TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025078801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2025035979,2024110357
出願日2025-03-07,2024-07-09
発明の名称管の記号読み取り装置及び管の記号読み取り方法
出願人株式会社クボタ
代理人
主分類G06V 20/62 20220101AFI20250513BHJP(計算;計数)
要約【課題】管の外表面上に形成された凹凸記号を精度良く読み取ることができるとともに凹凸記号の読み取り時間を短縮可能な管の記号読み取り装置及び管の記号読み取り方法を実現する。
【解決手段】記号読み取り装置1は、管99を軸線Pを中心として相対回転させながら、管99の外表面99aに対する凹凸記号90の高さを測定することにより、凹凸記号90の三次元データを取得する三次元データ取得部10と、取得した前記三次元データを、凹凸記号90が直線状に並ぶような画像データ41に変換する画像データ変換部40と、画像データ41における凹凸記号90の画像データである凹凸記号画像部49の読み取りを開始する基準となる基準記号51を特定する基準記号特定部50と、画像データ41を用いて、基準記号51を基準として凹凸記号画像部49における読み取り対象部61を読み取る記号読み取り部60と、を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
管の外表面上に周方向の一方向に並ぶように凹部または凸部によって形成された凹凸記号を読み取る記号読み取り装置であって、
前記管を軸線を中心として相対回転させながら、前記管の外表面に対する前記凹凸記号の高さを測定することにより、前記凹凸記号の三次元データを取得する三次元データ取得部と、
取得した前記三次元データを、前記凹凸記号が直線状に並ぶような画像データに変換する画像データ変換部と、
前記画像データにおいて、前記凹凸記号の読み取りを開始する基準となる基準記号を特定する基準記号特定部と、
前記画像データを用いて、前記基準記号を基準として前記凹凸記号を読み取る記号読み取り部と、
を有する、
管の記号読み取り装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記三次元データ取得部は、前記凹凸記号の並び方向である前記一方向とは反対方向に前記管を相対回転させながら、前記凹凸記号の三次元データを取得する、
管の記号読み取り装置。
【請求項3】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記記号読み取り部は、前記画像データを用いて、前記凹凸記号の並び方向である前記一方向において前記基準記号よりも後ろに位置する凹凸記号を読み取る、
管の記号読み取り装置。
【請求項4】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記三次元データ取得部は、前記管を軸線を中心として1回転以上、相対回転させながら、前記凹凸記号の三次元データを取得し、
前記記号読み取り部は、前記画像データを用いて、前記基準記号に対して、前記凹凸記号の並び方向である前記一方向とは反対方向の所定位置に位置する凹凸記号を読み取る、
管の記号読み取り装置。
【請求項5】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記三次元データ取得部は、前記三次元データを所定のデータ長さで分割して分割三次元データとして出力し、
前記画像データ変換部は、前記分割三次元データを複数連結して、前記画像データに変換する、
管の記号読み取り装置。
【請求項6】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記記号読み取り部は、
前記画像データにおいて、前記基準記号から前記凹凸記号の並び方向に所定の位置で、所定範囲の画像データを抽出するデータ抽出部と、
前記データ抽出部によって抽出された範囲の画像データを用いて前記凹凸記号を読み取る読み取り実行部と、
を有する、
管の記号読み取り装置。
【請求項7】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記画像データにおける特定の記号データを取り除いて、前記記号読み取り部によって前記凹凸記号を読み取るための画像データを生成する画像データフィルタ部をさらに有する、
管の記号読み取り装置。
【請求項8】
請求項1に記載の管の記号読み取り装置において、
前記三次元データ取得部は、
前記三次元データとして、前記管の内壁及び外壁がそれぞれ前記凹凸記号を読み取る領域の輪郭となるような三次元データを取得し、
前記画像データ変換部は、
前記画像データにおいて、前記輪郭を、前記領域とその領域外とを区別可能な直線部に変換する、
管の記号読み取り装置。
【請求項9】
管の外表面上に周方向の一方向に並ぶように凹部または凸部によって形成された凹凸記号を読み取る記号読み取り方法であって、
前記管を軸線を中心として相対回転させながら、前記管の外表面に対する前記凹凸記号の高さを測定することにより、前記凹凸記号の三次元データを取得する三次元データ取得ステップと、
前記三次元データ取得ステップで取得された前記三次元データを、前記凹凸記号が直線状に並ぶような画像データに変換する画像データ変換ステップと、
前記画像データ変換ステップで変換された前記画像データにおいて、前記凹凸記号の読み取りを開始する基準となる基準記号を特定する基準記号特定ステップと、
前記画像データを用いて、前記基準記号特定ステップで特定された前記基準記号を基準として前記凹凸記号を読み取る記号読み取りステップと、
を有する、
管の記号読み取り方法。
【請求項10】
請求項9に記載の管の記号読み取り方法において、
