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公開番号2025079771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2024042004
出願日2024-03-18
発明の名称製袋包装装置
出願人株式会社イシダ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類B65H 19/18 20060101AFI20250515BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】2つのフィルムを接続する際にフィルムの切れ端が発生することを抑制する。
【解決手段】製袋包装装置は、第1フィルムF1による製袋から第2フィルムF2による製袋に切り替えるときに、第1インパルスシーラー64aは、第1フィルムF1のうち製袋終了フィルムF1Eと、第2フィルムF2のうち始端切れ端F2Tとを接続して、第1接続フィルムF1E・F2Tを生成する。第2インパルスシーラー64bは、第1フィルムF1のうち始端側の第3部分と、第2フィルムF2のうち第4部分とを接続して、第2接続フィルムF1・F2を生成する。
【選択図】図8B
特許請求の範囲【請求項1】
フィルムが巻かれた第1フィルムロールを保持する第1保持部と、
フィルムが巻かれた第2フィルムロールを保持する第2保持部と、
フィルム搬送方向にフィルムを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記フィルムによって、物品が収容された袋を製袋する製袋包装部と、
前記フィルム搬送方向と交差する方向に延びて配置される接合部を有し、前記第1フィルムロールから引き出されたフィルムである第1フィルムと前記第2フィルムロールから引き出されたフィルムである第2フィルムとが重なる第1位置および第2位置において、前記接合部によって前記第1フィルムと前記第2フィルムとを接続する接続部と、
前記第1フィルムおよび前記第2フィルムを、前記第1位置と前記第2位置との間の位置において切断する切断部と、
を備え、
前記第1フィルムによる製袋から前記第2フィルムによる製袋に切り替える際、
前記接合部は、
前記第1フィルムのうち前記第1保持部側の第1部分と、前記第2フィルムのうち始端側の第2部分とを接続して、前記第1部分と前記第2部分とが接続されたフィルムである第1接続フィルムを生成し、
前記第1フィルムのうち始端側の第3部分と、前記第2フィルムのうち前記第2保持部側の第4部分とを接続して、前記第3部分と前記第4部分とが接続されたフィルムである第2接続フィルムを生成する、
製袋包装装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記接合部は、それぞれ前記フィルム搬送方向と交差する方向に延び且つ前記フィルム搬送方向に所定距離を隔てて配置される第1シール部および第2シール部を有し、
前記第1シール部は、前記第1位置において、前記第1フィルムと前記第2フィルムとを接続し、
前記第2シール部は、前記第2位置において、前記第1フィルムと前記第2フィルムとを接続し、
前記第1フィルムによる製袋から前記第2フィルムによる製袋に切り替える際、
前記第1シール部は、前記第1部分と前記第2部分とを接続して、前記第1接続フィルムを生成し、
前記第2シール部は、前記第1部分と前記第2部分とを接続して、前記第2接続フィルムを生成する、
請求項1に記載の製袋包装装置。
【請求項3】
前記切断部は、前記第1フィルムの前記第1部分と前記第3部分との間、および、前記第2フィルムの前記第2部分と前記第4部分との間を切断する、
請求項1又は2に記載の製袋包装装置。
【請求項4】
前記第1接続フィルムの生成、前記第2接続フィルムの生成、および、前記第1フィルムおよび前記第2フィルムの切断の後、前記第1フィルムによる製袋から前記第2接続フィルムによる製袋に切り替わり、さらに、前記第2接続フィルムによる製袋から前記第2フィルムによる製袋に切り替わる、
請求項3に記載の製袋包装装置。
【請求項5】
前記接続部の制御を行う制御部をさらに備え、
前記接合部は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとを熱溶着させ、
前記制御部は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの熱溶着の時間を、重なり合う前記第1フィルムおよび前記第2フィルムの接触面がフィルム表面であるのかフィルム裏面であるのかに応じて変更する、
請求項1又は2に記載の製袋包装装置。
【請求項6】
前記接続部を移動させる移動部をさらに備え、
前記第1フィルムによる製袋から前記第2フィルムによる製袋に切り替えるときに、前記移動部が前記接続部を移動させる、
請求項2に記載の製袋包装装置。
【請求項7】
前記移動部の制御を行う制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1フィルムによる製袋から前記第2フィルムによる製袋に切り替えるときの前記接続部の位置と、前記第2フィルムによる製袋から前記第1フィルムによる製袋に切り替えるときの前記接続部の位置とが異なるように、前記移動部を制御する、
請求項6に記載の製袋包装装置。
【請求項8】
前記搬送部は、前記第1位置における前記接合部による前記第1フィルムと前記第2フィルムとの接続のあと、前記第2位置における前記接合部による前記第1フィルムと前記第2フィルムとの接続の前に、前記第1フィルムおよび前記第2フィルムを搬送する、
請求項1に記載の製袋包装装置。
【請求項9】
