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公開番号2025083097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196778
出願日2023-11-20
発明の名称コンバイン
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類A01D 41/12 20060101AFI20250523BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】脱穀装置の扱室の上部からグレンタンク側に藁屑が排出されることを防止できるコンバインを提供する。
【解決手段】コンバイン1は、作物を刈り取る刈取部8と、前記刈取部8によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置9と、脱穀装置9と並んで配置されて脱穀装置9により脱穀処理された作物を貯留するグレンタンク10と、を備え、脱穀装置9は、刈取部8から作物が投入される扱室14と、扱室14内に回転可能に設けられて扱室14に投入された作物を脱穀する扱胴21と、扱室14の上方を覆う天板50と、を有し、扱胴21とグレンタンク10との間には、扱胴21による脱穀で発生する藁屑が扱室14の上部からグレンタンク10側に排出されることを防止する仕切り部材100が配置されており、仕切り部材100は、弾性変形可能であって天板50と密接する第1部材101と、第1部材101よりも剛性が高く第1部材101に当接して配置された第2部材102とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
作物を刈り取る刈取部と、
前記刈取部によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、
前記脱穀装置と並んで配置されて前記脱穀装置により脱穀処理された作物を貯留するグレンタンクと、
を備え、
前記脱穀装置は、前記刈取部から作物が投入される扱室と、前記扱室内に回転可能に設けられて前記扱室に投入された作物を脱穀する扱胴と、前記扱室の上方を覆う天板と、を有し、
前記扱胴と前記グレンタンクとの間には、前記扱胴による脱穀で発生する藁屑が前記扱室の上部から前記グレンタンク側に排出されることを防止する仕切り部材が配置されており、
前記仕切り部材は、弾性変形可能であって前記天板と密接する第1部材と、前記第1部材よりも剛性が高く前記第1部材に当接して配置された第2部材とを含むコンバイン。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記扱胴と前記グレンタンクとの間に配置された壁構造体を備え、
前記仕切り部材は、前記壁構造体の上端と前記天板との間を塞ぐ請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記壁構造体は、前記脱穀装置の前記グレンタンク側の壁板と、前記壁板の上方に配置された上部構造体とを含み、
前記仕切り部材は、前記上部構造体と前記天板との間を塞ぐ請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記脱穀装置は、前記扱胴の外周に沿って設けられた受け網と、前記受け網を取り付けるための取付部材とを有し、
前記上部構造体は、前記取付部材を含み、
前記仕切り部材は、前記取付部材に固定されている請求項3に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記扱胴は、扱胴軸と、前記扱胴軸に支持される胴体と、前記胴体の外周部に取り付けられる扱歯とを有し、
前記仕切り部材は、前記胴体の上端よりも高い位置に配置されている請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記第1部材と前記第2部材は、上下方向に重なって配置されており、
前記第1部材は、前記第2部材の上方に位置している請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
【請求項7】
前記第1部材の高さは、前記第2部材の高さよりも低い請求項6に記載のコンバイン。
【請求項8】
前記第1部材は、前記脱穀装置と前記グレンタンクとの並び方向の長さが高さよりも大きい請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
【請求項9】
前記第1部材と前記第2部材は、水平方向に並んで配置されており、
前記第1部材の高さは、前記第2部材の高さよりも高い請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
【請求項10】
前記天板の下面には、当該下面から下向きに突出し且つ前記脱穀装置と前記グレンタンクとの並び方向に延びる突出部が設けられており、
