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公開番号2025076156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187935
出願日2023-11-01
発明の名称高位合成装置
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06F 30/327 20200101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】高位合成を行う場合にハザードを適切に検知することが難しいことがある。
【解決手段】回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する高位合成装置は、動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加するハザード検知回路付加部と、前記ハザード検知回路付加部がハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する回路記述生成部と、を有する。
【選択図】図9


特許請求の範囲【請求項1】
回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する高位合成装置であって、
動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加するハザード検知回路付加部と、
前記ハザード検知回路付加部がハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する回路記述生成部と、
を有する
高位合成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の高位合成装置であって、
前記ハザード検知回路付加部は、アクセス時の要素番号をイタレーション間で比較することでハザードの有無を動的に判定する回路であるハザード検知回路をパイプライン回路に付加する
高位合成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の高位合成装置であって、
前記ハザード検知回路は、イタレーション間の比較により、先行イタレーションのライトよりも先に後続イタレーションのリードが実行されると判断される場合に、ハザードの発生を検知する
高位合成装置。
【請求項4】
請求項1に記載の高位合成装置であって、
前記ハザード検知回路付加部は、ハザード発生の検知に応じてパイプライン動作を停止させるハザード検知回路をパイプライン回路に付加する
高位合成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の高位合成装置であって、
前記ハザード検知回路は、
ハザードを検知したイタレーションの配列アクセスが終わるまでの間、ハザードの原因となる後続のイタレーション以降のイタレーションの実行全体を止める
高位合成装置。
【請求項6】
請求項1に記載の高位合成装置であって、
前記ハザード検知回路付加部は、ハザード発生の検知に応じて検知した旨を出力するハザード検知回路をパイプライン回路に付加する
高位合成装置。
【請求項7】
回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する情報処理装置が、
動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加し、
ハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する
高位合成方法。
【請求項8】
請求項7に記載の高位合成方法であって、
ハザード検知回路を付加する際、アクセス時の要素番号をイタレーション間で比較することでハザードの有無を動的に判定する回路であるハザード検知回路をパイプライン回路に付加する
高位合成方法。
【請求項9】
回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する情報処理装置に、
動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加し、
ハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する
処理を実現するためのプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
ハザード検知回路を付加する際、アクセス時の要素番号をイタレーション間で比較することでハザードの有無を動的に判定する回路であるハザード検知回路をパイプライン回路に付加する
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、高位合成装置、高位合成方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
回路の動作を記述した動作記述からRTL(Register-transfer level)記述などの回路記述を生成する高位合成システムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、回路の動作を記述した動作記述に対して高位合成処理を行い、回路を動作させるハードウェア記述言語を出力する高位合成装置が記載されている。例えば、高位合成装置は、演算処理を繰り返す繰り返し演算処理であって演算処理の出力を次の演算処理の入力とする繰り返し演算処理を表したCDFG(コントロールデータフローグラフ)を第1CDFGとして取得し、第1CDFGを、第1CDFGで表された前記繰り返し演算処理をパイプライン処理で実行する第2CDFGに変更するCDFG変更部を備える。また、高位合成装置は、第1CDFGに表された前記繰り返し演算処理をパイプライン処理で実行した場合のスケジューリング結果を出力するスケジューリング部と、スケジューリング結果に基づいて、第1CDFGに表された前記繰り返し演算処理がパイプライン処理できるか否かを判定するパイプライン判定部と、を備える。そして、CDFG変更部は、パイプライン判定部により、第1CDFGに表された前記繰り返し演算処理がパイプライン処理できると判定された場合に第1CDFGを第2CDFGに変更する。
【0004】
また、関連する技術として、特許文献2がある。特許文献2には、パイプライン化された回路は正しく動作させるためにハザードを解消する対処方式を決定する高位合成装置が記載されている。特許文献2によると、高位合成装置は、データハザードが発生した動作記述の箇所をデータハザード箇所として検出するデータハザード検出部と、対処決定部と、を有する。また、対処決定部は、回路のレイテンシと回路規模とを含む回路性能の見積もり値である性能見積もり値に基づいて、回路のパイプライン化の性能を落とす方式と、データハザード箇所の動作周波数を落とす方式と、回路のパイプライン化の性能を落とす方式とデータハザード箇所の動作周波数を落とす方式との組み合わせから成る方式とのいずれかを、データハザード箇所のデータハザードを解消する対処方式として決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6246445号
特許第6735951号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1や特許文献2に記載の技術では、メモリに割り当てる配列など想定していない。そのため、特許文献1、2に記載の技術を用いた場合、配列における添え字が変数の場合にどの要素にアクセスするかは実際にシミュレーションなどを行わない限り分からず、その結果、過剰にデータハザード変数とみなされてしまうことなどがあった。このように、高位合成を行う場合にハザードを適切に検知することが難しいことがある、という課題が生じていた。
【0007】
そこで、本開示は、上述した課題を解決することが可能な高位合成装置、高位合成方法、プログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため本開示における高位合成装置は、
回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する高位合成装置であって、
動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加するハザード検知回路付加部と、
前記ハザード検知回路付加部がハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する回路記述生成部と、
を有する
という構成をとる。
【0009】
また、本開示における高位合成方法は、
回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する情報処理装置が、
動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加し、
ハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する
という構成をとる。
【0010】
また、本開示におけるプログラムは、
回路の動作を記述した動作記述の入力に応じて回路記述を生成する情報処理装置に、
動作記述に応じて生成したパイプライン回路に、ハザード発生の有無を判定するハザード検知回路を付加し、
ハザード検知回路を付加したパイプライン回路を記述した回路記述を生成する
処理を実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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