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公開番号
2025079073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191500
出願日
2023-11-09
発明の名称
鮮度管理装置、鮮度管理システム、鮮度管理方法、及びプログラム
出願人
旭化成株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
G01N
33/02 20060101AFI20250514BHJP(測定;試験)
要約
【課題】茶葉が劣化する前に適切に出荷できるように、茶葉の鮮度をモニタリングできるシステムを提供する。
【解決手段】鮮度管理装置は、茶葉から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び第2状態から第1状態に切り替わるまでの検出期間において、センサから出力される信号を取得する取得部と、信号の波形の特徴量と茶葉の鮮度との関係を示す関係情報と、信号とに基づいて、茶葉の鮮度を推定する推定部とを備えてよい。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
茶葉から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、前記少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から前記少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部と、
信号の波形の特徴量と前記茶葉の鮮度との関係を示す関係情報と、前記信号とに基づいて、前記茶葉の鮮度を推定する推定部と
を備える鮮度管理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記センサは、前記茶葉から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有し、
前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得し、
前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせと前記茶葉の鮮度との関係を示す前記関係情報と、前記複数の信号とに基づいて、前記茶葉の鮮度を推定する、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項3】
前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含む、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項4】
前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含む、請求項3に記載の鮮度管理装置。
【請求項5】
前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項6】
前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含む、請求項2に記載の鮮度管理装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記茶葉の周囲の環境状態を検出するセンサから環境情報をさらに取得し、
前記推定部は、前記環境情報にさらに基づいて、前記茶葉の鮮度を推定する、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項8】
前記茶葉は、荒茶である、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項9】
前記茶葉は、袋に収容され、複数の前記袋は、予め定められた区画ごとに振り分けられ、
前記センサは、予め定められた区画ごとに前記信号を出力し、
前記鮮度管理装置は、
前記茶葉の鮮度に基づいて、区画ごとに出荷すべき袋の優先順位を決定する決定部と、
前茶葉の出荷量に応じて前記優先順位に基づく出荷すべき袋の区画を示す情報を出力する出力部と
をさらに備える、請求項1に記載の鮮度管理装置。
【請求項10】
請求項1から8の何れか1つに記載の鮮度管理装置と、
前記センサと、
前記茶葉を収容する袋の内部の空間に連通し、前記センサが前記少なくとも1つの物質に曝されない前記第1状態と前記少なくとも1つの物質に曝される前記第2状態との切り替えを行う切替機構と
を備える鮮度管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鮮度管理装置、鮮度管理システム、鮮度管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「通気性袋(大海袋)10に茶葉を封入し、一又は複数の該通気性袋10を気密性容器2内に収納して密封した後、該気密性容器2内の通気性袋10周囲に所定流量の不活性ガスを流しながら、不活性ガスと通気性袋10内の酸素が該通気性袋を介して置換する圧力となるように気密性容器2内圧力を保持し、通気性袋10内の酸素濃度が所定濃度以下となったら不活性ガスの流入を停止して気密性容器2を密閉して保管する」と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
【0003】
[特許文献1] 特開2008-054600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
茶葉が劣化する前に適切に出荷できるように、茶葉の鮮度をモニタリングできるシステムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る鮮度管理装置は、茶葉から発生する少なくとも1つの物質に反応して物理的に変化し、物理的な変化に応じた信号を出力する感応部を有するセンサが、前記少なくとも1つの物質に曝されない第1状態から前記少なくとも1つの物質に曝される第2状態に切り替わってから、再び前記第2状態から前記第1状態に切り替わるまでの検出期間において、前記センサから出力される信号を取得する取得部を備えてよい。前記鮮度管理装置は、信号の波形の特徴量と前記茶葉の鮮度との関係を示す関係情報と、前記信号とに基づいて、前記茶葉の鮮度を推定する推定部を備えてよい。
【0006】
前記鮮度管理装置において、前記センサは、前記茶葉から発生する前記少なくとも1つの物質に応じた物理的な変化の特性が異なる複数の感応部を有してよい。前記取得部は、前記検出期間において前記複数の感応部のそれぞれから出力される複数の信号を取得してよい。前記推定部は、前記複数の信号のうちの少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせと前記茶葉の鮮度との関係を示す前記関係情報と、前記複数の信号とに基づいて、前記茶葉の鮮度を推定してよい。
【0007】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記感応部は、前記少なくとも1つの物質が吸着し、内部に拡散することで変形する感応膜を含んでよい。
【0008】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記感応膜は、有機無機ハイブリッド材料を含んでよい。
【0009】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記信号の波形の特徴量は、前記信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる複数の分割波形の各振幅、前記複数の分割波形の各振幅の合計、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率、前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の合計、及び前記複数の分割波形の各振幅の各変化率の平均値の少なくとも1つを含んでよい。
【0010】
いずれかの前記鮮度管理装置において、前記少なくとも2つの信号の波形の特徴量の組み合わせは、前記少なくとも2つの信号の波形を予め定められた間隔で分割することで得られる前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の合計値同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率同士の比、前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の変化率の合計同士の比、及び前記少なくとも2つの信号のそれぞれの複数の分割波形の各振幅の平均値同士の比の少なくとも1つを含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)
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