TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025082287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2024197440
出願日
2024-11-12
発明の名称
ゴム状重合体及びそれを含むゴム組成物
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
8/42 20060101AFI20250521BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、良好な耐摩耗性とウェットグリップとを示しつつ、更にウェットグリップに相当する温度領域付近での材料強度を高めることができるゴム状重合体、及びそれを含むゴム組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】特定の式(1)~(4)で表される各構造単位からなる群より選択される2種以上の構造単位を含み、当該各構造単位のうち、少なくとも式(2)で表される構造単位を含み、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定される重量平均分子量が10万以上であり、レオメトリーシステム(ADVANCED RHEOMETRIC EXPANSION SYSTEM、ARES)による動的粘弾性解析から得られる温度別tanδグラフにおいて、-100℃~100℃の温度範囲に現れるtanδピークの半値幅(FWHM)値が20℃以上である、ゴム状重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)~(4)で表される各構造単位からなる群より選択される2種以上の構造単位を含み、当該各構造単位のうち、少なくとも式(2)で表される構造単位を含み、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定される重量平均分子量が10万以上であり、
下記条件にて測定するレオメトリーシステム(ADVANCED RHEOMETRIC EXPANSION SYSTEM、ARES)による動的粘弾性解析から得られる温度別tanδグラフにおいて、-100℃~100℃の温度範囲に現れるtanδピークの半値幅(FWHM)値が20℃以上である、
ゴム状重合体。
JPEG
2025082287000010.jpg
54
170
[レオメトリーシステムは、ゴム状重合体のサンプルを用い、ダイナミックメカニカルアナライザーを用いて、周波数10Hz、ひずみ0.5%、昇温速度5℃/minの条件下で、ねじりモードで測定する。]
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記式(1)~(4)で表される各構造単位の合計含有量を100mol%としたとき、
前記式(1)で表される構造の含有量C1と、前記式(2)で表される構造の含有量C2との合計含有量が、15mоl%以上50mоl%以下であり、
前記式(3)で表される構造の含有量C3が10mоl%以上30mоl%以下であり、
前記式(4)で表される構造の含有量C4が35mоl%以上65mоl%以下である、請求項1に記載のゴム状重合体。
【請求項3】
前記tanδピークの半値幅(FWHM)値が、20℃以上80℃以下である、請求項1又は2に記載のゴム状重合体。
【請求項4】
前記tanδピークは、-50℃~20℃の温度範囲に現れる、請求項1又は2に記載のゴム状重合体。
【請求項5】
芳香族ビニル単量体単位の含有量Sが25質量%以上45質量%以下である、請求項1又は2に記載のゴム状重合体。
【請求項6】
前記式(1)~(4)で表される各構造単位の合計含有量を100mol%としたとき、
前記式(1)で表される構造の含有量C1と前記式(2)で表される構造の含有量C2との合計含有量が、15mоl%以上30mоl%以下であり、前記式(3)で表される構造の含有量C3が14mоl%以上25mоl%以下であり、前記式(4)で表される構造の含有量C4が45mоl%以上60mоl%以下である、請求項1又は2に記載のゴム状重合体。
【請求項7】
ゴム状重合体の全体質量を基準として窒素原子の含有量が30ppm以上である、請求項1又は2に記載のゴム状重合体。
【請求項8】
前記ゴム状重合体が変性剤により変性された変性ゴム状重合体であり、
前記変性剤は、窒素含有官能基を含むアルコキシシラン系化合物である、請求項1又は2に記載のゴム状重合体。
【請求項9】
請求項1又は2に記載のゴム状重合体100質量部と、充填剤0.1質量部以上200質量部以下とを含む、ゴム組成物。
【請求項10】
前記充填剤は、シリカ系充填剤及び/又はカーボンブラック系充填剤である、請求項9に記載のゴム組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム状重合体及びそれを含むゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車に対する低燃費化の要求に伴い、タイヤ用ゴム材料として、走行抵抗が少なく、耐摩耗性、引張特性に優れるとともに、ウェットスキッド抵抗性に代表される調整安定性も兼備した共役ジエン系重合体が求められている。
【0003】
