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公開番号2025076596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188245
出願日2023-11-02
発明の名称時間貸し駐車場の情報提供装置及びコンピュータプログラム
出願人パーク二四株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250509BHJP(計算;計数)
要約【課題】車室確保のための予約受け付けを行っていない一般の時間貸し駐車場において、空き状況の推定を行う。
【解決手段】ユーザ端末から、利用予定地域における前記時間貸し駐車場の利用予定情報を受信する利用予定情報受信11、利用予定地域の時間貸し駐車場を抽出する駐車場抽出部12、利用予定日時における空き車室に関する推定情報を生成する空き車室推定情報生成部13を有する。ユーザは、利用予定地域及び利用予定日時における一般の時間貸し駐車場を利用できる可能性を知ることができ、利用当日において実際に利用する際の駐車場の選択や車室の確保を速やかに行うことが可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車室確保のための予約受け付けを行っていない時間貸し駐車場に関する情報提供装置であって、
ユーザ端末から、利用予定地域における前記時間貸し駐車場の利用予定情報を受信する利用予定情報受信部と、
前記利用予定地域の前記時間貸し駐車場を１以上抽出する駐車場抽出部と、
抽出された前記時間貸し駐車場毎に、前記利用予定情報に含まれる利用予定日時における空き車室に関する推定情報を生成する空き車室推定情報生成部と、
抽出された前記時間貸し駐車場情報を、前記空き車室に関する推定情報と共にユーザ端末に出力する出力部と
を有する時間貸し駐車場の情報提供装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記空き車室推定情報生成部は、
前記空き車室の推定情報として、前記利用予定日時における抽出された前記時間貸し駐車場毎に、
空き車室の推定発生数、及び、満車状態に至っている確率
のうち少なくとも一つを生成する
請求項１記載の時間貸し駐車場の情報提供装置。
【請求項３】
前記空き車室推定情報生成部は、前記空き車室の推定情報を、
前記利用予定日時と同日時における過去の車室利用状況、
前記利用予定日時と同曜日の同時間帯における過去の車室利用状況、
直近所定期間における車室利用状況、
前記利用予定日時の予想気候条件に類似の過去の気候条件下における車室利用状況、及び、
前記利用予定日時におけるイベント情報
のうち少なくとも一つを用いて生成する
請求項２記載の時間貸し駐車場の情報提供装置。
【請求項４】
前記利用予定情報受信部により受信された前記利用予定日時と現在の時刻との差が所定時間内であるか否かを判定する利用予定日時判定部を有すると共に、
前記利用予定日時判定部により、前記所定時間内と判定された場合に動作する、抽出された前記１以上の時間貸し駐車場毎に現在の空き車室情報を前記ユーザ端末に提供する空き車室現在情報提供部を有する
請求項１記載の時間貸し駐車場の情報提供装置。
【請求項５】
コンピュータを、車室確保のための予約受け付けを行っていない時間貸し駐車場の情報提供装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
ユーザ端末から、利用予定地域における前記時間貸し駐車場の利用予定情報を受信する手順と、
前記利用予定地域の前記時間貸し駐車場を１以上抽出する手順と、
抽出された前記時間貸し駐車場毎に、前記利用予定情報に含まれる利用予定日時における空き車室に関する推定情報を生成する手順と、
抽出された前記時間貸し駐車場情報を、前記空き車室に関する推定情報と共にユーザ端末に出力する手順と
を前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項６】
さらに、
前記利用予定日時と現在の時刻との差が所定時間内であるか否かを判定する手順と、
前記所定時間内と判定された場合に動作する、抽出された前記１以上の時間貸し駐車場毎に現在の空き車室情報を前記ユーザ端末に提供する手順と
を前記コンピュータに実行させる
