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公開番号
2025079593
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192371
出願日
2023-11-10
発明の名称
電動作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B60L
58/27 20190101AFI20250515BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリの温度調節におけるコスト的な問題やバッテリの過剰消耗の問題が回避できる電動作業車を提供する。
【解決手段】電動作業車は、バッテリ収納空間に配置されたバッテリ27と、バッテリ27から給電される走行用電動モータ29と、バッテリ温度を検出する温度検出部51と、バッテリ収納空間の温度調節のための温度調節動作を行う温度調節機器29、32と、温度調節機器29、32の状態を検出する機器状態検出部53と、バッテリ温度がバッテリ使用適正範囲に維持されるように、温度調節機器29、32の温度調節動作を制御する温度制御部55と、温度調節機器29、32の状態が温度調節動作にとって不適切な場合、温度制御部55による温度調節動作の制御を禁止する温度調節禁止部54とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリ収納空間に配置されたバッテリと、
前記バッテリから給電される走行用電動モータと、
前記バッテリの温度であるバッテリ温度を検出する温度検出部と、
前記バッテリ収納空間の温度調節のための温度調節動作を行う温度調節機器と、
前記温度調節機器の状態を検出する機器状態検出部と、
前記バッテリ温度が前設定されたバッテリ使用適正範囲に維持されるように、前記温度調節機器の前記温度調節動作を制御する温度制御部と、
前記温度調節機器の状態が前記温度調節動作にとって不適切な場合、前記温度制御部による前記温度調節動作の制御を禁止する温度調節禁止部と、
を備える電動作業車。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記バッテリ温度が前記バッテリ使用適正範囲を下回っている場合、前記温度調節機器として前記走行用電動モータが用いられ、前記走行用電動モータが高負荷状態の場合、前記走行用電動モータの前記温度調節動作は不適切であると判定される請求項1に記載の電動作業車。
【請求項3】
前記走行用電動モータが走行用変速装置又は動力取り出し装置に接続されている場合、前記走行用電動モータが前記高負荷状態であると判定される請求項2に記載の電動作業車。
【請求項4】
前記バッテリ温度が前記バッテリ使用適正範囲を超えている場合、前記温度調節機器としてバッテリ駆動する冷却機器が用いられ、前記冷却機器の動作が前記バッテリに過剰負担を与える場合、前記冷却機器の前記温度調節動作は不適切であると判定される請求項1に記載の電動作業車。
【請求項5】
前記冷却機器は、電動冷却ファン又は電動クーラである請求項4に記載の電動作業車。
【請求項6】
バッテリ充電時には、前記バッテリ使用適正範囲に代えて、バッテリ充電適正範囲が適用される請求項1から5のいずれか一項に記載の電動作業車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリから給電される走行用電動モータを備えた電動作業車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載された、走行用電動モータのためのバッテリを短時間で冷却あるいは加熱することができる電池温調装置が開示されている。バッテリを適切な温度に調節するために、高温冷却水回路と低温冷却水回路とが備えられ、温度センサの検出温度に基づいて、弁が切り替えられ、バッテリは加熱または冷却される。
【0003】
特許文献2には、バッテリの充電時に、温度検出手段にて検出されたバッテリの温度が設定温度以下であれば、充電に先立って、バッテリが目標温度に上昇するまでバッテリを温める昇温制御が行われる電動作業車が開示されている。この昇温制御では、電動モータの回転駆動による発熱が利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-004484号公報
特開2023-113437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1による電池温調装置では、バッテリを適切な温度に調節するために高温冷却水回路と低温冷却水回路とを装備する必要があり、コスト的な負担が大きいという問題点がある。また、特許文献2によるバッテリの昇温には、電動モータの回転駆動による発熱が利用されているが、作業車には電動モータの動力を利用する多くの機器が装備されており、電動モータの回転によりこれらの機器も動作した場合、バッテリの消耗が過剰になるという問題点がある。
【0006】
上記実情に鑑み、本発明の目的は、バッテリの温度調節におけるコスト的な問題やバッテリの過剰消耗の問題が回避できる電動作業車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による電動作業車は、バッテリ収納空間に配置されたバッテリと、前記バッテリから給電される走行用電動モータと、前記バッテリの温度であるバッテリ温度を検出する温度検出部と、前記バッテリ収納空間の温度調節のための温度調節動作を行う温度調節機器と、前記温度調節機器の状態を検出する機器状態検出部と、前記バッテリ温度が前設定されたバッテリ使用適正範囲に維持されるように、前記温度調節機器の前記温度調節動作を制御する温度制御部と、前記温度調節機器の状態が前記温度調節動作にとって不適切な場合、前記温度制御部による前記温度調節動作の制御を禁止する温度調節禁止部とを備える。
【0008】
この構成によれば、バッテリ温度は、温度調節機器の温度調節動作を通じて、バッテリ使用適正範囲に維持される。その際、機器状態検出部によって検出された温度調節機器の状態が温度調節動作にとって不適切である場合、当該温度調節動作が禁止される。これにより、バッテリに対する温度調節において、従来生じていたバッテリの過剰消耗等の問題が回避される。
【0009】
バッテリ使用適正範囲外のバッテリ温度は、バッテリ使用適正範囲を下回っているか、バッテリ使用適正範囲を超えているかのいずれかである。この二つの場合によって、バッテリ温度をバッテリ使用適正範囲に入れるために用いられる温度調節機器として、以下のような機器が提案される。
【0010】
本発明の好適な実施形態では、前記バッテリ温度が前記バッテリ使用適正範囲を下回っている場合、前記温度調節機器として前記走行用電動モータが用いられ、前記走行用電動モータが高負荷状態の場合、前記走行用電動モータの前記温度調節動作は不適切であると判定される。これにより、バッテリ温度がバッテリ使用適正範囲を下回っている場合でのバッテリの温度調節において、走行用電動モータの駆動発熱が用いられるが、走行用電動モータが高負荷状態になるとみなされると、温度調節動作が禁止され、バッテリの過剰な消耗等の問題が回避される。走行用電動モータが高負荷状態になると判定される具体的な事象として、走行用電動モータが走行用変速装置又は動力取り出し装置に接続されて、これらの装置の駆動負荷が走行用電動モータにかかることが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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