前記仕切り部材には、前記突出部が嵌入する凹部が設けられている請求項1~4のいずれか1項に記載のコンバイン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀装置とグレンタンクとを備えたコンバインに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されたコンバインが知られている。特許文献1に開示されたコンバインは、作物を刈り取る刈取部と、刈取部によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、脱穀装置により脱穀処理された作物を貯留するグレンタンク(穀粒タンク)とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-102153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したコンバインは、脱穀装置とグレンタンクとの間に亘るカバーが設けられていることによって、脱穀装置とグレンタンクとの間にある排気管に対して藁屑が降りかかることを防止することができる。しかしながら、脱穀装置の扱室の上部からグレンタンク側に藁屑が排出されることを防止するための対策は施されていない。そのため、扱室から排出された藁屑が脱穀装置とグレンタンクとの間の空間に堆積し、脱穀装置とグレンタンクとの間にある機器等のメンテナンス性が低下するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであって、脱穀装置の扱室の上部からグレンタンク側に藁屑が排出されることを防止できるコンバインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係るコンバインは、作物を刈り取る刈取部と、前記刈取部によって刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と並んで配置されて前記脱穀装置により脱穀処理された作物を貯留するグレンタンクと、を備え、前記脱穀装置は、前記刈取部から作物が投入される扱室と、前記扱室内に回転可能に設けられて前記扱室に投入された作物を脱穀する扱胴と、前記扱室の上方を覆う天板と、を有し、前記扱胴と前記グレンタンクとの間には、前記扱胴による脱穀で発生する藁屑が前記扱室の上部から前記グレンタンク側に排出されることを防止する仕切り部材が配置されており、前記仕切り部材は、弾性変形可能であって前記天板と密接する第1部材と、前記第1部材よりも剛性が高く前記第1部材に当接して配置された第2部材とを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコンバインによれば、脱穀装置の扱室の上部からグレンタンク側に藁屑が排出されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
コンバインの全体構成を示す側面図である。
コンバインの全体構成を示す平面図である。
脱穀装置を示す縦断側面図である。
グレンタンク及び脱穀装置の一部を示す縦断正面図である。
グレンタンクと脱穀装置との間の空間をグレンタンク側から見た側面図である。
グレンタンク、脱穀装置等を示す縦断正面図である。
扱胴、天板、壁構造体等を示す概略正面図である。
天板を開放した状態を示す正面図である。
扱胴、仕切り部材、取付部材等を示す平面図である。
第1接続体から第1蓋を取り外して第1点検口を開放する様子を示す図である。
第2接続体から第2蓋を取り外して第2点検口を開放する様子を示す図である。
天板、仕切り部材、壁構造体等を示す正面図である。
壁構造体の一部を示す斜視図である。
取付部材、受け網、扱胴、仕切り部材を示す斜視図である。
扱室の上部から排出される藁屑が仕切り部材に当たる様子を説明する縦断正面図である。
取付部材、仕切り部材、カバー部材を示す斜視図である。
天板、扱胴、仕切り部材、取付部材等をグレンタンク側から見た側面図である。
仕切り部材の斜視図である。
仕切り部材の側面図である。
仕切り部材の正面図である。
仕切り部材が天板の重量によって弾性変形している様子を示す正面図である。
天板、仕切り部材、突出部等を示す正面図である。
天板、仕切り部材、突出部等を示す側面図である。
仕切り部材の第1変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第2変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第3変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第4変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第5変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第6変更例を示す側面図である。
仕切り部材の第7変更例を示す側面図である。
仕切り部材の第8変更例を示す側面図である。
仕切り部材の第9変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第10変更例を示す正面図である。
仕切り部材の第11変更例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るコンバインの好適な実施形態について説明する。本実施形態のコンバイン1は、自脱型コンバインである。図1及び図2は、コンバイン1の全体構成を示す図である。本実施形態において、作業状態におけるコンバイン1の進行方向を前方と定義する。図1及び図2において、矢印Fで示す方向が前方、矢印Bで示す方向が後方、矢印Lで示す方向が左方、矢印Rで示す方向が右方である。
【0010】
コンバイン1は、機体フレーム3と走行装置4とを有する走行機体2を備えている。走行装置4は、機体フレーム3の下方に配置されている。走行装置4は、左右一対のクローラ走行装置から構成されている。走行機体2の右前部には、キャビン5が配置されている。キャビン5の内部には、運転席6が設けられている。運転席6の下方には、エンジン(図示略)が配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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