自動車のタイヤトレッドに求められる基本的な機能として、路面上の制動性と耐摩耗性がある。タイヤトレッドに用いられるゴム材料として、乾いた路面上だけでなく濡れた路面上でも優れた制動性能(ウェットグリップ性能)を持ち、かつ摩耗せず長持ちするようなゴム材料が求められている。
【0004】
従来から、耐摩耗性能の向上のため、ゴム組成物のガラス転移温度を低くするために、ゴム材料のガラス転移温度を低下させる技術が提案されている。
【0005】
一方において、ウェットグリップ性能の向上のため、ゴム組成物のガラス転移温度を高くする方法が知られており、ゴム組成物のガラス転移温度を高くするために、ゴム材料のガラス転移温度を高くさせる技術が提案されている。
【0006】
このように、一般的に濡れた路面上における制動性(ウェットグリップ性能)と、耐摩耗性とは相反しており、一方の性能の改善は、他方の性能の悪化を引き起こす傾向にある。タイヤトレッドゴムには、これらの特性の相反の解消が求められている。
【0007】
例えば、特許文献1では、ガラス転移開始温度とガラス転移終了温度との差を有する共役ジエン系重合体が開示されており、ウェットグリップ性能及び耐摩耗性のバランス改善が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2023-517122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、実際に濡れた路面での制動時には、路面との摩擦によりゴム材料に大きな応力が加わり、ゴム材料の一部がタイヤから欠けてしまう傾向にある。すなわち、濡れた路面での制動時の環境において、更にゴム材料としての強度も求められる。
【0010】
そこで、本発明は、良好な耐摩耗性とウェットグリップとを示しつつ、更にウェットグリップに相当する温度領域付近での材料強度を高めることができるゴム状重合体、及びそれを含むゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
旭化成株式会社
樹脂組成物
15日前
旭化成株式会社
電解セル構造体
1か月前
旭化成株式会社
紫外線発光素子
1か月前
旭化成株式会社
紫外線照射システム
8日前
旭化成株式会社
水酸化物の製造方法
17日前
旭化成株式会社
発光素子及び発光装置
1か月前
旭化成株式会社
深紫外線光源検査装置
10日前
旭化成株式会社
硬化性組成物及び合成皮革
5日前
旭化成株式会社
硬化性組成物及び合成皮革
5日前
旭化成株式会社
膜ろ過システムの運転方法
1か月前
旭化成株式会社
分岐ポリオキシメチレン樹脂
17日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物及び成形体
1か月前
旭ファイバーグラス株式会社
断熱箱体
11日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物及びその製造方法
1か月前
旭化成株式会社
蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス
1か月前
旭化成株式会社
蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス
1か月前
旭化成株式会社
蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス
1か月前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物、成形品およびその製造方法
15日前
旭化成株式会社
推定装置、推定システム、推定方法、及びプログラム
1か月前
旭化成株式会社
エアバッグ
10日前
旭化成株式会社
中空糸膜モジュールのリーク検出方法及びそのリーク検出装置
1か月前
旭化成株式会社
ポリアミド組成物
1か月前
旭化成株式会社
ブロック共重合体、樹脂組成物、成形体、及び樹脂組成物の製造方法
1日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物
23日前
旭化成株式会社
ポリイソシアネート組成物、コーティング組成物及びコーティング基材
1か月前
旭化成株式会社
水添ブロック共重合体、粘度指数向上剤、油組成物、及びケーブルジェル
17日前
旭化成株式会社
固体高分子電解質膜、アルカリ水電解装置、及び固体高分子電解質膜の製造方法
5日前
旭化成株式会社
セルロース系繊維製品の染色方法
2日前
旭化成株式会社
ギャザー及びそれを含む衛生材料
1か月前
旭化成株式会社
非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステム、装置、およびプログラム
16日前
旭化成株式会社
下地用塗料組成物、コーティング塗料組成物、塗膜積層体及び塗膜積層体の製造方法
1か月前
旭化成株式会社
非認知能力の測定に用いる動画の撮影を補助するシステム、装置、およびプログラム
1か月前
旭化成株式会社
原料液濃縮システム及び原料液濃縮方法
1か月前
旭化成株式会社
ネガ型感光性樹脂組成物及びその製造方法
1か月前
旭化成株式会社
複合成型体およびその製造方法、並びに複合吸音材
23日前
旭化成株式会社
ヒアルロン酸誘導体、医薬組成物、及び医薬組成物の製造方法
8日前
続きを見る
他の特許を見る