TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025082143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195417
出願日
2023-11-16
発明の名称
複数ケーブル用密閉構造
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
F16C
1/10 20060101AFI20250521BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】容易かつ確実に複数のケーブルを防水する。
【解決手段】水が入る流体収容体Bの開口部B1から複数のケーブルCが貫通した状態で、開口部B1を防水する構造であり、開口部B1に取り付けられるハウジング2と、ハウジング2内に収容され、第1の貫通孔33が環状の軌跡上に複数形成され、該軌跡の内側に位置する第1の挟持板内部31と、軌跡の外側に位置する第1の挟持板外部32とに分割された第1の挟持板3と、ハウジング2内の第1の挟持板3の上側に収容され、ケーブル孔41が複数形成され、外周縁から形成された切り込み42からケーブルCをケーブル孔41に挿入可能なガスケット板4と、ガスケット板4の上側に配設され、第2の貫通孔53が環状の軌跡上に複数形成され、該軌跡の内側に位置する第2の挟持板内部51と、軌跡の外側に位置する第2の挟持板外部52とに分割された第2の挟持板5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流体が入る流体収容体の開口部から複数のケーブルが貫通した状態で、前記開口部を密閉するための複数ケーブル用密閉構造であり、
前記開口部に取り付けられる筒状のハウジングと、
板状で前記ハウジング内に収容され、前記ケーブルが貫通する孔である第1の貫通孔が環状の軌跡上に複数形成され、前記軌跡に沿って、前記軌跡の内側に位置する第1の挟持板内部と、前記軌跡の外側に位置する第1の挟持板外部とに分割された第1の挟持板と、
板状で前記ハウジング内の前記第1の挟持板の上側に収容され、前記ケーブルが貫通する孔であるケーブル孔が環状の軌跡上に複数形成され、外周縁から前記各ケーブル孔に対して切り込みが形成されて、前記切り込みから前記ケーブルを前記ケーブル孔に挿入可能なガスケット板と、
前記ガスケット板の上側に配設され、前記ケーブルが貫通する孔である第2の貫通孔が環状の軌跡上に複数形成され、前記軌跡に沿って、前記軌跡の内側に位置する第2の挟持板内部と、前記軌跡の外側に位置する第2の挟持板外部とに分割された第2の挟持板と、
を備え、前記第2の挟持板を前記ハウジングに固定することで、前記第1の挟持板と前記第2の挟持板とで前記ガスケット板が押圧されて、前記ガスケット板の切り込みが密閉される、
ことを特徴とする複数ケーブル用密閉構造。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
筒状で外周縁から内周縁に至って形成された切り込みを介してケーブルを挿入可能で、前記ガスケット板の前記ケーブル孔内に装着可能なインサートガスケットを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の複数ケーブル用密閉構造。
【請求項3】
前記ガスケット板の切り込みが、前記ガスケット板の厚み方向に対して斜めに形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の複数ケーブル用密閉構造。
【請求項4】
前記ガスケット板の切り込みの面に凹凸が形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の複数ケーブル用密閉構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のケーブルをまとめて気密、水密するための複数ケーブル用密閉構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、水が蓄えられた構造物の開口部にケーブルが貫通する場合に、開口部を防水する必要があるが、ケーブルを容易に固定でき、かつ、防水性にも優れる、という防水固定構造が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。この防水固定構造は、開口部の内周に雌ネジが形成された収容部と、ケーブルが貫通する孔が形成されたガスケットおよび座金と、収容部の雌ネジに螺合する雄ネジと、を備える。そして、雄ネジを雌ネジに螺合することで、座金を介してガスケットを押圧するものである。
【0003】
また、ガスケットには、ケーブルを挿通するための切断面が、ケーブルの軸方向に対して斜めに形成されている。これにより、ケーブルを切断面からガスケットに挿入できるとともに、切断面が斜めに形成されているため、ガスケットを押圧した際に、切断面が密着して防水効果が向上する、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-262439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、開口部に複数のケーブルを貫通させる場合、特許文献1に記載の防水固定構造では、ガスケットと座金に複数の貫通孔を設ける必要がある。そして、ケーブルの防水位置(防水部位)を切断面からガスケットに挿入するとともに、ケーブルを先端から防水位置まで座金の貫通孔に挿入しなければならず、作業に手間と時間を要する。しかも、ケーブルの先端に端子などが設けられている場合には、ケーブルの先端を座金の貫通孔に挿入することができない。
