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公開番号2025076576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188189
出願日2023-11-02
発明の名称液体紙容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B65D 5/42 20060101AFI20250509BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】粘稠液体の内容物を残り少なくなっても排出できる液体紙容器を提供する。
【解決手段】紙層32とガスバリア層36と熱接着性樹脂層39とを積層した積層体により形成される本体部2と、内容物を注出する注出部材4とを備えた液体紙容器1において、本体部2が、複数の側面板22a~22dを連設した筒状の胴部5と、胴部5の底面を塞ぐ底面部7と、胴部5の天面を塞ぐ天面部6とを有するとともに、少なくとも胴部5に紙層32を切り欠かれた切欠部10が設けられ、切欠部10が、対向する一対の側面板22b、22dの幅方向中央部に上下方向に延びる線状に形成される第1切欠部11と、第1切欠部11の下方に配されて下方に広がるV字状に形成される第2切欠部12とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
紙層とガスバリア層と熱接着性樹脂層とを積層した積層体により形成される本体部と、内容物を注出する注出部材とを備えた液体紙容器において、
前記本体部が、複数の側面板を連設した筒状の胴部と、前記胴部の底面を塞ぐ底面部と、前記胴部の天面を塞ぐ天面部とを有するとともに、少なくとも前記胴部に前記紙層を切り欠かれた切欠部が設けられ、
前記切欠部が、対向する一対の前記側面板の幅方向中央部に上下方向に延びる線状に形成される第1切欠部と、前記第1切欠部の下方に配されて下方に広がるV字状に形成される第2切欠部とを有することを特徴とする液体紙容器。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記切欠部が、前記第2切欠部の上端から前記側面板の幅方向に延びる第3切欠部を有することを特徴とする請求項1に記載の液体紙容器。
【請求項3】
前記天井部が、傾斜して対向するとともに上端を互いに接着される一対の傾斜板と、一対の前記傾斜板を連結する一対の天井側面板とを有し、前記注出部材が一方の前記傾斜板に取り付けられたゲーベルトップ型に形成され、
前記切欠部が、前記天井側面板に設けられて前記第1切欠部の延長上に配される第4切欠部を有することを特徴とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体紙容器。
【請求項4】
前記第2切欠部が前記第1切欠部の下端に連続することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体紙容器。
【請求項5】
前記第2切欠部の延長上に前記側面板の側縁の下端が配されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体紙容器。
【請求項6】
前記切欠部を介して内部を視認可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体紙容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は粘稠液体を収容する液体紙容器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ドレッシング、シャンプー等の粘稠液体を収容する従来の液体紙容器は特許文献1に開示される。この液体紙容器は紙層、中間層、熱接着性樹脂層を積層した積層体によりゲーベルトップ型に形成され、筒状の胴部の上方に配した傾斜屋根部に注出部材が設けられる。胴部を構成する一つの側面板の両側端には紙層のみが切り欠かれた切欠部が形成され、両切欠部を結ぶ折り線が設けられる。胴部を片手で持って折り線上を手指で繰り返し押すことにより、粘稠液体の内容物を強制的に排出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5380850号公報(第6頁~第11頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来の液体紙容器によると、内容物が残り少なくなると切欠部間の折り線を押圧しても内容物を排出できない問題があった。
【0005】
本発明は、粘稠液体の内容物を残り少なくなっても排出できる液体紙容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、紙層とガスバリア層と熱接着性樹脂層とを積層した積層体により形成される本体部と、内容物を注出する注出部材とを備えた液体紙容器において、
前記本体部が、複数の側面板を連設した筒状の胴部と、前記胴部の底面を塞ぐ底面部と、前記胴部の天面を塞ぐ天面部とを有するとともに、少なくとも前記胴部に前記紙層を切り欠かれた切欠部が設けられ、
前記切欠部が、対向する一対の前記側面板の幅方向中央部に上下方向に延びる線状に形成される第1切欠部と、前記第1切欠部の下方に配されて下方に広がるV字状に形成される第2切欠部とを有することを特徴としている。
【0007】
また本発明は上記構成の液体紙容器において、前記切欠部が、前記第2切欠部の上端から前記側面板の幅方向に延びる第3切欠部を有することを特徴としている。
【0008】
また本発明は上記構成の液体紙容器において、前記天井部が、傾斜して対向するとともに上端を互いに接着される一対の傾斜板と、一対の前記傾斜板を連結する一対の天井側面板とを有し、前記注出部材が一方の前記傾斜板に取り付けられたゲーベルトップ型に形成され、
前記切欠部が、前記天井側面板に設けられて前記第1切欠部の延長上に配される第4切欠部を有することを特徴とすることを特徴としている。
【0009】
また本発明は上記構成の液体紙容器において、前記第2切欠部が前記第1切欠部の下端に連続することを特徴としている。
【0010】
また本発明は上記構成の液体紙容器において、前記第2切欠部の延長上に前記側面板の側縁の下端が配されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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