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公開番号
2025082423
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195729
出願日
2023-11-17
発明の名称
保持装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01L
21/683 20060101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ガス流路内での異常放電を抑制しつつ、保持装置の大型化を抑制する。
【解決手段】保持装置1は、第1表面S1、及び第1表面S1の反対側に位置する第2表面S2を有する絶縁性の板状部材11と、板状部材11の内部に形成されるガス流路と、板状部材11の内部に形成される第1電極50と、板状部材11の内部に形成され、第1電極50に接続される配線70とを有する保持基板10を備える。ガス流路は、第1表面S1側に開口したガス流出口12Bを含み、ガス流出口12Bから第2表面S2側に延びた縦流路部と、縦流路部と接続し、第1表面S1に対して平行に延びた横流路部14とを有し、第1電極50は、横流路部14内に露出して配される露出部51を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、
前記板状部材の内部に形成されるガス流路と、
前記板状部材の内部に形成される第1電極と、
前記板状部材の内部に形成され、前記第1電極に接続される配線とを有する保持基板を備える保持装置であって、
前記ガス流路は、前記第1表面側に開口したガス流出口を含み、前記ガス流出口から前記第2表面側に延びた縦流路部と、前記縦流路部と接続し、前記第1表面に対して平行に延びた横流路部とを有し、
前記第1電極は、前記横流路部内に露出して配される露出部を有する、保持装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記配線は、前記保持基板に接合される金属部材または端子に接続されている、請求項1に記載の保持装置。
【請求項3】
前記板状部材の内部に形成され、前記第1表面に直交する方向について前記第1電極と同じ位置に配される第2電極をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
【請求項4】
前記第1電極と前記第2電極とは同電位となっている、請求項3に記載の保持装置。
【請求項5】
前記横流路部が延びる方向に直交する方向の寸法を幅と定義した場合に、前記露出部の幅は前記横流路部の幅よりも小さい、請求項3に記載の保持装置。
【請求項6】
前記第1電極は、前記露出部と連続して形成され、前記横流路部内に露出されない埋設部を有する、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
【請求項7】
前記露出部は、前記横流路部における前記第1表面側の内壁に配置されている、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、保持装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
保持装置の一例として、下記特許文献1に記載の静電チャックが知られている。この静電チャックは、第1の面と第2の面とを有するプレートと、第1の面に近接してプレート内に埋め込まれた第1の電極と、第2の面に近接してプレート内に埋め込まれた第2の電極と、第1の電極を第2の電極に連結する複数の導電性要素と、プレート内で、かつ第1の電極と第2の電極との間に配置された第1のガスチャネルと、プレートの第2の面から第1のガスチャネルへ延在するガス注入口と、プレートの第1の面から第1のガスチャネルへ延在する複数のガス排出口とを含む。
【0003】
基板やウェハ等のプラズマ処理を行う際には、プラズマ処理チャンバ等の内部に、プレートの第1の面が上面、第2の面が下面となる姿勢で静電チャックを配置し、第1の面上に基板等を保持させる。そして、プレートの下方に配される金属製の冷却板に高周波電力を印加し、プラズマを発生させるとともに、基板等にバイアス電圧を生じさせる。また、プレートの第1の面に保持された基板等の温度制御性を高めるため、ヘリウム等の熱伝導性ガスが、第2の面側からプレート内のガス流路を介して第1の面側に送られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/185395号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、処理の高速化等を図るため、プラズマ処理時に印加される高周波電力が高電圧化されている。この結果、冷却板と基板等との間の電位差が大きくなり、ガス流路内において意図しない異常放電(アーク放電)が発生する場合がある。特許文献1の静電チャックでは、第1のガスチャネルの上下に第1の電極及び第2の電極を配置することにより、第1のガスチャネル内での異常放電を抑制している。しかし、特許文献1に記載の構成によれば、プレート内に第1の電極及び第2の電極を形成することにより、プレートの厚みが大きくなることが懸念される。
【0006】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ガス流路内での異常放電を抑制しつつ、保持装置の大型化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の保持装置は、第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成されるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される第1電極と、前記板状部材の内部に形成され、前記第1電極に接続される配線とを有する保持基板を備える保持装置であって、前記ガス流路は、前記第1表面側に開口したガス流出口を含み、前記ガス流出口から前記第2表面側に延びた縦流路部と、前記縦流路部と接続し、前記第1表面に対して平行に延びた横流路部とを有し、前記第1電極は、前記横流路部内に露出して配される露出部を有する、保持装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ガス流路内での異常放電を抑制しつつ、保持装置の大型化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1にかかる保持装置の外観構成を模式的に表した斜視図である。
図2は、実施形態1にかかる保持装置の内部構造を模式的に表した断面図である。
図3は、基板側ガス流路の一部を拡大した保持装置の断面図である。
図4は、水平方向における第1電極、第2電極、及び横流路部の配置について説明する説明図である。
図5は、実施形態2にかかる基板側ガス流路の一部を拡大した保持装置の断面図である。
図6は、実施形態3にかかる基板側ガス流路の一部を拡大した保持装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の保持装置は、第1表面、及び前記第1表面の反対側に位置する第2表面を有する絶縁性の板状部材と、前記板状部材の内部に形成されるガス流路と、前記板状部材の内部に形成される第1電極と、前記板状部材の内部に形成され、前記第1電極に接続される配線とを有する保持基板を備える保持装置であって、前記ガス流路は、前記第1表面側に開口したガス流出口を含み、前記ガス流出口から前記第2表面側に延びた縦流路部と、前記縦流路部と接続し、前記第1表面に対して平行に延びた横流路部とを有し、前記第1電極は、前記横流路部内に露出して配される露出部を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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