前記切断部は、前記第2位置における前記接合部による前記第1フィルムと前記第2フィルムとの接続のあとに、前記第1フィルムおよび前記第2フィルムを、前記第1位置と前記第2位置との間の位置において切断する、
請求項8に記載の製袋包装装置。
【請求項10】
前記搬送部は、前記第2位置における前記接合部による前記第1フィルムと前記第2フィルムとの接続のあと、前記切断部による前記第1フィルムおよび前記第2フィルムの切断の前に、前記切断部による前記第1フィルムおよび前記第2フィルムの切断の位置に合わせて前記第1フィルムおよび前記第2フィルムを搬送する、
請求項9に記載の製袋包装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製袋包装装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、フィルムを使って物品を自動包装する製袋包装装置において、使用中のフィルムロールとは別のフィルムロールを予めセットしておき、フィルムロールのフィルムが残り少なくなってきたときに別のフィルムロールの始端の部分を自動的に接続させ、装置を止める時間を短くしてフィルムロールを切り替える技術が知られている。例えば、特許文献1(特開2008-1429号公報)には、フィルムロールの切り替えを自動的に行う包装装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に示されているような従来の包装装置では、2つのフィルムを自動的に接続し、接続部分をカッターで切断して、その後に新しいフィルムロールから繰り出されるフィルムによる製袋包装を行っている。
【0004】
しかし、2つのフィルムを接続して、接続部分を切断すると、新しいフィルムの始端部分がフィルムの切れ端として残ってしまうため、この切れ端を人間の手で除去する必要がある。フィルムの切れ端を除去しなければ、その切れ端がフィルム搬送機構に巻き込まれたり包装装置の駆動機構に絡まったりして、包装装置の作動を阻害する恐れがあるからである。
【0005】
本発明の課題は、製袋包装装置において2つのフィルムを接続する際にフィルムの切れ端が発生することを抑制し、人手でフィルムの切れ端を除去するといった作業者の負担を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1観点の製袋包装装置は、第1保持部と、第2保持部と、搬送部と、製袋包装部と、接続部と、切断部とを備えている。第1保持部は、フィルムが巻かれた第1フィルムロールを保持する。第2保持部は、フィルムが巻かれた第2フィルムロールを保持する。搬送部は、フィルム搬送方向にフィルムを搬送する。製袋包装部は、搬送部により搬送されるフィルムによって、物品が収容された袋を製袋する。接続部は、接合部を有している。接合部は、フィルム搬送方向と交差する方向に延びている。接続部は、第1位置および第2位置において、接合部によって、第1フィルムと第2フィルムとを接続する。第1位置および第2位置は、第1フィルムと第2フィルムとが重なる位置である。第1フィルムは、第1フィルムロールから引き出されたフィルムである。第2フィルムは、第2フィルムロールから引き出されたフィルムである。切断部は、第1フィルムおよび第2フィルムを、第1位置と第2位置との間の位置において切断する。製袋包装装置では、第1フィルムによる製袋から第2フィルムによる製袋に切り替えるときに、接合部は第1接続フィルムを生成し第2接続フィルムを生成する。具体的には、接合部は、第1フィルムのうち第1保持部側の第1部分と、第2フィルムのうち始端側の第2部分とを接続して、第1部分と第2部分とが接続されたフィルムである第1接続フィルムを生成する。接合部は、第1フィルムのうち始端側の第3部分と、第2フィルムのうち第2保持部側の第4部分とを接続して、第3部分と第4部分とが接続されたフィルムである第2接続フィルムを生成する。
【0007】
ここでは、第1フィルムによる製袋から第2フィルムによる製袋に切り替えるときに、製袋包装に用いることになる第2接続フィルムを生成するとともに、第2フィルムのうち始端側の第2部分を、第1フィルムのうち第1保持部側の第1部分に接続させて、第1接続フィルムを生成する。このため、第2フィルムの始端側の第2部分がフィルムの切れ端になることなく、第1フィルムの第1保持部側の第1部分に接続される。これにより、第1観点の製袋包装装置では、第2フィルムの始端側の第2部分がフィルムの切れ端になることが抑制され、人手でフィルムの切れ端を除去するといった作業者の負担が低減される。
【0008】
なお、第1フィルムおよび第2フィルムの切断部による切断は、第1フィルムと第2フィルムとが接続される前に行われてもよいし、第1フィルムと第2フィルムとが接続された後に行われてもよい。
【0009】
第2観点の製袋包装装置は、第1観点の製袋包装装置であって、接合部は、第1シール部および第2シール部を有している。第1シール部および第2シール部は、それぞれフィルム搬送方向と交差する方向に延びている。第1シール部および第2シール部は、フィルム搬送方向に所定距離を隔てて配置される。第1シール部は、第1位置において、第1フィルムと第2フィルムとを接続する。第2シール部は、第2位置において、第1フィルムと第2フィルムとを接続する。第1フィルムによる製袋から第2フィルムによる製袋に切り替える際、第1シール部は、第1部分と第2部分とを接続して第1接続フィルムを生成し、第2シール部は、第1部分と第2部分とを接続して第2接続フィルムを生成する。
【0010】
第3観点の製袋包装装置は、第1観点又は第2観点の製袋包装装置であって、切断部は、第1フィルムの第1部分と第3部分との間、および、第2フィルムの第2部分と第4部分との間を切断する。
(【0011】以降は省略されています)

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