【0006】
そこで本発明は、容易かつ確実に複数のケーブルを密閉可能な複数ケーブル用密閉構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、流体が入る流体収容体の開口部から複数のケーブルが貫通した状態で、前記開口部を密閉するための複数ケーブル用密閉構造であり、前記開口部に取り付けられる筒状のハウジングと、板状で前記ハウジング内に収容され、前記ケーブルが貫通する孔である第1の貫通孔が環状の軌跡上に複数形成され、前記軌跡に沿って、前記軌跡の内側に位置する第1の挟持板内部と、前記軌跡の外側に位置する第1の挟持板外部とに分割された第1の挟持板と、板状で前記ハウジング内の前記第1の挟持板の上側に収容され、前記ケーブルが貫通する孔であるケーブル孔が環状の軌跡上に複数形成され、外周縁から前記各ケーブル孔に対して切り込みが形成されて、前記切り込みから前記ケーブルを前記ケーブル孔に挿入可能なガスケット板と、前記ガスケット板の上側に配設され、前記ケーブルが貫通する孔である第2の貫通孔が環状の軌跡上に複数形成され、前記軌跡に沿って、前記軌跡の内側に位置する第2の挟持板内部と、前記軌跡の外側に位置する第2の挟持板外部とに分割された第2の挟持板と、を備え、前記第2の挟持板を前記ハウジングに固定することで、前記第1の挟持板と前記第2の挟持板とで前記ガスケット板が押圧されて、前記ガスケット板の切り込みが密閉される、ことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の複数ケーブル用密閉構造において、筒状で外周縁から内周縁に至って形成された切り込みを介してケーブルを挿入可能で、前記ガスケット板の前記ケーブル孔内に装着可能なインサートガスケットを備える、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の複数ケーブル用密閉構造において、前記ガスケット板の切り込みが、前記ガスケット板の厚み方向に対して斜めに形成されている、ことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の複数ケーブル用密閉構造において、前記ガスケット板の切り込みの面に凹凸が形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本無線株式会社
音声通信方式
22日前
日本無線株式会社
複数ケーブル用密閉構造
9日前
日本無線株式会社
物標探知装置および探知画像生成方法
10日前
日本無線株式会社
物標探知装置および探知画像処理方法
10日前
日本無線株式会社
波浪解析装置、レーダ装置および波浪解析方法
4日前
日本無線株式会社
ビーム制御器、無線通信装置、およびビーム制御方法
15日前
日本無線株式会社
気象レーダ用送信機および気象レーダ用送信機における送信電力調整方法
14日前
日本無線株式会社
レーダ発信源検知装置、レーダ発信源検知ドローン及びレーダ発信源検知プログラム
1日前
日本無線株式会社
海洋マイクロ波レーダ信号処理装置、海洋マイクロ波レーダ信号処理プログラム及び海洋マイクロ波レーダシステム
14日前
日本無線株式会社
海洋マイクロ波レーダ信号処理装置、海洋マイクロ波レーダ信号処理プログラム及び海洋マイクロ波レーダシステム
21日前
日本無線株式会社
テストデータ補間方法、テストデータ補間プログラム、水位予測データ出力方法、水位予測データ出力プログラム、水位予測的中率算出方法及び水位予測的中率算出プログラム
8日前
個人
流路体
4か月前
個人
ホース保持具
1か月前
個人
クラッチ装置
4か月前
個人
トーションバー
2か月前
個人
ボルトナットセット
2か月前
個人
回転式配管用支持具
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
22日前
個人
固着具と成形品部材
4か月前
株式会社オンダ製作所
継手
3か月前
株式会社アイシン
駆動装置
4か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
個人
ベルトテンショナ
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
株式会社三協丸筒
枠体
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
15日前
日東電工株式会社
断熱材
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
17日前
株式会社不二工機
逆止弁
4か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る