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公開番号
2025078438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023191007
出願日
2023-11-08
発明の名称
電池セル及び電池モジュール
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
50/572 20210101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池セルの異常時にのみ安定して過充電を抑制できる電池セル及び電池モジュールを得る。
【解決手段】電池セル20は、金属層を含むラミネート材によって形成されたラミネート外装体22と、セパレータを挟んで正極25Aと負極25Bとを交互に積層して構成され、ラミネート外装体22の内部に収容された電極体25と、正極25A及び負極25Bのそれぞれと接続されてラミネート外装体22の外部へ延出された一対のタブ26、28と、金属層と電気的に接続され、タブ26、28と離間して配置されると共に、ラミネート外装体22の膨張に伴って一対のタブ26、28とそれぞれ接触する一対の導通部材30、32と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
金属層を含むラミネート材によって形成されたラミネート外装体と、
セパレータを挟んで正極と負極とを交互に積層して構成され、前記ラミネート外装体の内部に収容された電極体と、
前記正極及び前記負極のそれぞれと接続されて前記ラミネート外装体の外部へ延出された一対のタブと、
前記金属層と電気的に接続され、前記タブと離間して配置されると共に、前記ラミネート外装体の膨張に伴って一対の前記タブとそれぞれ接触する一対の導通部材と、
を有する電池セル。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記ラミネート外装体は、前記金属層が露出した露出部を備えており、
一対の前記導通部材は、前記露出部において前記金属層と接合されている、請求項1に記載の電池セル。
【請求項3】
前記露出部は、前記電極体の積層方向から見て前記タブと重ならない位置に設けられている、請求項2に記載の電池セル。
【請求項4】
前記電極体の積層方向から見て、前記導通部材は、前記電極体と重ならない位置に設けられている、請求項1に記載の電池セル。
【請求項5】
前記電極体の積層方向から見て、前記導通部材の少なくとも一部は、前記タブと重なる位置に配置されている、請求項1に記載の電池セル。
【請求項6】
前記電極体の積層方向から見て、前記タブの全体が前記導通部材と重なる、請求項1に記載の電池セル。
【請求項7】
前記導通部材は、前記電極体の積層方向から見て前記金属層と接合された接合部を挟んで一方側が前記タブと接触可能なタブ側接触部となっており、当該接合部に対する他方側がラミネート側接触部となっている、請求項2に記載の電池セル。
【請求項8】
前記タブ側接触部は、前記タブの幅方向に前記タブの幅寸法以上に延在されている、請求項7に記載の電池セル。
【請求項9】
前記導通部材は、前記タブ側接触部と前記ラミネート側接触部とを繋ぐ一対の橋渡し部を備え、
一対の前記橋渡し部がそれぞれ前記露出部において前記金属層と接合されている、請求項8に記載の電池セル。
【請求項10】
請求項1~9の何れか1項に記載の電池セルが複数配列された状態で収容された電池モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池セル及び電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電極組立体(電極体)とパウチ外装体とを含むパウチ型二次電池が開示されている。具体的には、特許文献1に記載のパウチ型二次電池は、パウチ外装体が第1パウチ部と第2パウチ部とで構成されており、第1パウチ部に第1電極リードが付着され、第2パウチ部に第2電極リードが付着されている。また、特許文献1に記載のパウチ型二次電池では、第1電極リードと第2電極リードとがフィルム型接続部材によって電気的に接続されており、過充電などによってパウチ外装体が膨張した際に、フィルム型接続部材が破断して充電が遮断される構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-64881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の構造では、パウチ外装体の膨張時に安定してフィルム型接続部材を破断させるのは難しい。また、パウチ外装体が膨張していない通常状態であっても、外力の入力などによって意図せずフィルム型接続部材が破断する可能性がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、電池セルの異常時にのみ安定して過充電を抑制できる電池セル及び電池モジュールを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る電池セルは、金属層を含むラミネート材によって形成されたラミネート外装体と、セパレータを挟んで正極と負極とを交互に積層して構成され、前記ラミネート外装体の内部に収容された電極体と、前記正極及び前記負極のそれぞれと接続されて前記ラミネート外装体の外部へ延出された一対のタブと、前記金属層と電気的に接続され、前記タブと離間して配置されると共に、前記ラミネート外装体の膨張に伴って一対の前記タブとそれぞれ接触する一対の導通部材と、を有する。
【0007】
請求項1に係る電池セルでは、ラミネート外装体は、金属層を含むラミネート材によって形成されており、このラミネート外装体の内部に電極体が収容されている。また、電極体を構成する正極及び負極のそれぞれにタブが接続されており、これらのタブは、ラミネート外装体の外部へ延出されている。これにより、タブを介して電池セルの充放電が可能となる。
【0008】
さらに、タブと離間して配置された一対の導通部材を備えており、これらの導通部材はそれぞれ、ラミネート材の金属層と電気的に接続されている。また、一対の導通部材はそれぞれ、ラミネート外装体の膨張に伴ってタブと接触する。これにより、ラミネート外装体の膨張時には、金属層を介して、正極側のタブと負極側のタブとが短絡し、過充電を抑制できる。また、ラミネート外装体が膨張状態から元に戻った際には、短絡状態が解除される。
【0009】
請求項2に係る電池セルは、請求項1において、前記ラミネート外装体は、前記金属層が露出した露出部を備えており、一対の前記導通部材は、前記露出部において前記金属層と接合されている。
【0010】
請求項2に係る電池セルでは、露出した金属層と導通部材とを接合することで両者が電気的に導通している。これにより、導通部材と金属層とを接続するための部品を必要とせず、簡易な構造で一対のタブを短絡可能な状態にできる。
(【0011】以降は省略されています)
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