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公開番号2025077259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189323
出願日2023-11-06
発明の名称表示装置
出願人シャープディスプレイテクノロジー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H10D 86/60 20250101AFI20250512BHJP()
要約【課題】酸化物半導体TFTを含むGDM回路を備え、インセル型タッチパネルとして好適に用いられる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、1垂直走査期間において駆動期間と非駆動期間とを交互に切り替え得る走査信号線駆動回路を備える。走査信号線駆動回路の単位回路は、クロック端子、セット端子、リセット端子、出力端子、第1、第2および第3薄膜トランジスタを含む。第2薄膜トランジスタのゲート電極はセット端子に接続されており、第2薄膜トランジスタのソースおよびドレイン電極の一方は内部ノードに接続されている。第2薄膜トランジスタのゲート電極は半導体層の上方に配置された上部ゲート電極であり、第2薄膜トランジスタのソースおよびドレイン電極の他方は高電位側電源線に接続されている。第2薄膜トランジスタは、半導体層の下方に配置され低電位側電源線に接続された下部ゲート電極をさらに有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の走査信号線を有する表示パネルと、
前記複数本の走査信号線を駆動する走査信号線駆動回路と、
を備え、
前記走査信号線駆動回路は、1垂直走査期間において、前記複数本の走査信号線を順次選択状態にする駆動期間と、前記複数本の走査信号線を駆動しない非駆動期間とを交互に切り替え得る、表示装置であって、
前記表示パネルは、高電位側電源線と、低電位側電源線とをさらに有し、
前記走査信号線駆動回路は、複数の段を含むシフトレジスタ回路を有し、
前記複数の段のそれぞれを構成する単位回路は、
クロック信号が入力されるクロック端子と、
セット信号が入力されるセット端子と、
リセット信号が入力されるリセット端子と、
前記複数本の走査信号線のうちの対応する走査信号線に電気的に接続され、走査信号を出力する出力端子と、
第1半導体層、第1ゲート電極、第1ソース電極および第1ドレイン電極を有する第1薄膜トランジスタであって、前記第1ゲート電極が内部ノードに電気的に接続され、前記第1ソース電極および前記第1ドレイン電極の一方が前記クロック端子に電気的に接続され、前記第1ソース電極および前記第1ドレイン電極の他方が前記出力端子に電気的に接続された第1薄膜トランジスタと、
第2半導体層、第2ゲート電極、第2ソース電極および第2ドレイン電極を有する第2薄膜トランジスタであって、前記第2ゲート電極が前記セット端子に電気的に接続され、前記第2ソース電極および前記第2ドレイン電極の一方が前記内部ノードに電気的に接続された第2薄膜トランジスタと、
第3半導体層、第3ゲート電極、第3ソース電極および第3ドレイン電極を有する第3薄膜トランジスタであって、前記第3ゲート電極が前記リセット端子に電気的に接続され、前記第3ソース電極および前記第3ドレイン電極の一方が前記内部ノードに電気的に接続された第3薄膜トランジスタと、
を含み、
前記第2薄膜トランジスタの前記第2ゲート電極は、ゲート絶縁層を介して前記第2半導体層の上方に配置された上部ゲート電極であり、
前記第2薄膜トランジスタの前記第2ソース電極および前記第2ドレイン電極の他方は、前記高電位側電源線に電気的に接続されており、
前記第2薄膜トランジスタは、前記第2半導体層の下方に配置され、下部絶縁層を介して前記第2半導体層のチャネル領域に対向する下部ゲート電極であって、前記低電位側電源線に電気的に接続された下部ゲート電極をさらに有する、表示装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記単位回路は、一対の電極を含むキャパシタをさらに有し、
前記一対の電極の一方は、前記内部ノードに電気的に接続されており、前記一対の電極の他方は、前記出力端子に電気的に接続されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第3薄膜トランジスタの前記第3ソース電極および前記第3ドレイン電極の他方には、前記駆動期間において前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧よりも低い第1の電位であり、前記非駆動期間の少なくとも一部において前記第1の電位よりも高い第2の電位である制御信号が印加される、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示パネルは、
