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公開番号
2025078333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190815
出願日
2023-11-08
発明の名称
動力伝達装置
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16D
41/067 20060101AFI20250513BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】動力伝達装置の小型化、省電力化を図る。
【解決手段】外輪12と内輪11とを係合状態と係合解除状態に切り替える第一クラッチ10と電磁式の第二クラッチ20を組合せ、第二クラッチ20への通電によりアーマチュア22をフィールドコア25へ吸着し、アーマチュア22とフィールドコア25の接触面の摩擦抵抗により第一クラッチ10を係合させ、第二クラッチ20への非通電により第一クラッチ10の解除を制御する励磁型の動力伝達装置において、フィールドコア25の内径と内輪11に設けられた軸部1の外径との間に隙間wを設け、その隙間wに摩擦係止材40を配置して内輪11の回転を規制した動力伝達装置とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転駆動される入力側部材と、前記入力側部材に対して静止する静止部材と、前記静止部材に固定される内輪(11)と前記入力側部材に固定される外輪(12)との間に配置される第一クラッチ(10)と、前記第一クラッチ(10)を係合状態と係合解除状態に切り換えを行う電磁式の第二クラッチ(20)とを備え、
前記第二クラッチ(20)は、アーマチュア(22)と、前記アーマチュア(22)と軸方向で所定の隙間をおいて対向する環状のフィールドコア(25)にソレノイドコイル(27)を巻回した電磁石(23)と、前記アーマチュア(22)を前記電磁石(23)から離反する方向に付勢する離反ばね(24)とを有しており、前記電磁石(23)に通電すると前記アーマチュア(22)が前記フィールドコア(25)に吸着されることにより前記第一クラッチ(10)が係合状態となり、前記電磁石(23)に通電していないときは前記アーマチュア(22)が前記電磁石(23)から離れて前記第一クラッチ(10)が係合解除状態となるようにした励磁型の動力伝達装置において、
前記フィールドコア(25)の内径と前記内輪(11)に設けられた軸部(1)の外径との間に隙間(w)を設け、前記隙間(w)に摩擦係止材(40)を配置して前記内輪(11)の回転を規制した動力伝達装置。
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【請求項2】
回転駆動される入力側部材と、前記入力側部材に対して静止する静止部材と、前記静止部材に固定される内輪(11)と前記入力側部材に固定される外輪(12)との間に配置される第一クラッチ(10)と、前記第一クラッチ(10)を係合状態と係合解除状態に切り換えを行う電磁式の第二クラッチ(20)とを備え、
前記第二クラッチ(20)は、アーマチュア(22)と、前記アーマチュア(22)と軸方向で所定の隙間をおいて対向する環状のフィールドコア(25)にソレノイドコイル(27)を巻回した電磁石(23)と、前記アーマチュア(22)を前記電磁石(23)から離反する方向に付勢する離反ばね(24)とを有しており、前記電磁石(23)に通電すると前記アーマチュア(22)が前記フィールドコア(25)に吸着されることにより前記第一クラッチ(10)が係合解除状態となり、前記電磁石(23)に通電していないときは前記アーマチュア(22)が前記電磁石(23)から離れて前記第一クラッチ(10)が係合状態となるようにした無励磁型の動力伝達装置において、
前記フィールドコア(25)の内径と前記内輪(11)に設けられた軸部(1)の外径との間に隙間(w)を設け、前記隙間(w)に摩擦係止材(40)を配置して前記内輪(11)の回転を規制した動力伝達装置。
【請求項3】
前記第一クラッチ(10)は、前記外輪(11)及び前記内輪(12)の間に係合子(13)が保持器(14)で保持された状態で組み込まれ、前記保持器(14)は前記アーマチュア(22)と周方向で係合しており、前記保持器(14)が前記係合子(13)を前記内輪(11)及び前記外輪(12)に対して周方向に相対移動させることによって、前記係合子(13)が前記内輪(11)と前記外輪(12)とに係合する係合状態と前記係合子(13)が前記内輪(11)及び前記外輪(12)と係合しない係合解除状態とが切り換わる係合子型クラッチである請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
【請求項4】