請求項５記載のコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、予約による車室の確保を行っていない一般の時間貸し駐車場において、ユーザの利用予定日時における利用状況を予測して提供する技術に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１、２には、駐車場のオーナーが利用しない時間帯について、その情報をインターネットを介して管理システムに送信し、ユーザ端末から空き駐車場を検索し、ユーザの利用希望情報とマッチングさせ、マッチングする駐車場を予約するシステムが開示されている。オーナーにとって資産の有効活用につながり、ユーザにとっては、都合のよい空き駐車場を短時間確実に利用することができる。
【０００３】
特許文献３では、予約可能な（予約を受け付け得る）第一駐車場情報と予約できない（予約を受け付け得ない）第二駐車場情報とを区別して記憶し、ユーザ端末からの出力指示に応じて、第一駐車場と第二駐車場に関する情報を視覚的に区別可能にユーザ端末に出力させる技術が開示されている。
【０００４】
特許文献４では、車両移動区間と非車両移動区間とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路において車両移動区間と非車両移動区間とを中継する中継施設（鉄道の「駅」等）を特定し、さらにこの特定した中継施設の近辺に存在する複数の駐車場から特定の駐車場を推奨して案内するシステムが開示されている。推奨対象の駐車場は、例えば電車（非車両）の中継施設（利用駅）における出発時刻、駐車所要時間、徒歩所要時間等を考慮して求められる駐車場到着基準時刻から推奨する駐車場を抽出し、さらにそれが複数の場合には、過去の利用状況、空き状況、予約可能か否か、利用料金等の基準に基づき、推奨する駐車場の絞り込みが行われる。
【０００５】
一方、非特許文献１に示されているように、予約の受け付けを行っていない一般の時間貸し駐車場に関する空き状況をリアルタイムで提供するウェブサイトも存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１３－２１４２６５号公報
特開２０１８－８４９０６号公報
特開２０１８－１１６６２２号公報
特開２０１２－２０２９２０号公報
【非特許文献】
【０００７】
「タイムズの駐車場検索」、令和５年８月１日検索、インターネット、URL：https://times-info.net/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
ところで、車室確保のための予約受け付けを行っていない一般の駐車場を利用する場合、ユーザは、利用予定地域近郊の駐車場を適宜に巡回し、あるいは、非特許文献１に開示されているリアルタイムの空き状況を参照して巡回し、空き車室のある駐車場を発見した場合に、その駐車場を利用するのが通常である。そのため、利用予定地域の近郊で駐車場を確保できないこともあり得る。特に、仕事や行事などにより、所定の地域を訪れる日時が予め決まっていて、その地域において駐車場を確保することが必要であるにも関わらず、予約受け付けを行っている駐車場が目的地近辺にないとすれば、自動車で訪れること自体に不安を覚える。また、時間貸し駐車場の利用状況は、設置地域がビジネス街であれば平日の昼間特に混雑したり、観光地であれば週末に混雑したりするなど、地域差が大きいが、そのような地域事情を十分把握せずに当該地域に訪れ、結果的に駐車場確保に苦労することもある。
【０００９】
予約受け付けを行っていない一般の駐車場のなかで、所定の日時において車室を確保できる可能性があるかどうか、あるいはどの程度あるかを知ることができれば、速やかな駐車場の確保を促すことができると共に、ユーザの不安も解消する。その日時において駐車場の確保できる可能性が低いことが予測できれば、代替の交通手段を検討する契機にもなる。
【００１０】
ところが、特許文献１及び２は、オーナー所有の予約可能な駐車場を対象とした管理システムを開示しているのみで、予約できない一般の時間貸し駐車場に関しては全く言及がない。特許文献３では、予約可能な第一駐車場と予約できない第二駐車場の情報を同時にかつ視覚的に区別して表示することで、予約可能な第一駐車場の予約を確保できない場合に、目的地近くの予約できない第二駐車場を位置情報をユーザに提供することは記載されている。しかしながら、その目的地近隣の予約できない第二駐車場に駐車できるかどうかは、予約を希望した日時に実際にその第二駐車場（時間貸し駐車場）に向かってみないとわからない。
（【００１１】以降は省略されています）

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