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公開番号2025088207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202755
出願日2023-11-30
発明の名称作業機及びカバー部材の固定方法
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類A01D 41/12 20060101AFI20250604BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】ベース部材及び樹脂製のカバー部材によって構成された防塵カバーを提供する。
【解決手段】コンバイン1は、機体10の側部を覆う防塵カバー20を備え、防塵カバー20は、ベース部材30と樹脂製のカバー部材40と、を備え、ベース部材30は、第1面31a及び第2面31bを有するベース板31と、第1固定部32と、を備え、カバー部材40は、第2面31bに対向する外板41と、側板42と、第2固定部43と、を備え、第1固定部32は、第2固定部43を固定する第1固定面33を有し、第2固定部43は、第1固定面33に対面する第2固定面44を有し、側板42は、湾曲形状を有する湾曲部42aを含み、湾曲部42aにおいて、第2固定面44は、側板42の内面42dから離間して設けられ、かつ、第2固定面44の垂線L2は、第1面31aの垂線L0と直交する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
機体の側部を覆う防塵カバーを備える作業機であって、
前記防塵カバーは、
前記機体を構成する機体フレームに取り付けられるベース部材と、
前記ベース部材に固定される樹脂製のカバー部材と、を備え、
前記ベース部材は、
前記機体フレームに対面する第1面及び前記第1面の裏側に形成される第2面を有するベース板と、
前記ベース板の前記第2面側に設けられる第1固定部と、を備え、
前記カバー部材は、
前記第2面に対向する外板と、
前記外板から前記ベース板側に延びる側板と、
前記側板の内面側に設けられる第2固定部と、を備え、
前記第1固定部は、前記第2固定部を固定する第1固定面を有し、
前記第2固定部は、前記第1固定面に対面する第2固定面を有し、
前記側板は、前記第1面に直交する方向から見た場合に湾曲形状を有する湾曲部を含み、
前記湾曲部において、前記第2固定面は、前記側板の内面から離間して設けられ、かつ、前記第2固定面の垂線は、前記第1面の垂線と直交する、作業機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記側板は、前記第1面に直交する方向から見た場合に直線形状を有する直線部をさらに含み、
前記直線部において、前記第2固定面は、前記側板の内面である、請求項1記載の作業機。
【請求項3】
前記湾曲部において、前記第2固定部は、前記第1面に直交する方向へ延びて設けられる、請求項1又は請求項2記載の作業機。
【請求項4】
前記湾曲部は、前記第1固定部と対向する位置に形成された開口部をさらに備える、請求項1又は請求項2記載の作業機。
【請求項5】
前記防塵カバーは、前記開口部を封止する封止部材をさらに備える、請求項4記載の作業機。
【請求項6】
前記第1固定面の垂線は、前記第1面の垂線と直交する、請求項1又は請求項2記載の作業機。
【請求項7】
前記防塵カバーは、前記第1固定部に対して前記第2固定部を固定する固定部材をさらに備え、
前記固定部材は、前記第1固定部及び前記第2固定部を締結する締結部材である、請求項1又は請求項2記載の作業機。
【請求項8】
第1面及び前記第1面の裏側に形成された第2面を有するベース板を含むベース部材と、
前記第2面に対向する外板及び前記外板から前記ベース板側に延びる側板を含む樹脂製のカバー部材と、を備え、
前記第1面に直交する方向から見た前記側板が湾曲形状を有する湾曲部及び直線形状を有する直線部を含む防塵カバーにおける前記ベース部材に対する前記カバー部材の固定方法であって、
前記ベース板の前記第2面側に第1固定部を設けると共に、前記側板の内面側に第2固定部を設け、
前記第1固定部において、前記第2固定部を固定する第1固定面を設け、
前記第2固定部において、前記第1固定面に対面する第2固定面を設け、
前記湾曲部において、前記第2固定面の垂線を前記第1面の垂線と直交させて当該第2固定面を前記側板の内面から離間させて設け、前記第1固定部に対して前記第2固定部を固定する、カバー部材の固定方法。
【請求項9】
前記直線部において、前記側板の内面を前記第2固定面として、前記第1固定部に対して前記第2固定部を固定する、請求項8記載のカバー部材の固定方法。
【請求項10】
