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公開番号
2025076823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188718
出願日
2023-11-02
発明の名称
蓄電池評価用装置および蓄電池評価システム
出願人
関西電力株式会社
,
東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
G01R
31/392 20190101AFI20250509BHJP(測定;試験)
要約
【課題】比較的簡易に蓄電池の評価を実現させることができる蓄電池評価システムの提供。
【解決手段】実施形態の蓄電池の状態を評価する蓄電池評価システムは、充電プロセス中に蓄電池評価用データを取得するように構成され、充電電流を検知する電流検知部と充電電圧を検知する電圧検知部と、充電電流の値を制御する指示を出力するように構成される演算部と、を含む蓄電池評価用装置100、および、蓄電池評価用装置100とのデータ通信を実施する情報処理要素10と、を含む。情報処理要素10は、蓄電池評価用装置100から提供される蓄電池評価用データを基に蓄電池30の電池特性を算出し、電池特性に応じた評価結果を外部の端末40に報知するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電池の状態を評価するための蓄電池評価用装置であって、
充電電流を検知する電流検知部と、
充電電圧を検知する電圧検知部と、
前記電流検知部および前記電圧検知部に接続された演算部と、
を含み、
前記演算部が、前記充電電流の値を制御する指示を出力するように構成され、かつ、前記充電電流の値および前記充電電圧の値に基づく蓄電池評価用データを、前記蓄電池評価用データを基に評価結果を出力する外部の情報処理要素に向けて提供するように構成されている、蓄電池評価用装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記演算部が、前記充電電流を所定の範囲内の値に制御する指示を出力するように構成されている、請求項1記載の蓄電池評価用装置。
【請求項3】
前記充電電流を所定の範囲内の値に制御する指示が、前記充電電流の値、充電電力の値、またはCレートを指定する指示として出力される、請求項2記載の蓄電池評価用装置。
【請求項4】
前記充電電流を所定の範囲内の値に制御する指示が、Cレートを0.3以下に指定する指示として出力される、請求項3記載の蓄電池評価用装置。
【請求項5】
温度検知部をさらに含み、前記演算部が前記温度検知部によって検知された温度に応じて前記所定の範囲内の値を変更する指示を出力するように構成されている、請求項2記載の蓄電池評価用装置。
【請求項6】
充電器が備えるコネクタと着脱可能に接続される充電器側コネクタ、および、前記蓄電池を含む蓄電池ユニットが備えるコネクタと着脱可能に接続される蓄電池側コネクタ、を有している、請求項1記載の蓄電池評価用装置。
【請求項7】
前記充電器側コネクタおよび前記蓄電池側コネクタが、CHAdeMO規格に適合している、請求項6記載の蓄電池評価用装置。
【請求項8】
蓄電池の状態を評価する蓄電池評価システムであって、
充電プロセス中に蓄電池評価用データを取得するように構成される、請求項1に記載の蓄電池評価用装置と、
前記蓄電池評価用装置とのデータ通信を実施する情報処理要素と、
を含み、
前記情報処理要素は、前記蓄電池評価用装置から提供される前記蓄電池評価用データを基に前記蓄電池の電池特性を算出し、前記電池特性に応じた評価結果を外部の端末に報知するように構成されている、蓄電池評価システム。
【請求項9】
前記電池特性が、前記充電電圧の値および前記充電電流の値を入力情報として算出される、請求項8記載の蓄電池評価システム。
【請求項10】
前記評価結果が、前記蓄電池の充電容量の維持率である、請求項8記載の蓄電池評価システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は蓄電池評価用装置および蓄電池評価システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などに搭載される二次電池(蓄電池)には高い信頼性が要求される。EVやPHEVに搭載される蓄電池は、機能不全にならないように、長期間にわたって健全性が確保される必要がある。従って、蓄電池に期待される機能が維持されており健全な状態であるかどうかを確認するために、蓄電池の劣化状態の評価が必要となる。
【0003】
蓄電池の劣化状態は、特許文献1に示されるような、交流インピーダンスを測定する方法により評価され得る。交流インピーダンスを測定する方法では、状態検知電流の周波数を変化させて測定した交流インピーダンスのデータから電池各部位の抵抗を求め、電池劣化が評価される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-138586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている電池評価方法および装置では、交流インピーダンスを測定する方法による電池の劣化状態の評価において、所定周波数の交流信号の印加と検出などを行う専用の評価装置を使用する。
【0006】
例えば、EVに搭載される蓄電池の場合、市場で使用される充電器は通常、交流信号の印加と検出機能を有せず、通常の充放電の過程での測定を実施することができず、測定および評価を実施する専用の工程が必要となり得る。特に、車両の稼働時間が利益と直結している運送業などの業種では、蓄電池評価のための専用の装置や工程の必要性はコストが嵩むことに加え、車両稼働率の低下を意味しており、利益の低下につながる場合があり望ましくない。
【0007】
本発明は、蓄電池の充電プロセス中に、比較的簡易に蓄電池の評価を実現させることができる、蓄電池評価用装置および蓄電池評価システムを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の、蓄電池の状態を評価するための蓄電池評価用装置は、充電電流を検知する電流検知部と、充電電圧を検知する電圧検知部と、前記電流検知部および前記電圧検知部に接続された演算部と、を含んでいる。前記演算部が、前記充電電流の値を制御する指示を出力するように構成され、かつ、前記充電電流の値および前記充電電圧の値に基づく蓄電池評価用データを、前記蓄電池評価用データを基に評価結果を出力する外部の情報処理要素に向けて提供するように構成されている。
【0009】
前記蓄電池評価用装置は、前記演算部が、前記充電電流を所定の範囲内の値に制御する指示を出力するように構成されていてもよい。前記所定の範囲内の値は、蓄電池の容量によって変動し得る。前記充電電流を所定の範囲内の値に制御する指示は充電レートで規定されてもよい。
【0010】
前記蓄電池評価用装置は、前記充電電流を所定の範囲内の値に制御する指示が、前記充電電流の値、充電電力の値、またはCレートを指定する指示として出力されてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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