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公開番号2025076610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188272
出願日2023-11-02
発明の名称グルタミン酸ナトリウムの旨味増強剤
出願人明星食品株式会社
代理人
主分類A23L 27/21 20160101AFI20250509BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】グルタミン酸ナトリウムの使用量を低減するための新たな方法を提供する。
【解決手段】塩化カリウム及びアスパラギン酸ナトリウムをグルタミン酸ナトリウムと共に使用することによって、グルタミン酸ナトリウムの旨味を増強することができる。本方法は特にスープパックや顆粒状若しくはブロック状のスープ等に利用することができる。また、当該スープ等は即席麺等の加工食品に好適に利用することができる。さらに、アルギニン、イヌリン、リボ核酸を併用することが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウムを含有するグルタミン酸ナトリウムの旨味増強剤。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載の旨味増強剤を使用するグルタミン酸ナトリウム含有食品。
【請求項3】
塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを含有する旨味調味料。
【請求項4】
塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを添加することを特徴とする食品の製造方法。
【請求項5】
前記食品が加工食品である請求項4に記載の食品の製造方法。
【請求項6】
前記加工食品がスープパック又は顆粒状若しくはブロック状のスープである請求項5に記載の加工食品の製造方法。
【請求項7】
請求項5の製造方法により製造される加工食品を含む即席食品。
【請求項8】
塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを使用することによるグルタミン酸ナトリウムの旨味増強方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グルタミン酸ナトリウムの旨味増強剤に関するものである。より詳細にはグルタミン酸ナトリウムを低減した食塩低減組成物、及び当該食塩低減組成物を用いることで、摂取するナトリウム分を少なくすることのできる減塩加工食品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高血圧症や高血圧による合併症の予防等を目的に、ナトリウム分の摂取量を抑制したいという要求が強い。ここで、ナトリウムの摂取の多くは、食塩によるところが大きい。
ここで、食塩の代替えとして、旨味を呈することが知られているグルタミン酸ナトリウム(MSG)を利用することにより、ナトリウムの摂取量全体を減らすことができる。
すなわち、食品において食塩の量を減らすと塩味が減少するために薄味となってしまう。これに対して旨味を呈するグルタミン酸ナトリウムを補うことで味を濃厚にすることができる。
【0003】
一方、当該グルタミン酸ナトリウム自体もナトリウムを含有する。このため、当該グルタミン酸ナトリウムの使用量を低減するために、グルタミン酸ナトリウムの旨味効果を増強する方法があれば好ましい。
しかし、このようなグルタミン酸ナトリウムの旨味の増強の方法に関する先願特許は無い。また、食塩の使用量を低減するための方法としては例えば以下の先行技術に示すように種々が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7051514号
特許第6494326号
特許第6494325号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明者らは、グルタミン酸ナトリウムの使用量を低減するための方法について研究を行った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らの鋭意研究の結果、グルタミン酸ナトリウムに対して、塩化カリウム及びアスパラギン酸ナトリウムを使用することでグルタミン酸ナトリウムの旨味を増強させることができることを見出した。
すなわち、本願第一の発明は、
“塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウムを含有するグルタミン酸ナトリウムの旨味増強剤。”、である。
【0007】
次に、本出願人は前記旨味増強剤を使用するグルタミン酸ナトリウム含有食品を意図している。
すなわち、本願第二の発明は、
“請求項1に記載の旨味増強剤を使用するグルタミン酸ナトリウム含有食品。“、である。
【0008】
次に、本出願人は塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを含有する旨味調味料についても意図している。
すなわち、本願第三の発明は、
“塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを含有する旨味調味料。”、である。
【0009】
次に、本出願人は、塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを添加する工程を有する食品の製造方法について意図している。
すなわち、本願第四の発明は、
“塩化カリウム、アスパラギン酸ナトリウム及びグルタミン酸ナトリウムを添加することを特徴とする食品の製造方法。”、である。
【0010】
特に、当該食品の製造方法においては、即席麺等の加工食品を対象にすることが好ましい。
すなわち、本願第五の発明は、
“前記食品が加工食品である請求項4に記載の食品の製造方法”、である。
(【0011】以降は省略されています)

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