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公開番号2025076982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2024104495
出願日2024-06-27
発明の名称半導体構造及びその製造方法
出願人ダイオーズ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類H10D 8/50 20250101AFI20250509BHJP()
要約【課題】半導体構造及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体構造は、セルエリア及び終端エリアを有し、かつ、第1表面、第1表面に対向して、終端エリアに位置する第2表面及びセルエリアに位置する第3表面を有し、第2表面と第3表面とは互いに隣接し、かつ、異なるレベルに位置する基板と、セルエリアに位置し、かつ、第3表面を横切って第1表面に向けて延伸し、第3表面から部分的に突出した第1半導体材料層及び第1酸化層を含み、かつ、第3表面と平行な第1方向に向けて延伸する第1トレンチ構造と、セルエリアに位置し、第3表面から部分的に突出した第2半導体材料層及び第2酸化層を含み、かつ、第1方向と平行に延伸する第2トレンチ構造と、を含み、第3表面の、第1トレンチ構造と第2トレンチ構造との間にドープエリアが設けられ、かつ、ドープエリアは、第3表面と平行、かつ、第1方向と垂直な第2方向に向けて延伸する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上面から見て、セルエリア及び前記セルエリアに隣接する終端エリアを有すると定義される基板であって、第1表面、前記第1表面に対向し、かつ、前記終端エリア内に位置する第2表面及び前記第1表面に対向し、かつ、前記セルエリア内に位置する第3表面を有し、前記第2表面と前記第3表面とは互いに隣接し、かつ、異なるレベルに位置する、基板と、
前記セルエリア内に位置し、かつ、前記第3表面を横切って前記第1表面に向けて延伸する第1トレンチ構造であって、少なくとも部分的に前記第3表面から突出した第1半導体材料層及び前記第1半導体材料を囲繞する第1酸化層を含み、かつ、前記第3表面と平行な第1方向に向けて延伸する、第1トレンチ構造と、
前記セルエリア内に位置し、かつ、前記第3表面を横切って前記第1表面に向けて延伸する第2トレンチ構造であって、少なくとも部分的に前記第3表面から突出した第2半導体材料層及び前記第2半導体材料を囲繞する第2酸化層を含み、かつ、前記第1方向と平行に延伸する、第2トレンチ構造と、を含み、
前記基板の前記第3表面に第1ドープエリアが設けられ、俯瞰視角度から見て、前記第1ドープエリアは、前記第1トレンチ構造と前記第2トレンチ構造との間に設置され、かつ、前記第1ドープエリアは、前記第3表面と平行かつ前記第1方向と垂直な第2方向に向けて延伸すること、
を特徴とする半導体構造。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記基板の前記第3表面に、第2ドープエリアが更に設けられ、俯瞰視角度から見て、前記第2ドープエリアは、前記第1トレンチ構造と前記第2トレンチ構造との間に、前記第1ドープエリアに近接して設置され、かつ、前記第2ドープエリアは前記第2方向に向けて延伸する、請求項1に記載の半導体構造。
【請求項3】
更に、
前記セルエリア内、かつ、前記第2表面上に位置する遮蔽層を含み、俯瞰視角度から見て、前記遮蔽層は前記第1ドープエリアと前記第2ドープエリアとの間に位置する、請求項2に記載の半導体構造。
【請求項4】
前記遮蔽層は、第4酸化層及び前記第4酸化層上に設置される第4半導体材料層を含み、前記第4酸化層は、前記第2表面上に設置され、かつ、少なくとも一部の前記第1トレンチ構造及び少なくとも一部の前記第2トレンチ構造を被覆する、請求項3に記載の半導体構造。
【請求項5】
更に、
前記第1ドープエリアの上方及び前記第2ドープエリアの上方に設置され、かつ、少なくとも一部の前記遮蔽層を被覆する導電層を含む、請求項3に記載の半導体構造。
【請求項6】
前記導電層と前記第1半導体材料層と前記第2半導体材料層とは、電気的に接続される、請求項5に記載の半導体構造。
【請求項7】
前記導電層は、前記遮蔽層の側壁に沿って延伸するとともに、前記第1半導体材料層と接触する、請求項5に記載の半導体構造。
【請求項8】
更に、
前記終端エリア内に位置し、かつ、前記第2表面から前記第1表面に向けて延伸する第3トレンチ構造を含み、前記第3トレンチ構造は、第3半導体材料層及び前記第3半導体材料層を囲繞する第3酸化層を含み、かつ、前記第3トレンチ構造は前記第1方向と平行に延伸する、請求項1に記載の半導体構造。
【請求項9】
前記第1トレンチ構造の幅は、前記第3トレンチ構造の幅と基本的に同一である、請求項8に記載の半導体構造。
【請求項10】
前記第1トレンチ構造の深さは、前記第3トレンチ構造の深さと基本的に同一である、請求項8に記載の半導体構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体構造及びその製造方法に関するものであり、より具体的に述べると、トレンチ型金属酸化半導体(MOS)構造の整流デバイス及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
現代の電力回路は、高出力、低損失及び高速スイッチングの整流器を有していなければならない。高電圧用途について、高い降伏電圧(breakdown voltage)及び高い動作温度を必要とする場合は、常に、高いスイッチング速度を有するP-N接合ゲート整流器が採用される。低電圧用途について、高いスイッチング速度及び非常に低い順方向電圧(forward bias)を必要とする場合は、常に、ショットキー(Schottky)バリア整流器が採用される。ショットキーバリア整流器は、金属酸化物半導体(MOS)プロセスを運用する複数のキャリアデバイスであり、回復過程において非常に小さい逆方向漏れ電流が通流することのみが許容される。残念ながら、高い温度で動作する場合、ショットキーバリア整流器は、出現することが所望されない高い逆方向漏れ電流を受けることになる。