前記湾曲部において、前記第2固定部を前記第1面に直交する方向へ延ばして設ける、請求項8又は請求項9記載のカバー部材の固定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機及びカバー部材の固定方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に示されるように、機体の側部を覆う防塵カバーを備えた作業機が知られている。前記作業機は、コンバインである。従来の作業機において、防塵カバーは、機体を構成するフレームに取り付けられるベース部材と、外装面を構成するカバー部材とを含んで構成される。従来の作業機において、ベース部材及びカバー部材は、いずれも金属製であり、プレス加工、スポット溶接等の手法によって製作されることが一般的である。ベース部材及びカバー部材がいずれも金属製である場合、両部材において金属製のステー(固定部材)を適宜設けることによって、ベース部材に対してカバー部材を容易に固定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-013332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、防塵カバーの軽量化、防塵カバーに発生する錆の抑制、及び、コンバインの意匠性向上、等を目的として、カバー部材を樹脂製に変更することが検討されている。しかしながら、樹脂製のカバー部材は、従来のような金属製のステーを設けることが困難であった。このため、カバー部材を樹脂製とした場合、ベース部材に対して従来と同じ方法でカバー部材を固定することは困難であった。
【0005】
本開示は、ベース部材及び樹脂製のカバー部材によって構成された防塵カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の作業機は、機体の側部を覆う防塵カバーを備える。前記防塵カバーは、前記機体を構成する機体フレームに取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に固定される樹脂製のカバー部材と、を備える。前記ベース部材は、前記機体フレームに対面する第1面及び前記第1面の裏側に形成される第2面を有するベース板と、前記ベース板の前記第2面側に設けられる第1固定部と、を備える。前記カバー部材は、前記第2面に対向する外板と、前記外板から前記ベース部材側に延びる側板と、前記側板に設けられる第2固定部と、を備える。前記第1固定部は、前記第2固定部を固定する第1固定面を有し、前記第2固定部は、前記第1固定面に対面する第2固定面を有する。前記第2固定面の垂線は、前記第1面の垂線と直交する。前記側板は、前記第1面に直交する方向から見た場合に湾曲形状を有する湾曲部を含む。前記湾曲部において、前記第2固定面は、前記側板の内面から離間して設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ベース部材及び樹脂製のカバー部材によって構成された防塵カバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態に係る作業機を示す右側面図である。
図2は、本開示の一実施形態に係る作業機の内部構造を示す部分拡大右側面図である。
図3は、防塵カバーを示す右側面図(外面図)である。
図4は、防塵カバーを示す左側面図(内面図)である。
図5は、右後方側から見た防塵カバーの分解斜視図である。
図6は、左後方側から見た防塵カバーの分解斜視図である。
図7は、湾曲部における第1固定部及び第2固定部の固定状況を示す模式図である。
図8は、図7におけるA-A線断面矢視図である。
図9は、直線部における第1固定部及び第2固定部の固定状況を示す模式図である。
図10は、カバー部材における防塵網の固定状況を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本開示の作業機は、機体の側部を覆う防塵カバーを備える。前記防塵カバーは、前記機体を構成する機体フレームに取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に固定される樹脂製のカバー部材と、を備える。前記ベース部材は、前記機体フレームに対面する第1面及び前記第1面の裏側に形成される第2面を有するベース板と、前記ベース板の前記第2面側に設けられる第1固定部と、を備える。前記カバー部材は、前記第2面に対向する外板と、前記外板から前記ベース板側に延びる側板と、前記側板の内面側に設けられる第2固定部と、を備える。前記第1固定部は、前記第2固定部を固定する第1固定面を有し、前記第2固定部は、前記第1固定面に対面する第2固定面を有する。前記側板は、前記第1面に直交する方向から見た場合に湾曲形状を有する湾曲部を含む。前記湾曲部において、前記第2固定面は、前記側板の内面から離間して設けられ、かつ、前記第2固定面の垂線は、前記第1面の垂線と直交する。
【0010】
前記構成によれば、ベース部材及び樹脂製のカバー部材によって構成された防塵カバーを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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