互いに異なる信号が印加され得る、タッチセンサ用の複数の電極と、
それぞれが前記複数の電極のうちの対応する電極に電気的に接続された、タッチセンサ用の複数本の配線と、
をさらに有し、
前記非駆動期間においてタッチセンサが駆動される、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示パネルは、前記複数本の走査信号線を含むアクティブマトリクス基板を有し、
前記走査信号線駆動回路は、前記アクティブマトリクス基板にモノリシックに形成されている、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1半導体層、前記第2半導体層および前記第3半導体層のそれぞれは、酸化物半導体層である、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項7】
前記酸化物半導体層は、In-Ga-Zn-O系半導体を含む、請求項6に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、有機エレクトロルミネセンス(EL)表示装置等に用いられるアクティブマトリクス基板は、複数の画素を有する表示領域と、表示領域の周辺に位置する非表示領域(「額縁領域」と呼ばれることもある)とを有している。表示領域には、画素ごとに薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下「TFT」)が設けられている。画素ごとに設けられるTFTとしては、従来、非晶質シリコン膜を活性層とするTFT(以下「非晶質シリコンTFT」)や多結晶シリコン膜を活性層とするTFT(以下「多結晶シリコンTFT」)が広く用いられている。
【0003】
TFTの活性層の材料として、非晶質シリコンや多結晶シリコンに代わって、酸化物半導体を用いることが提案されている。このようなTFTを「酸化物半導体TFT」と称する。酸化物半導体は、非晶質シリコンよりも高い移動度を有している。そのため、酸化物半導体TFTは、非晶質シリコンTFTよりも高速で動作することが可能である。
【0004】
TFTの構造は、ボトムゲート構造と、トップゲート構造とに大別される。現在、酸化物半導体TFTには、ボトムゲート構造が採用されることが多いが、トップゲート構造を用いることも提案されている(例えば特許文献1)。トップゲート構造では、ゲート絶縁層を薄くできるので、高い電流供給性能が得られる。
【0005】
アクティブマトリクス基板の非表示領域に、TFTを含む周辺回路がモノリシック(一体的)に形成される場合がある。周辺回路をモノリシックに形成することによって、非表示領域の狭小化(狭額縁化)や、実装工程の簡略化によるコストダウンを実現することができる。例えば、非表示領域において、ゲートドライバ回路がモノリシックに形成され、ソースドライバ回路がCOG(Chip on Glass)方式で実装される場合がある。モノリシックに形成されたゲートドライバ回路は、GDM(Gate Driver Monolithic)回路と呼ばれる。特許文献2には、アクティブマトリクス基板上にGDM回路が形成された液晶表示装置が開示されている。
【0006】
本明細書では、表示領域の各画素に配置されるTFTを「画素TFT」と呼ぶ。また、非表示領域に設けられる周辺回路を構成するTFTを「周辺回路TFT」と呼ぶ。画素TFTが酸化物半導体TFTである場合、製造プロセスの観点からは、周辺回路TFTも酸化物半導体TFTであることが好ましい。
【0007】
一方、近年、タッチセンサを備えた表示装置(「タッチパネル」と呼ばれる)が、スマートフォン、タブレット等に広く利用されている。タッチセンサの方式としては、抵抗膜式、静電容量式、光学式など、種々の方式が知られている。
【0008】
タッチセンサを備えた表示装置(以下「タッチパネル」と呼ぶ)は、表示装置にタッチセンサを外付けする方式(「外付け型」)と、表示装置がタッチセンサを内蔵する方式(「内蔵型」)とに大別される。内蔵型タッチパネルは、外付け型タッチパネルよりも薄型化、軽量化などに有利であり、光の透過率を高められるという利点を有している。
【0009】
内蔵型タッチパネルには、「オンセル型」と「インセル型」とがある。ここで、「セル」は、表示パネルを指している。「インセル型」では、表示パネル内にタッチセンサ機能を担う層が配置される。「オンセル型」では、タッチセンサ機能を担う層が、表示パネルと、表示パネルの観察者側に設けられた偏光板との間に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2015-109315号公報
国際公開第2011/055584号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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