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公開番号
2025076614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188285
出願日
2023-11-02
発明の名称
レールボンド取外し治具及びレールボンド取外し装置
出願人
西日本電気テック株式会社
代理人
個人
主分類
E01B
29/00 20060101AFI20250509BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】1人でレールボンドを取り外すことができるレールボンド取外し治具及びレールボンド取外し装置を提供する。
【解決手段】レールボンド取外し装置1は、レールボンド取外し治具2と、チゼル11と、電動ハンマ12とを備える。レールボンド取外し治具2の取付部3は、レール9の頭部92に着脱可能に取り付けられる。ガイド部4は、取付部3に支持され、チゼル11を位置決めする。ペダル5は、レール9の頭部92より低く、レール9の底面93より高く、取付部3より軌道外側に位置する。アーム部6は、ペダル5を取付部3に支持する。取付部3のウェブ31は、レール9の頭頂部94に載せられる。内フランジ32は、ウェブ31の軌道内側の端部から下方に延びる。引掛部33は、内フランジ32の下端からレール9の腹部91に向けて突出し、レール9のあご部95に引っ掛けられる。外フランジ34は、ウェブ31の軌道外側の端部から下方に延びる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レールボンドをレールから取り外すためのレールボンド取外し治具であって、
レールの頭部に着脱可能に取り付けられる取付部と、
前記取付部に支持され、レールボンドの端子を打撃するチゼルを位置決めするためのガイド部と、
レールの頭部より低く、レールの底面より高く、前記取付部より軌道外側に位置するペダルと、
前記ペダルを前記取付部に支持するアーム部とを備え、
前記取付部は、ウェブと、内フランジと、引掛部と、外フランジとを有し、
前記ウェブは、レールの頭頂部に載せられる部分であり、
前記内フランジは、前記ウェブの軌道内側の端部から下方に延びる部分であり、
前記引掛部は、前記内フランジの下端からレールの腹部に向けて突出し、レールのあご部に引っ掛ける部分であり、
前記外フランジは、前記ウェブの軌道外側の端部から下方に延びる部分であることを特徴とするレールボンド取外し治具。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記ガイド部は、前記チゼルの軸部が挿通される筒部を有し、
前記チゼルの軸部は、前記筒部に対して打撃方向の自由度を有し、
前記筒部の内側は、レール長手方向の横幅よりも縦幅が大きいことを特徴とする請求項1に記載のレールボンド取外し治具。
【請求項3】
前記アーム部は、前記取付部がレールの頭部に取り付けられた状態におけるレール締結装置との干渉を回避する形状を有することを特徴とする請求項1に記載のレールボンド取外し治具。
【請求項4】
レールボンドをレールから取り外すレールボンド取外し装置であって、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のレールボンド取外し治具と、
レールボンドの端子を打撃するチゼルと、
前記チゼルを打撃駆動する電動ハンマとを備えることを特徴とするレールボンド取外し装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レールボンドをレールから取り外すためのレールボンド取外し治具、及びその治具を有するレールボンド取外し装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道のレールは、電流を流すため、継目がレールボンドによって電気的に接続されている(日本産業規格JIS E3013「鉄道信号保安用語」参照)。レールボンドは、導線の両端にレールに接合するための端子を有する。レールボンドの端子は、レールの軌道外側の腹部に接合される(例えば、特許文献1参照)。レールボンドは、鉄道車両の走行に伴うレール振動等によって、レールとの接合部に疲労亀裂が生じて破断に至り、レールから脱落することがある。このため、予防保全として、レールボンド取替が施工される。
【0003】
レールボンド取替やレール交換において、レールボンドを取り外す必要があり、レールボンド落としという作業が2人一組で行われる。レールボンドは、レールに強く接合されているので(例えば、特許文献2参照)、レールボンド落としは容易ではない。1人の作業員がタガネを保持してタガネの先端をレールボンドの端子に当て、もう1人の作業員がハンマでそのタガネを打って、レールボンドの端子をレールから叩き落とす。このような作業は、熟練を必要とし、2人で行うため作業効率が低い。一晩の作業時間に100本程度のレールボンド落としをすることもあって、ハンマを振る作業員の疲労度が高い。また、ハンマによる労働災害のリスクもある。さらに、建設業における労働人口の減少と高齢化に対応する必要もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-16145号公報
特開2016-107294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題を解決するものであり、1人で容易にレールボンドを取り外すことができるレールボンド取外し治具及びレールボンド取外し装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のレールボンド取外し治具は、レールボンドをレールから取り外すための治具であって、レールの頭部に着脱可能に取り付けられる取付部と、前記取付部に支持され、レールボンドの端子を打撃するチゼルを位置決めするためのガイド部と、レールの頭部より低く、レールの底面より高く、前記取付部より軌道外側に位置するペダルと、前記ペダルを前記取付部に支持するアーム部とを備え、前記取付部は、ウェブと、内フランジと、引掛部と、外フランジとを有し、前記ウェブは、レールの頭頂部に載せられる部分であり、前記内フランジは、前記ウェブの軌道内側の端部から下方に延びる部分であり、前記引掛部は、前記内フランジの下端からレールの腹部に向けて突出し、レールのあご部に引っ掛ける部分であり、前記外フランジは、前記ウェブの軌道外側の端部から下方に延びる部分であることを特徴とする。
【0007】
このレールボンド取外し治具において、前記ガイド部は、前記チゼルの軸部が挿通される筒部を有し、前記チゼルの軸部は、前記筒部に対して打撃方向の自由度を有し、前記筒部の内側は、レール長手方向の横幅よりも縦幅が大きいことが好ましい。
【0008】
このレールボンド取外し治具において、前記アーム部は、前記取付部がレールの頭部に取り付けられた状態におけるレール締結装置との干渉を回避する形状を有することが好ましい。
【0009】
本発明のレールボンド取外し装置は、レールボンドをレールから取り外す装置であって、前記のレールボンド取外し治具と、レールボンドの端子を打撃するチゼルと、前記チゼルを打撃駆動する電動ハンマとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のレールボンド取外し治具及びレールボンド取外し装置は、ペダルを踏むことによってレールに固定され、レールボンドの端子を打撃するチゼルをガイド部で位置決めができるので、1人の作業員が容易にレールボンドを取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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