前記電磁石(23)に前記フィールドコア(25)とは別体の又は一体のフランジ(5)を設け、前記フランジ(5)と前記静止部材とを固定することで前記電磁石(23)の回転を規制した請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
【請求項5】
前記フランジ(5)と前記静止部材との間をシール材(6)で封止した請求項4に記載の動力伝達装置。
【請求項6】
前記摩擦係止材(40)は、軸受の半径方向に沿って前記フィールドコア(25)の内径と前記軸部(1)の外径にバネ荷重を作用させるリング状部材である請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
【請求項7】
前記摩擦係止材(4)は非磁性体で構成されている請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、回転駆動される入力側部材の動力を静止部材に伝達することにより、入力側部材を任意のタイミングで停止可能とした動力伝達装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
回転駆動される入力側部材を任意のタイミングで停止可能とした動力伝達装置として、入力側部材から静止部材への動力の伝達と遮断の切り換えを、係合子型クラッチと電磁クラッチの組み合わせによって行うものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されている動力伝達装置は、図5に示すように、入力側部材としての軸51と、軸51に対して静止する静止部材としてのケース52と、軸51とケース52との間に設けられる係合子型クラッチ60と、係合子型クラッチ60の係合状態と係合解除状態の切り換えを行う電磁クラッチ70とを備えている。
【0004】
係合子型クラッチ60は、軸51と一体に形成される内輪61と、ケース52に固定された外輪62との間に、係合子としての複数のローラ63が保持器64で保持された状態で組み込まれている。また、電磁クラッチ70は、係合子型クラッチ60の保持器64と中間プレート71を介して周方向で係合するアーマチュア72と、アーマチュア72と軸方向で所定の隙間をおいて対向する電磁石73と、アーマチュア72を電磁石73から離反する方向に付勢する離反ばね74とを有している。
【0005】
電磁クラッチ70の電磁石73は、環状のフィールドコア75にソレノイドコイル76を巻回したものである。また、離反ばね74は、その一端部がフィールドコア75のアーマチュア72との対向面に当接し、他端部がアーマチュア72のフィールドコア75との対向面に形成された環状の凹部72aに収容される状態で配置されている。
【0006】
そして、電磁石73に通電すると、アーマチュア72がフィールドコア75に吸着されることにより、軸51に動力(回転トルク)が加えられたときに係合子型クラッチ60が係合状態となって、軸51から係合子型クラッチ60を介してケース52へ動力が伝達され、軸51の回転が停止されるようになっている。一方、電磁石73に通電していないときは、アーマチュア72が電磁石73から離れて、係合子型クラッチ60が係合解除状態となり、軸51からケース52への動力の伝達は遮断され、軸51は自由に回転可能な状態となる。すなわち、この動力伝達装置は、電磁クラッチ70への通電によって作動する(動力の伝達を行う)励磁型のものである。
【0007】
なお、特許文献2には、電磁クラッチ70への通電によって軸51からケース52への動力の伝達は遮断され、電磁クラッチ70への通電解除によって作動する(動力の伝達を行う)無励磁型の動力伝達装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-045468号公報
特開2023-055395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上記特許文献1,2の動力伝達装置では、係合子型クラッチ60として外輪62の回転を固定し、軸51を回転させる構造としている。このため、入力側である軸51が高い角加速度で回転する条件の場合、保持器64やローラ63等に作用する慣性力(トルク)がセンタリングばね77の付勢力を上回ることが無いように、センタリングばね77のばね力(トルク)を大きくする必要がある。この場合、このばね力(トルク)よりも更に強い吸引力(トルク)を発生する電磁石73が必要となり、装置が巨大化し、また消費電流が増加するといった問題がある。
【0010】
そこで、この発明は、動力伝達装置の小型化、省電力化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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