【0003】
現在採用されている一連の改良措置により、ショットキー整流器の閉塞能力は改善されている。この種の改善方法の1つは、接合障壁ショットキー(JBS)整流器を利用することであり、P/N接合ゲートを十分に小さいショットキー障壁領域と結合して、P-N接合ゲートから空間電荷領域を拡張させることにより、ミラー電荷により引き起こされるショットキー障壁の低下を排除する。
【0004】
別のこの種の改善方法は、ショットキーバリアダイオード(Schottky Barrier Diode、SBD)を利用することであり、それは比較的低い順方向電圧を有しており、正方向電力損失に有利である。しかし、SBDも比較的高い逆方向漏れ電流を有しており、比較的高い逆方向電力損失を招くため、この種の装置の技術的なボトルネックとなっている。
【0005】
従って、現有技術の整流デバイスに関しては、より理想的な高出力、低損失を達成して、高速スイッチング用途に適用できるように、更なる改良が必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本開示の実施例は半導体構造に関するものである。半導体構造は、上面図から見て、セルエリア及びセルエリアに隣接する終端エリアを有すると定義される基板であって、第1表面、第1表面に対向し、かつ、終端エリア内に位置する第2表面及び第1表面に対向し、かつ、セルエリア内に位置する第3表面を有し、第2表面と第3表面とは互いに隣接し、かつ、異なるレベルに位置する、基板と、セルエリア内に位置し、かつ、第3表面を横切って第1表面に向けて延伸する第1トレンチ構造であって、少なくとも部分的に第3表面から突出した第1半導体材料層及び第1半導体材料を囲繞する第1酸化層を含み、かつ、第3表面と平行な第1方向に向けて延伸する、第1トレンチ構造と、セルエリア内に位置し、かつ、第3表面を横切って第1表面まで延伸する第2トレンチ構造であって、少なくとも部分的に第3表面から突出した第2半導体材料層及び第2半導体材料を囲繞する第2酸化層を含み、かつ、第1方向と平行に延伸する、第2トレンチ構造と、を含み、基板の第3表面に第1ドープエリアが設けられ、俯瞰視角度から見て、第1ドープエリアは、第1トレンチ構造と第2トレンチ構造との間に設置され、かつ、第1ドープエリアは、第3表面と平行かつ第1方向と垂直な第2方向に向けて延伸する。
【0007】
本開示の実施例は半導体構造の製造方法に関するものである。前記方法は、基板中に離隔して、第1方向に沿って、かつ、第2表面から第2表面に対向する第1表面に向けて延伸する第1トレンチ、第2トレンチ及び第3トレンチを形成することであって、基板は、上面図から見て、セルエリア及び終端エリアを有すると定義され、第1トレンチ及び第2トレンチはセルエリア中に設置され、第3トレンチは終端エリア中に設置されることと、第1酸化層を第1トレンチ中に形成し、第2酸化層を第2トレンチ中に形成し、及び第3酸化層を第3トレンチ中に形成することと、第1半導体材料層が第1酸化層により囲繞され、かつ、第1トレンチ構造を形成するように、第1半導体材料層を第1トレンチ中に形成し、第2半導体材料層が第2酸化層により囲繞され、かつ、第2トレンチ構造を形成するように、第2半導体材料層を前記第2トレンチ中に形成し、及び第3半導体材料層が第3酸化層により囲繞され、かつ、第3トレンチ構造を形成するように、第3半導体材料層を第3トレンチ中に形成することと、セルエリア、第1トレンチ構造及び第2トレンチ構造上に、遮蔽層を形成することと、第1開口及び第2開口を形成するために遮蔽層に対してエッチングプロセスを実施することであって、第1開口は、第1方向に沿って延伸して、第1半導体材料層を少なくとも部分的に露出させ、第2開口は、第1方向と垂直な第2方向に沿って延伸して、第2表面及び第1トレンチ構造を少なくとも部分的に露出させることと、第1エッチングプロセスの後、第2開口に第2エッチングプロセスを実施して、基板に第3表面を形成し、かつ、第1トレンチ構造及び第2トレンチ構造を少なくとも部分的にセルエリアの第3表面から突出させることと、第2開口の近傍に露出した第3表面に第1ドープエリアを形成することであって、俯瞰視角度から見て、第1ドープエリアは第1トレンチ構造と第2トレンチ構造との間に設置され、かつ、第2方向に向けて延伸することと、を含む。
【0008】
添付図面を結合して以下の詳細な記述を閲読した場合には、本開示の若干の実施例の態様を、最も良好に理解することができる。ここで注意すべきは、各種の構造は比率通り作図されていない可能性がある点である。実際に、説明を明確にするために、各種構造の寸法は任意に拡大または縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の上面図である。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の図1に示されているA-A’接線に沿った断面図である。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の図1に示されているB-B’接線に沿った断面図である。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の図1に示されているC-C’接線に沿った断面図である。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
本願のある種の実施例に基づく半導体構造の製造方法における1つまたはより多くのステップである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
同一または類似したコンポーネントは、図面及び詳細な記述において同様の参照符号を使用して表示している。以下の詳細な記述に添付図面を結合することにより、本開示の若干の実施例を直ちに理解することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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