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公開番号2025086134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199980
出願日2023-11-27
発明の名称X線検査装置
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 23/18 20180101AFI20250530BHJP(測定;試験)
要約【課題】製造コストの上昇を抑えつつ、異物の検出漏れを抑制可能なX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置は、物品を搬送方向に沿って搬送する搬送部と、搬送部により搬送される物品にX線を照射する照射部と、X線を検出すると共に平面状に配置される複数の検出素子を有するセンサ部と、センサ部から出力される検出結果に基づいて画像を生成する画像生成部と、画像に基づいて物品の検査を行う検査部と、を備え、複数の検出素子は、搬送方向と交差する交差方向における第1列に並ぶ第1検出素子と、第1列と並列する第2列に並ぶ第2検出素子とを含み、第2列に並ぶ第2検出素子の数は、第1列に並ぶ第1検出素子の数よりも多い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記物品にX線を照射する照射部と、
前記X線を検出すると共に平面状に配置される複数の検出素子を有するセンサ部と、
前記センサ部から出力される検出結果に基づいて画像を生成する画像生成部と、
前記画像に基づいて前記物品の検査を行う検査部と、
を備え、
前記複数の検出素子は、前記搬送方向と交差する交差方向における第1列に並ぶ第1検出素子と、前記第1列と並列する第2列に並ぶ第2検出素子とを含み、
前記第2列に並ぶ前記第2検出素子の数は、前記第1列に並ぶ前記第1検出素子の数よりも多い、
X線検査装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記画像は、第1画素と第2画素とを含み、
前記画像生成部は、
前記第1検出素子の検出結果を利用して前記第1画素を生成し、
複数の前記第2検出素子の検出結果を利用して前記第2画素を生成する、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記画像は、前記第1検出素子の検出結果を利用して生成される第1画素を含む第1画像と、複数の前記第2検出素子の検出結果を利用して生成される第2画素を含む第2画像とを含む、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記第1列に並ぶ前記第1検出素子のうち隣り合う2つの検出素子をそれぞれ第3検出素子及び第4検出素子としたとき、
前記第2画素の生成に利用される複数の前記第2検出素子の一部は、前記第3検出素子に対して前記搬送方向に並び、
前記第2画素の生成に利用される複数の前記第2検出素子の他の一部は、前記第4検出素子に対して前記搬送方向に並ぶ、請求項2または3に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記搬送方向における前記第1検出素子の寸法は、前記搬送方向における前記第2検出素子の寸法と同一であり、
前記交差方向における前記第1検出素子の寸法は、前記交差方向における前記第2検出素子の寸法の2以上の自然数倍である、請求項1~3のいずれか一項に記載のX線検査装置。
【請求項6】
前記第1列と前記第2列とは、前記搬送方向に沿って交互にそれぞれ複数列設けられる、請求項1~3のいずれか一項に記載のX線検査装置。
【請求項7】
物品を搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記物品にX線を照射する照射部と、
前記X線を検出すると共に平面状に配置される複数の検出素子を有するセンサ部と、
前記センサ部から出力される検出結果に基づいて画像を生成する画像生成部と、
前記画像に基づいて前記物品の検査を行う検査部と、
を備え、
前記複数の検出素子は、前記搬送方向と交差する交差方向における第1列に並ぶ第1検出素子と、前記第1列と並列する第2列に並ぶ第2検出素子とを含み、
前記搬送方向から見て、前記第1列において隣り合う2つの前記第1検出素子同士の間に対応する位置に前記第2検出素子が配置される、
X線検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、食料品、医薬品などの被検査物(物品)を検査するための装置として、X線などの電磁波を利用する検査装置が用いられる。例えば、特許文献1に記載の非破壊検査装置は、検査対象物に所定の電磁波を照射する電磁波照射手段と、搬送面に載置された検査対象物をY軸方向に搬送する搬送手段と、Y軸方向に配列されたM個の検出素子からなる検出素子群が、X軸方向にN列配列されてなる電磁波検出手段と、M×N個の検出素子のそれぞれと電磁波検出手段のY軸方向のいずれか一端の外側にある所定の接続先との間を電気的に接続するM×N本の配線と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6454820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載される非破壊検査装置では、電磁波検出手段として格子状に配列される検出素子群が用いられる。このような電磁波検出手段が用いられる場合であって、X軸方向において隣り合う検出素子同士の間を異物が通過した場合、当該異物は全ての検出素子によって検出されず、異物の検出漏れが生じるおそれがある。このような検出漏れを防止するために、例えば、検出素子群における検出素子の集積度を上げることが考えられる。ただ、単に検出素子の集積度を上げると、電磁波検出手段の製造コストが過剰に上昇してしまう。
【0005】
本発明の一側面の目的は、製造コストの上昇を抑えつつ、異物の検出漏れを抑制可能なX線検査装置の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係るX線検査装置は、物品を搬送方向に沿って搬送する搬送部と、搬送部により搬送される物品にX線を照射する照射部と、X線を検出すると共に平面状に配置される複数の検出素子を有するセンサ部と、センサ部から出力される検出結果に基づいて画像を生成する画像生成部と、画像に基づいて物品の検査を行う検査部と、を備え、複数の検出素子は、搬送方向と交差する交差方向における第1列に並ぶ第1検出素子と、第1列と並列する第2列に並ぶ第2検出素子とを含み、第2列に並ぶ第2検出素子の数は、第1列に並ぶ第1検出素子の数よりも多い。
【0007】
このX線検査装置によれば、センサ部が有する複数の検出素子は、搬送方向と交差する交差方向における第1列に並ぶ第1検出素子と、第1列と並列する第2列に並ぶ第2検出素子とを含み、第2列に並ぶ第2検出素子の数は、第1列に並ぶ第1検出素子の数よりも多い。このため、第2検出素子が第1検出素子よりも小さくなり、センサ部を通過する異物が、第2列における複数の第2検出素子によって検出されやすくなる。よって、異物の検出漏れが発生しにくくなる。加えて、センサ部が第1検出素子及び第2検出素子の両方を含むことによって、センサ部が第2検出素子のみを有する場合と比較して、センサ部の製造コストの上昇が抑えられる。
【0008】
(2)上記(1)に記載のX線検査装置にて、画像は、第1画素と第2画素とを含み、画像生成部は、第1検出素子の検出結果を利用して第1画素を生成し、複数の第2検出素子の検出結果を利用して第2画素を生成してもよい。この場合、画像生成部によって生成される画像のコントラストを向上できる。
【0009】
(3)上記(1)に記載のX線検査装置にて、画像は、第1検出素子の検出結果を利用して生成される第1画素を含む第1画像と、複数の第2検出素子の検出結果を利用して生成される第2画素を含む第2画像とを含んでもよい。この場合、第1画像の明るさ、コントラストなどと、第2画像の明るさ、コントラストなどとの差を抑制できる。
【0010】
(4)上記(2)または(3)に記載のX線検査装置にて、第1列に並ぶ第1検出素子のうち隣り合う2つの検出素子をそれぞれ第3検出素子及び第4検出素子としたとき、第2画素の生成に利用される複数の第2検出素子の一部は、第3検出素子に対して搬送方向に並び、第2画素の生成に利用される複数の第2検出素子の他の一部は、第4検出素子に対して搬送方向に並んでもよい。この場合、第3検出素子と第4検出素子との間を通過した異物が、複数の第2検出素子の検出結果を利用して生成される第2画素に表示されやすくなる。このため、異物の検出漏れが良好に発生しにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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