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公開番号2025076630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188335
出願日2023-11-02
発明の名称サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/163 20240101AFI20250509BHJP(計算;計数)
要約【課題】マンション等に入場が許可された人物による不正行為等を防止する、サーバ装置を提供する。
【解決手段】サーバ装置は、記憶手段と、データベース制御手段と、検出手段と、を備える。記憶手段は、住民の生体情報を住民管理データベースに記憶する。記憶手段は、入場許可者の生体情報と入場許可者の滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する。滞在許可時間が経過した入場許可者の生体情報は一時入場者管理データベースから削除される。検出手段は、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得する。検出手段は、2つのデータベースに記憶された生体情報を用いて2回の照合処理に失敗した場合に、第1の画像データに写る被撮影者を不審者として検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
集合住宅の住民の生体情報を住民管理データベースに記憶し、前記集合住宅に入場することが許可された入場許可者の生体情報と前記入場許可者が前記集合住宅に滞在することが許可された時間である滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する、記憶手段と、
前記入場許可者の生体情報が前記一時入場者管理データベースに登録されてから前記滞在許可時間が経過すると、少なくとも前記滞在許可時間が経過した前記入場許可者の生体情報を前記一時入場者管理データベースから削除する、データベース制御手段と、
前記集合住宅の内部に設置された、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得し、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる前記被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗した場合に、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を不審者として検出する、検出手段と、
を備える、サーバ装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記検出手段は、前記検出された不審者の生体情報と前記不審者が検出された場所を、前記集合住宅の警備を行う警備員が所持する端末に送信する、請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に成功した場合、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を前記入場許可者と判定し、前記入場許可者と判定された前記被撮影者が検出された場所と前記被撮影者が写る前記第1の画像データを前記一時入場者管理データベースに記憶する、追跡手段をさらに備える、請求項2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記一時入場者管理データベースに記憶された、前記被撮影者が検出された場所又は前記被撮影者が写る前記第1の画像データに基づいて、前記入場許可者と判定された前記被撮影者が不審な行動を起こしているか否かを検出する、不審者検出手段をさらに備える、請求項3に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記集合住宅のエントランスから前記集合住宅の内部に進入しようとする被認証者を撮影可能に設置された第2のカメラ装置から第2の画像データを取得し、
前記取得した第2の画像データから得られる生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた第1の生体認証を実行し、
前記第1の生体認証に失敗すると、前記取得した第2の画像データから得られる生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた第2の生体認証を実行し、
前記第1の生体認証又は前記第2の生体認証のいずれかに成功した場合、前記被認証者が前記集合住宅の内部に進入することを許可する、認証手段をさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記集合住宅のエントランスに設置された外部インターフォンから、前記集合住宅の住民を訪問する訪問者の生体情報を取得し、
前記集合住宅の住民が前記訪問者による前記集合住宅の入場を許可すると、前記集合住宅の住民の住宅に設置された内部インターフォンから、前記集合住宅の入場が許可された訪問者に関する前記滞在許可時間を取得し、
前記取得した訪問者の生体情報と前記取得した滞在許可時間を、前記一時入場者管理データベースに記憶する、インターフォン制御手段をさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項7】
前記集合住宅のエントランスに設置された登録端末から、同伴者を伴う前記集合住宅の住民の生体情報を取得し、前記取得した生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた生体認証に成功すると、前記同伴者を伴う集合住宅の住民の生体認証に成功した旨を前記登録端末に通知し、
前記登録端末から、前記同伴者の生体情報と前記同伴者に関する前記滞在許可時間を取得し、
前記取得した同伴者の生体情報と前記取得した滞在許可時間を、前記一時入場者管理データベースに記憶する、登録端末制御手段をさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
【請求項8】
集合住宅の住民の生体情報を住民管理データベースに記憶し、前記集合住宅に入場することが許可された入場許可者の生体情報と前記入場許可者が前記集合住宅に滞在することが許可された時間である滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する、記憶工程と、
前記入場許可者の生体情報が前記一時入場者管理データベースに登録されてから前記滞在許可時間が経過すると、少なくとも前記滞在許可時間が経過した前記入場許可者の生体情報を前記一時入場者管理データベースから削除する、データベース制御工程と、
前記集合住宅の内部に設置された、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得し、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる前記被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗した場合に、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を不審者として検出する、検出工程と、
を備える、サーバ装置の制御方法。
【請求項9】
サーバ装置に搭載されたコンピュータに、
