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公開番号2025077608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189927
出願日2023-11-07
発明の名称表示制御装置、演算システム、表示制御方法、表示方法およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06N 10/00 20220101AFI20250512BHJP(計算;計数)
要約【課題】量子コンピュータで扱われる問題をグラフで表示する際、3つ以上の量子ビットの結合についても表現できるようにする。
【解決手段】表示制御装置が、少なくとも3つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、前記少なくとも3つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジとを表示するためのデータを生成する表示制御手段を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、
前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、
前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジと
を表示するためのデータを生成する表示制御手段を備える、表示制御装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記表示制御手段は、量子コンピュータで扱う対象となる問題である対象問題の複数の量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードを表示するための前記データを生成し、
前記少なくとも３つの量子ビットは前記複数の量子ビットに含まれる、
請求項１に記載の表示制御装置。
【請求項３】
前記表示制御手段は、量子コンピュータに実装できるように変換された前記対象問題である物理問題を示すグラフを表示するための前記データを生成する、
請求項２に記載の表示制御装置。
【請求項４】
前記表示制御手段は、量子コンピュータに実装できるように変換される前の前記対象問題である論理問題を示すグラフを表示するための前記データを生成する、
請求項２または請求項３に記載の表示制御装置。
【請求項５】
前記表示制御手段は、前記物理問題で用いられている量子ビットである物理ビットと、前記物理問題に変換される前の前記対象問題である論理問題で用いられている量子ビットである論理ビットとの対応関係を、論理ビットに割り当てられている表現方法が組み合わせられた表現方法で示す、前記物理問題を示すグラフを表示するための前記データを生成する、
請求項３に記載の表示制御装置。
【請求項６】
前記表示制御手段は、前記パリティノードの一つの値に対応した、前記量子ビットの値の複数の組み合わせを、それぞれの前記変数ノードに関連付けて切替自在に表示するための前記データを生成する、
請求項１から３の何れか一項に記載の表示制御装置。
【請求項７】
量子コンピュータで扱う対象となる問題である対象問題の演算を行う演算手段と、表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記対象問題の複数の量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、
前記複数の量子ビットのうち少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、
前記少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジと
を表示するためのデータを生成する、
演算システム。
【請求項８】
コンピュータが、
少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、
前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、
前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジと
を表示するためのデータを生成することを含む、表示制御方法。
【請求項９】
表示装置が、
少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、
前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、
前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジと
を表示することを含む、表示方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、
前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、
前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジと
を表示するためのデータを生成することを実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示制御装置、演算システム、表示制御方法、表示方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
量子コンピュータで扱う対象となる問題がグラフで表示される場合がある。例えば、特許文献１には、量子コンピューティングの一種である量子アニーリングで解く組み合わせ最適化問題をイジング問題として定式化したものをグラフで表示することが記載されている。特許文献１に記載の方法では、イジングスピンをグラフのノードで示し、イジングスピンの状態を、ノードを表すアイコンの色で示す。また、特許文献１には、結合されている２つのノードを実線のエッジで結び、対象となっている問題のアニーリングでは使用されていない結合を破線のエッジで表すことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
米国特許出願公開第２０２１／０２６３６４３号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
２つの量子ビットの結合だけでなく、３つ以上の量子ビットの結合についても表現可能であることが好ましい。
【０００５】
本発明の目的の一例は、上述の課題を解決することのできる表示制御装置、演算システム、表示制御方法、表示方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１の態様によれば、表示制御装置は、少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジとを表示するためのデータを生成する表示制御手段を備える。
【０００７】
本発明の第２の態様によれば、演算システムは、量子コンピュータで扱う対象となる問題である対象問題の演算を行う演算手段と、表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記対象問題の複数の量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、前記複数の量子ビットのうち少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、前記少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジとを表示するためのデータを生成する。
【０００８】
本発明の第３の態様によれば、表示制御方法は、コンピュータが、少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジとを表示するためのデータを生成することを含む。
【０００９】
本発明の第４の態様によれば、表示方法は、表示装置が、少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジとを表示することを含む。
【００１０】
本発明の第５の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、少なくとも３つの量子ビットの状態をそれぞれ示す変数ノードと、前記少なくとも３つの量子ビットのパリティを示すパリティノードと、前記変数ノードと前記パリティノードとを接続するエッジとを表示するように制御することを実行させる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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