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公開番号
2025082684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196180
出願日
2023-11-17
発明の名称
イメージセンサ及びその製造方法
出願人
日本放送協会
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10F
39/18 20250101AFI20250522BHJP()
要約
【課題】柔軟性を備え、且つ、製造コストの低減と歩留まりの向上を実現することができる、イメージセンサ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】イメージセンサは、柔軟性を有するイメージセンサチップを備えるイメージセンサであって、前記イメージセンサチップは、支持基板が除去されたSOI(Silicon on Insulator)チップであり、各画素において、フォトダイオードを含む受光部が受光部半導体活性層に形成され、画素の回路部が回路部半導体活性層に形成され、前記受光部半導体活性層よりも前記回路部半導体活性層の厚さが薄いことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
柔軟性を有するイメージセンサチップを備えるイメージセンサであって、
前記イメージセンサチップは、支持基板が除去されたSOI(Silicon on Insulator)チップであり、
各画素において、フォトダイオードを含む受光部が受光部半導体活性層に形成され、画素の回路部が回路部半導体活性層に形成され、
前記受光部半導体活性層よりも前記回路部半導体活性層の厚さが薄い、
イメージセンサ。
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【請求項2】
請求項1に記載のイメージセンサにおいて、
前記イメージセンサの信号処理回路が前記回路部半導体活性層に形成されている、イメージセンサ。
【請求項3】
請求項2に記載のイメージセンサにおいて、
前記イメージセンサの入出力パッドが、前記受光部半導体活性層と同じ厚さのパッド部半導体活性層上に形成されている、イメージセンサ。
【請求項4】
請求項1に記載のイメージセンサにおいて、
前記受光部半導体活性層の厚さが3μm~5μmであり、前記回路部半導体活性層の厚さが20nm~300nmである、イメージセンサ。
【請求項5】
請求項4に記載のイメージセンサにおいて、
前記回路部半導体活性層がFDSOI(Fully-depleted Silicon on Insulator)である、イメージセンサ。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のイメージセンサにおいて、
フレキシブル基板上に接着層を介して前記イメージセンサチップが積層されている、イメージセンサ。
【請求項7】
請求項6に記載のイメージセンサにおいて、
前記フレキシブル基板は表面が凹面形状の台座であり、又は、前記フレキシブル基板は表面が凹面形状の台座を備え、
前記イメージセンサチップが前記台座の表面に固定されている、イメージセンサ。
【請求項8】
各画素において、回路部半導体活性層の厚さが、受光部半導体活性層の厚さよりも薄いSOI基板を形成する工程と、
前記SOI基板の前記受光部半導体活性層にフォトダイオードを含む受光部を形成し、前記回路部半導体活性層に画素の回路部を形成する工程と、
前記SOI基板から支持基板を除去し、イメージセンサチップを形成する工程と、
を備える、イメージセンサの製造方法。
【請求項9】
請求項8に記載のイメージセンサの製造方法において、
各画素において、回路部半導体活性層の厚さが、受光部半導体活性層の厚さよりも薄いSOI基板を形成する工程は、
半導体活性層となる半導体基板の一方の主面に凹部を形成する工程と、
前記凹部が形成された前記半導体基板の前記主面に絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の前記凹部が形成された一方の主面に前記絶縁膜を介して支持基板を貼り合わせる工程と、
前記半導体基板の他方の主面を前記回路部半導体活性層及び受光部半導体活性層が所定の厚さになるまで除去する工程と、
を備える、イメージセンサの製造方法。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のイメージセンサの製造方法において、
さらに、前記イメージセンサチップを、接着層を介してフレキシブル基板に接着する工程を備える、イメージセンサの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサ及びその製造方法に関し、特に、フレキシブルな構造を有するイメージセンサとその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フレキシブルディスプレイやウェアラブルな電子機器等、半導体デバイスの用途が様々に広がっており、柔軟性を備えた半導体デバイスの開発が進められている。
【0003】
本発明者らは、高精細・高フレームレートなどCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ本来の高い性能を有し、かつ自由に曲げることのできる新しいイメージセンサの実現を目指しており、FDSOI(Fully-depleted silicon on insulator)基板上に形成したCMOS回路と光電変換膜を、プラスチック製の柔軟な基板に転写して作製する、フレキシブルCMOSイメージセンサの研究を進めている(非特許文献1)。柔軟性を備えたイメージセンサは、レンズの収差をセンサ面で改善することができ、また、ウェアラブルな電子機器への適用が可能である等、多くの利点・用途が期待されている。
【0004】
図8A~図8Fに、本発明者らがこれまでに開発した半導体デバイス(イメージセンサ)とその製造工程を示す。
【0005】
図8Aは、CMOS回路の形成工程である。FDSOI基板は、支持基板11上に絶縁膜12を介してSi(シリコン)層13が設けられている。このSi層13にp型及びn型のMOSトランジスタ14を形成し、CMOS回路を形成する。さらに、配線層15、絶縁膜16、画素電極17及び入出力パッド18等、必要な電極・配線を形成する。
【0006】
次いで、図8Bに示すように、CMOS回路の表面に、仮接着基板20を貼り付ける。仮接着基板20は、紫外線照射で粘着力が低下する機能を持つ基板であることが望ましい。その後、FDSOI基板の支持基板11を、研削及び/又はエッチングにより除去し、薄膜化されたCMOSデバイスチップ10を作製する。
【0007】
次に、フレキシブル基板30を準備し、その表面に接着層40として両面粘着性の導電性粘着フィルム40を設ける。この接着層40は、金属膜であってもよい。図8Cに示すように、仮接着基板20とともにCMOSデバイスチップ10の裏面(絶縁膜12)を、接着層40を介してフレキシブル基板30に接着する。
【0008】
図8Dにおいて、仮接着基板20に紫外線を照射して粘着力を低下させ、仮接着基板20を剥離する。
【0009】
次に、CMOSデバイスチップ10の表面に、図8Eに示すように、画素電極17に接続する光電変換膜50を作製する。光電変換膜50は、結晶セレン(c-Se)等からなる。
【0010】
最後に、図8Fに示すように、CMOSデバイスチップ10にFPC(Flexible Printed Circuits)等の入出力配線60を圧着し、チップ10の入出力パッド18と接続する。
(【0011】以降は省略されています)
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