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公開番号2025090263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205392
出願日2023-12-05
発明の名称多目的車両
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 20/02 20060101AFI20250610BHJP(車両一般)
要約【課題】走行車輪に向けて前進駆動力を変速して出力可能、かつ、走行車輪に向けて後進駆動力を出力可能な動力伝達装置と、動力伝達装置の変速操作を行う人為操作可能な変速レバーとが備えられた多目的車両において、変速操作を行い易く、しかも前後進切換えを間違え難くする。
【解決手段】変速レバー14が挿通しているガイド溝24を有するレバーガイド23が備えられている。ガイド溝24のうち、動力伝達装置が前進側で変速操作される際に変速レバー14が位置する前進ガイド溝部24fが車体前後方向に直線状に延びている。ガイド溝24のうち、動力伝達装置が後進側に変速される際に変速レバー14が位置する後進ガイド溝部24rが前進ガイド溝部24fに対して車体横幅方向に位置ずれし、かつ前進ガイド溝部24fに対して車体前後方向に位置ずれしている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行車輪と、
前記走行車輪に向けて前進駆動力を変速して出力可能、かつ、前記走行車輪に向けて後進駆動力を出力可能な動力伝達装置と、
前記動力伝達装置の変速操作を行う人為操作可能な変速レバーと、
前記変速レバーが挿通しているガイド溝を有するレバーガイドと、が備えられ、
前記ガイド溝のうち、前記動力伝達装置が前進側で変速操作される際に前記変速レバーが位置する前進ガイド溝部が車体前後方向に直線状に延びる状態で形成され、
前記ガイド溝のうち、前記動力伝達装置が後進側に変速される際に前記変速レバーが位置する後進ガイド溝部が前記前進ガイド溝部に対して車体横幅方向、かつ前記前進ガイド溝部に対して車体前後方向に位置ずれした状態で形成されている多目的車両。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記後進ガイド溝部は、前記前進ガイド溝部に対して車体後方側に位置ずれしている請求項1に記載の多目的車両。
【請求項3】
前記変速レバーは、車体横幅方向に延びる第1枢支軸芯を揺動支点にして車体前後方向に揺動可能、かつ、平面視で前記第1枢支軸芯に対して交差する第2枢支軸芯を揺動支点にして車体横幅方向に揺動可能に支持され、
前記変速レバーを前記第2枢支軸芯に沿う方向視で前記前進ガイド溝部が位置する側に揺動付勢する付勢機構が備えられている請求項1または2に記載の多目的車両。
【請求項4】
前記変速レバーの横側方に設けられ、前記レバーガイドを支持する支持部材が備えられ、
前記支持部材に開口された位置決め穴と、前記変速レバーから突設されて前記位置決め穴に係入した位置決めピンとを有し、前記位置決めピンが前記変速レバーの揺動によって前記位置決め穴の内部を移動して前記位置決め穴の縁で前記支持部材に当たることによって前記変速レバーの位置決めを行う位置決め機構が備えられている請求項3に記載の多目的車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多目的車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、走行車輪(前車輪、後車輪)と、走行車輪に向けて前進駆動力を変速して出力可能、かつ、走行車輪に向けて後進駆動力を出力可能な動力伝達装置(変速装置)と、動力伝達装置の変速操作を行う人為操作可能な変速レバーと、が備えられた多目的車両がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-90371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した多目的車両では、運転者による変速レバーの操作によって動力伝達装置が前進側で変速操作され、あるいは、前進側と後進側とに切換え操作されることにより、前進の変速走行、前進走行と後進走行との切換えが行われる。変速操作が行い易い多目的車両が要望されている。
【0005】
本発明は、変速操作が行い易い、しかも前後進切換えを間違え難くできる多目的車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による多目的車両は、
走行車輪と、前記走行車輪に向けて前進駆動力を変速して出力可能、かつ、前記走行車輪に向けて後進駆動力を出力可能な動力伝達装置と、前記動力伝達装置の変速操作を行う人為操作可能な変速レバーと、前記変速レバーが挿通しているガイド溝を有するレバーガイドと、が備えられ、前記ガイド溝のうち、前記動力伝達装置が前進側で変速操作される際に前記変速レバーが位置する前進ガイド溝部が車体前後方向に直線状に延びる状態で形成され、前記ガイド溝のうち、前記動力伝達装置が後進側に変速される際に前記変速レバーが位置する後進ガイド溝部が前記前進ガイド溝部に対して車体横幅方向、かつ前記前進ガイド溝部に対して車体前後方向に位置ずれした状態で形成されている。
【0007】
本構成によると、前進ガイド溝部において変速レバーを車体前後方向に直線状に移動操作することにより、動力伝達装置が変速レバーの操作位置に対応した速度の前進駆動力を走行車輪に向けて出力する変速状態になる。変速レバーを車体前後方向に、かつ直線状に移動操作するだけで走行車輪が前進側で変速して駆動されるので変速操作が行い易い。
変速レバーを前進ガイド溝部から後進ガイド溝部に向けて車体横幅方向に移動操作することによって変速レバーを後進ガイド部に操作することができ、変速レバーを後進ガイド溝部に操作することによって動力伝達装置が後進駆動力を走行車輪に向けて出力する変速状態に切り換わる。変速レバーを後進ガイド溝部から前進ガイド溝部に向けて車体横幅方向に移動操作することによって変速レバーを前進ガイド溝部に操作することができ、変速レバーを前進ガイド溝部に操作することによって動力伝達装置が前進駆動力を走行車輪に向けて出力する変速状態に切り換わる。動力伝達装置を前進側および後進側の一方から他方に切り換えるには、前進側での変速を行う車体前後方向とは異なる車体横幅方向に変速レバーを移動操作せねばならない。変速レバーを車体横幅方向に移動操作する操作を行わせることによって動力伝達装置を前進側および後進側の一方から他方に切換えることの意識付けができるので前後進切換えを間違え難くできる。
【0008】
本発明においては、
前記後進ガイド溝部は、前記前進ガイド溝部に対して車体後方側に位置ずれしていると好適である。
【0009】
本構成によると、変速レバーを前進ガイド溝部から車体後方側に移動操作することによって変速レバーを後進ガイド溝部に操作できて動力伝達装置を前進側から後進側に切り換えることができ、変速レバーを後進ガイド溝部から車体前方側に移動操作することによって変速レバーを前進ガイド溝部に操作できて動力伝達装置を後進側から前進側に切り換えることができる。前後進の切換えを行うには、切り換えるべき走行方向と同じ方向に変速レバーを移動操作するので前後進切換えを間違え難くできる。
【0010】
本発明においては、
前記変速レバーは、車体横幅方向に延びる第1枢支軸芯を揺動支点にして車体前後方向に揺動可能、かつ、平面視で前記第1枢支軸芯に対して交差する第2枢支軸芯を揺動支点にして車体横幅方向に揺動可能に支持され、前記変速レバーを前記第2枢支軸芯に沿う方向視で前記前進ガイド溝部が位置する側に揺動付勢する付勢機構が備えられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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