前記三次元データ取得ステップで取得された前記三次元データを、所定の長さで分割して分割三次元データを生成する分割三次元データ生成ステップをさらに有し、
前記画像データ変換ステップは、前記分割三次元データ生成ステップで生成された前記分割三次元データを複数連結して、前記画像データに変換する、
管の記号読み取り方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管の外表面上に周方向の一方向に並ぶように凹部または凸部によって形成された凹凸記号を読み取る管の記号読み取り装置及び管の記号読み取り方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば水道管に使用される鋳鉄管(水道管の一例)では、文字、図形等を含む記号が、管の端面またはフランジ面に、凹部または凸部によって凹凸状に形成されている。前記記号は、予め定められた、管の種別、呼び径、製造工場、製造年、ロット番号、製造メーカ、管の個体識別番号等を示す。
【0003】
上述のようにフランジ面に凹凸状に形成された文字を読み取る文字読み取り装置が知られている。例えば、特許文献1には、管を軸芯周りに一定方向に回転させて管表面を光切断法により計測し、計測した前記管表面の凹凸の高さのプロファイルデータから二次元処理画像を取得することによって、凹凸により形成された文字を読み取る文字読み取り装置が開示されている。これにより、反射光によってCCDカメラなどでは読み取り困難であった、前記凹凸により形成された文字を読み取ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6415164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記特許文献1に開示されている文字読み取り装置は、管の端面における1周分の前記プロファイルデータを取得した後、さらに前記プロファイルデータの取得を継続して、周方向の長さが所定幅以上である無地領域が検出された場合に、前記プロファイルデータの取得を終了する。よって、前記特許文献1に開示されている文字読み取り装置は、前記プロファイルデータの取得を終了して凹凸により形成された文字(凹凸記号)を識別するために、前記無地領域を特定する必要がある。
【0006】
しかしながら、例えば、管の呼び径が比較的小さく、管の端面の全周に前記凹凸記号が密に形成されている場合や、管の端面の全周に前記凹凸記号が等間隔に配置されている場合には、前記無地領域の周方向の長さが前記所定幅未満である可能性がある。この場合、前記特許文献1に開示されている文字読み取り装置では、前記無地領域を特定できない可能性がある。そうすると、前記特許文献1に開示されている文字読み取り装置を用いて前記プロファイルデータを取得する際に、データ取得の終了時点が不明確になる可能性がある。
【0007】
上述のように、前記管の外表面上で前記無地領域を特定できない場合には、データの取得が無駄に継続されて前記凹凸記号の読み取り時間が長くなる可能性や、管の端面に形成された前記凹凸記号のプロファイルデータを精度良く取得できない可能性がある。
【0008】
したがって、管の外表面上に形成された前記凹凸記号を読み取るための記号読み取り装置において、前記凹凸記号をより正確に且つより短時間で読み取ることが望まれている。
【0009】
本発明の目的は、管の外表面上に形成された前記凹凸記号を精度良く読み取ることができるとともに前記凹凸記号の読み取り時間を短縮可能な管の記号読み取り装置及び管の記号読み取り方法を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態に係る管の記号読み取り装置は、管の外表面上に周方向の一方向に並ぶように凹部または凸部によって形成された凹凸記号を読み取る記号読み取り装置である。この装置は、前記管を軸線を中心として相対回転させながら、前記管の外表面に対する前記凹凸記号の高さを測定することにより、前記凹凸記号の三次元データを取得する三次元データ取得部と、取得した前記三次元データを、前記凹凸記号が直線状に並ぶような画像データに変換する画像データ変換部と、前記画像データにおいて、前記凹凸記号の読み取りを開始する基準となる基準記号を特定する基準記号特定部と、前記画像データを用いて、前記基準記号を基準として前記凹凸記号を読み取る記号読み取り部と、を有する(第1の構成)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社クボタケミックス
管継手
10日前
株式会社クボタ
作業車
23日前
株式会社クボタ
作業車
23日前
株式会社クボタケミックス
配管構造
26日前
株式会社クボタ
作業車両
5日前
株式会社クボタ
作業車両
5日前
株式会社クボタ
電動作業車
2日前
株式会社クボタ
電動作業車
2日前
株式会社クボタ
水田作業機
15日前
株式会社クボタ
水田作業機
15日前
株式会社クボタ
電動作業車
2日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタケミックス
電気融着継手
10日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
22日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
22日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
22日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
22日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
電動作業車両
10日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
9日前
続きを見る