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公開番号2025078302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190765
出願日2023-11-08
発明の名称蓄電池
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/15 20210101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓋部から取っ手が外れにくい蓄電池を提供する。
【解決手段】蓄電池10は、電極と、電極が収容される電槽11と、電槽11を閉塞する蓋部20と、取っ手30と、を備え、蓋部20は一対の側面24を有し、一対の側面24には一対の支持部25がそれぞれ設けられ、支持部25は、側面24から突出する軸部25Aと、軸部25Aの突出端部に形成される抜止部25Bと、を備え、取っ手30は、把持部31と、把持部31の両端から延びる一対の腕部32と、を備え、腕部32の端部には軸部25Aを受け入れる挿通孔35が形成され、腕部32は、挿通孔35の孔縁部のうち腕部32の延び方向について把持部31寄りの部分に配され且つ側面24に対向する第1面39と、挿通孔35の孔縁部のうち腕部32の延び方向について把持部31と反対側の部分に配され且つ側面24に対向する第2面40と、を有し、第2面40と側面24との間の距離D2は、第1面39と側面24との間の距離D1よりも大きい。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
電極と、
前記電極が収容される電槽と、
前記電槽を閉塞する蓋部と、
取っ手と、を備え、
前記蓋部は一対の側面を有し、前記一対の側面には一対の支持部がそれぞれ設けられ、
前記支持部は、前記側面から突出する軸部と、前記軸部の突出端部に形成される抜止部と、を備え、
前記取っ手は、把持部と、前記把持部の両端から延びる一対の腕部と、を備え、
前記腕部の端部には前記軸部を受け入れる挿通孔が形成され、
前記腕部は、前記挿通孔の孔縁部のうち前記腕部の延び方向について前記把持部寄りの部分に配され且つ前記側面に対向する第1面と、前記挿通孔の孔縁部のうち前記腕部の延び方向について前記把持部と反対側の部分に配され且つ前記側面に対向する第2面と、を有し、
前記第2面と前記側面との間の距離は、前記第1面と前記側面との間の距離よりも大きい、蓄電池。
続きを表示(約 77 文字)【請求項2】
前記第2面は、前記腕部の延び方向について前記挿通孔に近づくほど前記側面に近づくように傾斜している、請求項1に記載の蓄電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電池に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、国際公開2019/150538号(下記特許文献1)に記載の鉛蓄電池が知られている。特許文献1に記載の鉛蓄電池は、上面が開口している電槽と、電槽の開口を閉じる蓋と、蓋に取り付けられたハンドルと、を備える。ハンドルは、2つのアーム部と、グリップ部と、を備える。グリップ部の両端部はそれぞれアーム部の先端部につながっており、ハンドルは略U字状をなしている。アーム部の先端部と反対側の端部には挿通孔が設けられ、蓋の外面から突出する軸部が挿通孔に挿通されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2019/150538号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構成では、図15の概略的な断面図に示すように、アーム部1は、挿通孔2の孔縁部のうちアーム部1の延び方向(図示上下方向)についてグリップ部から離れた部分に、蓋3の外面3Aに対向する対向面2Aを有している場合がある。このような構成において、アーム部1が矢印のように斜め上方向に引っ張られた場合、対向面2Aの下端と蓋3の外面3Aとの接触点P1を略中心(支点)としてアーム部1が回転しようとする。この結果、軸部4の抜止部4Aと挿通孔2の孔縁部との接触部分に力がかかって抜止部4A及び挿通孔2の孔縁部が変形し、軸部4が挿通孔2から外れやすくなることが考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の蓄電池は、電極と、前記電極が収容される電槽と、前記電槽を閉塞する蓋部と、取っ手と、を備え、前記蓋部は一対の側面を有し、前記一対の側面には一対の支持部がそれぞれ設けられ、前記支持部は、前記側面から突出する軸部と、前記軸部の突出端部に形成される抜止部と、を備え、前記取っ手は、把持部と、前記把持部の両端から延びる一対の腕部と、を備え、前記腕部の端部には前記軸部を受け入れる挿通孔が形成され、前記腕部は、前記挿通孔の孔縁部のうち前記腕部の延び方向について前記把持部寄りの部分に配され且つ前記側面に対向する第1面と、前記挿通孔の孔縁部のうち前記腕部の延び方向について前記把持部と反対側の部分に配され且つ前記側面に対向する第2面と、を有し、前記第2面と前記側面との間の距離は、前記第1面と前記側面との間の距離よりも大きい、蓄電池である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、蓋部から取っ手が外れにくい蓄電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態にかかる蓄電池の斜視図である。
電槽の斜視図である。
図1のA-A断面図である。
蓋部及び取っ手の分解斜視図である。
支持部を示す蓋部の拡大斜視図である。
支持部を示す蓋部の拡大側面図である。
挿通孔の孔縁部を軸方向の外側から見た取っ手の拡大斜視図である。
挿通孔の孔縁部を軸方向の内側から見た取っ手の拡大斜視図である。
挿通孔の孔縁部を軸方向の外側から見た取っ手の拡大側面図である。
取っ手が蓋部に係合した状態の蓋部及び取っ手の側面図である。
図10のB-B断面図である。
取っ手を持ち上げた状態の蓋部及び取っ手の側面図である。
図12のC-C断面図である。
図12のC-C断面において取っ手が斜め上方向に引っ張られた状態を示す図である。
従来の蓄電池における蓋とハンドルとの取付構造について示す概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本実施形態の概要)
(1)本開示の蓄電池は、電極と、前記電極が収容される電槽と、前記電槽を閉塞する蓋部と、取っ手と、を備え、前記蓋部は一対の側面を有し、前記一対の側面には一対の支持部がそれぞれ設けられ、前記支持部は、前記側面から突出する軸部と、前記軸部の突出端部に形成される抜止部と、を備え、前記取っ手は、把持部と、前記把持部の両端から延びる一対の腕部と、を備え、前記腕部の端部には前記軸部を受け入れる挿通孔が形成され、前記腕部は、前記挿通孔の孔縁部のうち前記腕部の延び方向について前記把持部寄りの部分に配され且つ前記側面に対向する第1面と、前記挿通孔の孔縁部のうち前記腕部の延び方向について前記把持部と反対側の部分に配され且つ前記側面に対向する第2面と、を有し、前記第2面と前記側面との間の距離は、前記第1面と前記側面との間の距離よりも大きい。
【0009】
このような構成によると、第2面と側面との間の距離が第1面と側面との間の距離よりも大きいから、腕部が斜め方向に引っ張られた場合に、第2面と側面とが接触しにくくなっている。よって、第2面と側面とが接触するまで、腕部は抜止部と挿通孔の孔縁部との接触部分を略中心として回転しようとする。この結果、軸部が挿通孔から外れにくくなる。
【0010】
(2)上記(1)の蓄電池において、前記第2面は、前記腕部の延び方向について前記挿通孔に近づくほど前記側面に近づくように傾斜していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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