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公開番号
2025088559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203336
出願日
2023-11-30
発明の名称
積層体および積層体の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
B32B
7/023 20190101AFI20250604BHJP(積層体)
要約
【課題】第1表面領域に対して第2表面領域または第2表面領域に対して第1表面領域が区別できるものの、あまり際立たなくすることができ、かつデザインの一体感を損なうことを抑制できる積層体を提供する。
【解決手段】
本発明の一の態様によれば、プラスチックシートを有する積層体10であって、積層体10の表面10Aが、少なくとも第1表面領域10A1と、60度鏡面光沢度が第1表面領域10A1の60度鏡面光沢度よりも低い第2表面領域10A2とを有し、第2表面領域10A2が、第1表面領域10A1を有する層と同じ層に存在し、第1表面領域10A1の60度鏡面光沢度に対する第2表面領域10A2の60度鏡面光沢度の比率が、
0.40以上0.97以下である、積層体10が提供される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
プラスチックシートを有する積層体であって、
前記積層体の表面が、少なくとも第1表面領域と、60度鏡面光沢度が前記第1表面領域の60度鏡面光沢度よりも低い第2表面領域とを有し、
前記第2表面領域が、前記第1表面領域を有する層と同じ層に存在し、
前記第1表面領域の60度鏡面光沢度に対する前記第2表面領域の60度鏡面光沢度の比率が、0.40以上0.97以下である、積層体。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記第1表面領域の60度鏡面光沢度が、17以上40以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記積層体が、印刷層をさらに備え、前記積層体の前記表面が、前記印刷層の表面である、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記積層体の表面が、前記プラスチックシートの表面である、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記積層体が、ICカードである、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
プラスチックシートを有し、かつ表面に60度鏡面光沢度が互いに異なる2以上の表面領域を有する積層体の製造方法であって、
表面に凹凸を有する基材層と、前記基材層の前記表面上に部分的に設けられた絵柄層と、前記絵柄層上および前記基材層上の前記絵柄層が存在していない領域に設けられた離型層とを備える面質調整用シートを用意する工程と、
前記面質調整用シートの前記離型層がプラスチックシートを有する積層体前駆体の表面に接触するように前記積層体前駆体と前記面質調整用シートを重ねた状態で、前記積層体前駆体を加熱および加圧する工程と
を備える、積層体の製造方法。
【請求項7】
前記面質調整用シートが、前記基材層と前記絵柄層の間および前記絵柄層が存在していない領域における前記基材層と前記離型層の間に設けられた下地層をさらに備える、請求項6に記載の積層体の製造方法。
【請求項8】
前記下地層が、オフセット印刷によって形成されている、請求項7に記載の積層体の製造方法。
【請求項9】
前記下地層が、シルクスクリーン印刷によって形成されている、請求項7に記載の積層体の製造方法。
【請求項10】
前記基材層が、発泡ポリエステル系樹脂シートである、請求項6に記載の積層体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体および積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ICカード等のカードが用いられているが、通常、カードの表面は、鏡面調またはマット調となっている。現在、意匠性を高める観点から、カードの表面の質感を部分的に変えることが要望されている。例えば、カードの表面の一部をマット調とし、他の部分を鏡面調とすること、またはカードの表面の一部を鏡面調とし、他の部分をマット調とすることが要望されている。
【0003】
このような一部をマット調とし、他の部分を鏡面調等とする手法としては、例えば、カードの製造時に使用されるステンレス板等の熱プレス板を用いる手法が考えらえる。この手法は、カードが、2以上のプラスチックシートを積層した状態でプラスチックシート等を加熱および加圧する熱プレスによって一体化されて形成されるので、熱プレス時に使用される鏡面状の熱プレス板の一部をマット調にして、一部がマット調の熱プレス板をカードの表面に形状を転写して、カードの表面の一部をマット調とし、また他の部分を鏡面調にする方法である。また、マット調の表面の一部に転写インキ層を形成することによって、表面の一部をマット調にし、残部を鏡面調にすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-179552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、熱プレス板を用いる手法においては、熱プレス板の一部をマット調にするためには、熱プレス板の表面をショットブラスト処理やサンドブラスト処理する必要があり、製造時に多大な手間を要するとともに製造コストが上昇する。また、多数の凹凸デザインに対応することは困難である。
【0006】
また、デザインによっては、鏡面調の部分とマット調の部分での差異をあえて小さくして、マット調の部分が鏡面調の部分とは異なる部分であることは認識できるが、鏡面調の部分に対してマット調の部分があまり際立たない程度にすることが望まれる場合やマット調の部分に対して鏡面調の部分があまり際立たない程度にすることが望まれる場合もあるが、熱プレス板を用いる方法では、このような小さな差異を付けることは困難である。
【0007】
また、マット調の表面の一部に転写インキ層を形成する手法は、鏡面調の部分はマット調の部分とは異なる材料から構成されているため、デザインの一体感が損なわれてしまうことがある。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、第1表面領域に対して第2表面領域または第2表面領域に対して第1表面領域が区別できるものの、あまり際立たなくすることができ、かつデザインの一体感を損なうことを抑制できる積層体を提供すること、または第1表面領域に対して第2表面領域または第2表面領域に対して第1表面領域が区別できるものの、あまり際立たなくすることができ、かつデザインの一体感を損なうことを抑制できる積層体を簡便および安価で製造することが可能な積層体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
[1]プラスチックシートを有する積層体であって、前記積層体の表面が、少なくとも第1表面領域と、60度鏡面光沢度が前記第1表面領域の60度鏡面光沢度よりも低い第2表面領域とを有し、前記第2表面領域が、前記第1表面領域を有する層と同じ層に存在し、前記第1表面領域の60度鏡面光沢度に対する前記第2表面領域の60度鏡面光沢度の比率が、0.40以上0.97以下である、積層体。
【0010】
[2]前記第1表面領域の60度鏡面光沢度が、17以上40以下である、上記[1]に記載の積層体。
(【0011】以降は省略されています)
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