行われる。このため、複写防止のための金属光沢層を形成する領域が固定されてしまい、様々なレイアウトを採りうる種々のカード等の媒体に上記技術を適用することは難しい。
【0007】
そこで、本開示では、ユーザの需要や要望に合わせて、複写防止のための領域を自在に可変できる複写防止媒体および複写防止媒体の製造方法を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示に係る複写防止媒体は、情報の複写を防止するための複写防止部を有するとともに、表面層と、前記表面層より下層に配置される層であって、熱印加に反応して透明化する示温インキを含む示温インキ層と、前記示温インキ層より下層に配置される反射層と、を備える。前記複写防止部は、前記表面層の一部をレーザーで除去することにより前記複写防止部に対応する領域が形成され、かつ、前記示温インキ層が熱印加され当該領域に前記反射層が表出することで形成される。
【発明の効果】
【0009】
実施形態の一態様によれば、情報表示媒体において、ユーザの需要や要望に合わせて、複写防止のための領域を自在に可変することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る複写防止カードを示す図である。
実施形態に係る複写防止カードの構成例を示す図である。
実施形態に係る複写防止部の形成手順を示す図である。
実施形態に係る複写防止カードの印字手順を示す図である。
実施形態に係る複写防止カードの複写防止機能を説明するための図である。
変形例に係る複写防止カードの構成例を示す図である。
変形例に係る複写防止カードの他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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