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公開番号
2025077601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189917
出願日
2023-11-07
発明の名称
電気コネクタ
出願人
日本圧着端子製造株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/44 20060101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタにおいて、部品点数を削減でき、組み合わせ公差の管理が容易であり、組み立て作業を容易に行うことができる、電気コネクタを提供する。
【解決手段】電気コネクタ1は、ハウジング11と端子12と絶縁部材13とを備える。端子12は、電線100に接続される電線接続部20、及び、電線接続部20と一体に設けられて中空筒状に形成された中空筒部21、を有する。絶縁部材13は、中空筒部21に挿通される軸状に設けられる。ハウジング11は、絶縁部材13が一体に設けられ、端子12を保持する。中空筒部21は、電線接続部20に接続される電線100が延びる方向と直交又は斜めに交差する方向に沿って筒状に延びる。絶縁部材13は、中空筒部21よりも長く延びて、中空筒部21の両端部から突出して延びるように設けられる。
【選択図】 図11
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタであって、
前記電線に接続される電線接続部、及び、前記電線接続部と一体に設けられて中空筒状に形成された中空筒部、を有する端子と、
前記中空筒部に挿通される軸状に設けられた前記絶縁部材と、
前記絶縁部材が一体に設けられて、前記端子を保持するハウジングと、を備え、
前記中空筒部は、前記電線接続部に接続される前記電線が延びる方向と直交又は斜めに交差する方向に沿って筒状に延びるように設けられ、
前記絶縁部材は、前記中空筒部よりも長く延びるように設けられて、前記中空筒部の両端部から突出して延びるように設けられていることを特徴とする、電気コネクタ。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気コネクタであって、
前記絶縁部材は、軸状に延びる一端側の端部が、前記ハウジングにおける高さ方向の一方の外壁と一体に設けられていることを特徴とする、電気コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載の電気コネクタであって、
前記絶縁部材における軸状に延びる他端側の端部には、凹部が設けられ、当該凹部は、当該電気コネクタが接続される相手側のコネクタに設けられた凸部が嵌合するように構成されていることを特徴とする、電気コネクタ。
【請求項4】
請求項2に記載の電気コネクタであって、
前記絶縁部材における軸状に延びる他端側の端部には、凸部が設けられ、当該凸部は、当該電気コネクタが接続される相手側のコネクタに設けられた凹部が嵌合するように構成されていることを特徴とする、電気コネクタ。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気コネクタであって、
前記ハウジングには、
前記絶縁部材と当該絶縁部材が挿通される前記中空筒部とを周方向に囲むように配置され、当該電気コネクタが接続される相手側のコネクタが嵌合する嵌合間口を形成する外周壁と、
軸状の前記絶縁部材の軸心を中心として同心状に設けられて、前記絶縁部材が挿通される前記中空筒部の周囲を囲む筒状の外郭壁と、
が設けられ、
前記外郭壁は、前記外周壁と前記中空筒部との間に設けられていることを特徴とする、電気コネクタ。
【請求項6】
請求項5に記載の電気コネクタであって、
前記中空筒部と前記外郭壁とは、それぞれ円筒状に設けられ、
前記中空筒部の外周と前記外郭壁の内周との間に円筒状の空間が区画されていることを特徴とする、電気コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタが用いられている。このような電気コネクタにおいては、電気コネクタの端子に絶縁部材が装着されることで、電気コネクタを操作する作業者の指が、通電される端子に接触してしまうことを抑制している。
【0003】
絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタとして、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1においては、雄ハウジング13と、雄ハウジング13内に支持される雄端子17と、雄端子17に挿入されて装着される絶縁部材19と、雄端子17と雄端子17に挿入された絶縁部材19とに装着される割リング21と、を備えて雄コネクタ11として構成された電気コネクタが開示されている。
【0004】