集合住宅の住民の生体情報を住民管理データベースに記憶し、前記集合住宅に入場することが許可された入場許可者の生体情報と前記入場許可者が前記集合住宅に滞在することが許可された時間である滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する、記憶処理と、
前記入場許可者の生体情報が前記一時入場者管理データベースに登録されてから前記滞在許可時間が経過すると、少なくとも前記滞在許可時間が経過した前記入場許可者の生体情報を前記一時入場者管理データベースから削除する、データベース制御処理と、
前記集合住宅の内部に設置された、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得し、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる前記被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗した場合に、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を不審者として検出する、検出処理と、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
マンション等の集合住宅を訪問した訪問者の認証に関する技術が存在する。
【0003】
例えば、特許文献1には、訪問者の円滑な入退室制御を効率よく行なう、と記載されている。特許文献1のシステムにおいて、集合玄関機に設けたカメラが訪問者を撮像する。訪問者が集合玄関機に対して住居番号の入力操作と呼出ボタンの押下操作を行なうと、インターフォン端末に対して呼出が行われる。インターフォン端末は、居住者が通話操作を行なったならば通話を開始し、居住者が登録操作を行なったならばサーバに対して登録要求を送信する。サーバは、集合玄関機により撮像された画像を常時取得し、インターフォン端末から登録要求を受信した場合に、集合玄関機のカメラにより撮像された画像から訪問者の画像を抽出する。サーバは、抽出した画像を登録人物画像としてデータベースに登録する。登録された訪問者に対しては、サーバの認証によってドアの解錠が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-020062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたように、生体認証に対応したマンション等では、訪問者の生体情報がシステム登録されていることが必要になる。ここで、特許文献1では、登録された訪問者の生体情報に関する削除について言及されておらず、生体情報が登録された訪問者は事実上、無制限にマンション内で活動できることになる。その結果、訪問者による不正行為等を許す余地が大きくなる。
【0006】
本発明は、マンション等に入場が許可された人物による不正行為等を防止することに寄与する、サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラムを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の視点によれば、集合住宅の住民の生体情報を住民管理データベースに記憶し、前記集合住宅に入場することが許可された入場許可者の生体情報と前記入場許可者が前記集合住宅に滞在することが許可された時間である滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する、記憶手段と、前記入場許可者の生体情報が前記一時入場者管理データベースに登録されてから前記滞在許可時間が経過すると、少なくとも前記滞在許可時間が経過した前記入場許可者の生体情報を前記一時入場者管理データベースから削除する、データベース制御手段と、前記集合住宅の内部に設置された、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得し、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる前記被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗した場合に、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を不審者として検出する、検出手段と、を備える、サーバ装置が提供される。
【0008】
本発明の第2の視点によれば、集合住宅の住民の生体情報を住民管理データベースに記憶し、前記集合住宅に入場することが許可された入場許可者の生体情報と前記入場許可者が前記集合住宅に滞在することが許可された時間である滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する、記憶工程と、前記入場許可者の生体情報が前記一時入場者管理データベースに登録されてから前記滞在許可時間が経過すると、少なくとも前記滞在許可時間が経過した前記入場許可者の生体情報を前記一時入場者管理データベースから削除する、データベース制御工程と、前記集合住宅の内部に設置された、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得し、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる前記被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗した場合に、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を不審者として検出する、検出工程と、を備える、サーバ装置の制御方法が提供される。
【0009】
本発明の第3の視点によれば、サーバ装置に搭載されたコンピュータに、集合住宅の住民の生体情報を住民管理データベースに記憶し、前記集合住宅に入場することが許可された入場許可者の生体情報と前記入場許可者が前記集合住宅に滞在することが許可された時間である滞在許可時間を対応付けて一時入場者管理データベースに記憶する、記憶処理と、前記入場許可者の生体情報が前記一時入場者管理データベースに登録されてから前記滞在許可時間が経過すると、少なくとも前記滞在許可時間が経過した前記入場許可者の生体情報を前記一時入場者管理データベースから削除する、データベース制御処理と、前記集合住宅の内部に設置された、第1のカメラ装置から第1の画像データを取得し、前記取得した第1の画像データから得られる被撮影者の生体情報と前記住民管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗し、且つ、前記取得した第1の画像データから得られる前記被撮影者の生体情報と前記一時入場者管理データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理に失敗した場合に、前記第1の画像データに写る前記被撮影者を不審者として検出する、検出処理と、を実行させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明の各視点によれば、マンション等に入場が許可された人物による不正行為等を防止することに寄与する、サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラムが提供される。なお、本発明の効果は上記に限定されない。本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果と共に、他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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