雄端子17は、電線29の端部に圧着されて電線29に接続される電線接続部45と、電線接続部45と直線状に沿って直列に並んで設けられた中空筒体43とを有している。絶縁部材19は、軸状に設けられ、雄端子17の中空筒体43に挿入されるように構成されている。絶縁部材19の先端には、雄端子17の先端から突き出して雄端子17の先端と当接する頭部59が設けられている。雄端子17の中空筒体43の後端から突き出した絶縁部材19の後端部には、割リング21が装着される。また、絶縁部材19の後端部の外面には、割リング21が当接して絶縁部材19の頭部59の方向への移動を規制する段部63が形成されている。割リング21は、円環状のリングを周方向に2つに分割して形成された割リング片65a及び割リング片65bを有して構成され、雄ハウジング13内に挿入保持される。割リング片65aには凸部73が設けられ、割リング片65bには凹部75が設けられ、割リング片65a及び割リング片65bは、雄端子17及び絶縁部材19を挟んだ状態で凸部73と凹部75とが係合することで、雄端子17及び絶縁部材19に装着される。また、割リング片65bには、係止片69が設けられ、係止片69は、雄端子17の中空筒体43の後端面53と絶縁部材19に設けられた溝部61の段部63とに係合するとともに、中空筒体43の後端面53と雄端子17の突起部55との間に係合するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6185900号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された雄コネクタ11においては、雄ハウジング13及び雄端子17に加え、軸状の独立した部材として形成されて雄端子17に挿入されて装着される絶縁部材19と、雄端子17及び絶縁部材19に装着される2つの割リング片65a及び割リング片65bとが必要となる。このため、部品点数の増大を招いてしまうという問題がある。
【0007】
また、特許文献1に開示された雄コネクタ11は、絶縁部材19が雄端子17の中空筒体43に挿入された状態で、絶縁部材19の先端の頭部59が中空筒体43の先端と当接し、割リング片65bの係止片69が絶縁部材19の後端部の段部63と係合するとともに雄端子17の中空筒体43の後端面53とも係合し、さらに、割リング片65bの係止片69が雄端子17の中空筒体43の後端面53および突起部55の両方に係合するように構成される必要がある。またさらに、雄コネクタ11は、割リング片65bの係止片69が絶縁部材19の段部63と雄端子17の後端面53と雄端子17の突起部55とに係合する状態で、割リング片65aの凸部73と割リング片65bの凹部75とが係合するように構成される必要がある。このため、特許文献1の雄コネクタ11においては、絶縁部材19の頭部59と、絶縁部材19の段部63と、割リング片65bの係止片69と、雄端子17の中空筒体43の後端面53と、雄端子17の突起部55と、割リング片65aの凸部73と、割リング片65bの凹部75との組み合わせ公差の管理が必要となる。このため、複雑な組み合わせ公差の管理が必要となり作業が煩雑となってしまうという問題がある。
【0008】
また、特許文献1に開示された雄コネクタ11の雄端子17は、電線29の端部に圧着されて電線29に接続される電線接続部45と、軸状の絶縁部材19が挿入されて装着される中空筒体43とが直線状に沿って直列に並んで設けられている。このため、電線接続部45に圧着された電線29の端部が中空筒体43に向かって突出する長さが大きいと、電線29の端部と中空筒体43に挿入されて中空筒体43の後端から突き出した絶縁部材19の後端部とが同軸線上で延びて、干渉してしまう。電線接続部45に圧着される電線29の端部と中空筒体43に挿入されて突き出す絶縁部材19の後端部とが干渉すると、雄端子17へ絶縁部材19を装着して割リング21で係合して雄コネクタ11を組み立てる作業が困難となってしまう。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタにおいて、部品点数を削減でき、組み合わせ公差の管理が容易であり、組み立て作業を容易に行うことができる、電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記目的を達成するための本発明のある局面に係る電気コネクタは、絶縁部材が装着される端子を有して電線に接続される電気コネクタに関する。そして、本発明のある局面に係る電気コネクタは、前記電線に接続される電線接続部、及び、前記電線接続部と一体に設けられて中空筒状に形成された中空筒部、を有する端子と、前記中空筒部に挿通される軸状に設けられた前記絶縁部材と、前記絶縁部材が一体に設けられて、前記端子を保持するハウジングと、を備え、前記中空筒部は、前記電線接続部に接続される前記電線が延びる方向と直交又は斜めに交差する方向に沿って筒状に延びるように設けられ、前記絶縁部材は、前記中空筒部よりも長く延びるように設けられて、前記中空筒部の両端部から突出して延びるように設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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