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公開番号
2025076099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187825
出願日
2023-11-01
発明の名称
情報処理方法、試料分析方法、プログラムおよび処理支援装置
出願人
住友金属鉱山株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
35/00 20060101AFI20250508BHJP(測定;試験)
要約
【課題】試料についての測定結果が測定依頼内容に対応したものか否かを対比照合することができ、しかもその対比照合を過大な時間を要さずに高い信頼性で行うことを可能にする技術を提供する。
【解決手段】試料の測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する手順と、測定装置1a,1b,1c,1d,1e…での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得する手順と、前記測定依頼書における前記依頼内容データと前記測定チャートにおける前記測定結果データとを前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合する手順と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料の測定依頼に応じて複数種類の測定装置の少なくとも一つを用いて前記試料についての測定を行う際に用いられる情報処理方法であって、
前記測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する手順と、
前記測定装置での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得する手順と、
取得した前記測定依頼書における前記依頼内容データと、取得した前記測定チャートにおける前記測定結果データとを、前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合する手順と、
を含む情報処理方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記測定依頼が前記複数種類の測定装置のうちの二以上での測定を依頼するものである場合に、前記二以上の測定装置のそれぞれで得られる前記測定チャートにおける前記測定結果データを、前記チェックリスト上に転載する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記測定装置での測定で得られた前記測定チャートにおける前記測定結果データをその元となった前記測定依頼書における前記依頼内容データと対応付けて掲載した電子ドキュメントである測定報告書を出力する手順を含み、
前記測定報告書には、前記チェックリスト上での前記依頼内容データと前記測定結果データとの対比照合の結果が併せて掲載される
請求項1または2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記チェックリスト上にて、前記依頼内容データと前記測定結果データとの対比照合を、前記依頼内容データおよび前記測定結果データを構成する各項目別に行う
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記測定報告書には、前記チェックリスト上での前記依頼内容データと前記測定結果データとの対比照合の結果が一覧形式で掲載される
請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記チェックリスト上での前記依頼内容データと前記測定結果データとの対比照合の結果に異常があると判定した場合に、その旨のアラーム出力を行う手順を含む
請求項1または2に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記依頼内容データと前記測定結果データとの対比照合にあたり、前記測定依頼書および前記測定チャートに付与される識別情報を基に、前記測定依頼書および前記測定チャートの格納場所から互いに対応するもの同士を抽出する
請求項1または2に記載の情報処理方法。
【請求項8】
試料に対する測定結果を基に当該試料の分析を行う試料分析方法であって、
前記測定結果を得るのにあたり、請求項1または2に記載の情報処理方法の各手順を経る
試料分析方法。
【請求項9】
試料の測定依頼に応じて複数種類の測定装置の少なくとも一つを用いて前記試料についての測定を行う際に用いられるコンピュータに、
前記測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する手順と、
前記測定装置での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得する手順と、
取得した前記測定依頼書における前記依頼内容データと、取得した前記測定チャートにおける前記測定結果データとを、前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合する手順と、
を実行させるプログラム。
【請求項10】
試料の測定依頼に応じて複数種類の測定装置の少なくとも一つを用いて前記試料についての測定を行う際に用いられる処理支援装置であって、
前記測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する依頼書取得部と、
前記測定装置での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得するチャート取得部と、
前記依頼書取得部が取得した前記測定依頼書における前記依頼内容データと、前記チャート取得部が取得した前記測定チャートにおける前記測定結果データとを、前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合するチェックリスト判定部と、
を備える処理支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理方法、試料分析方法、プログラムおよび処理支援装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、粉体等の試料については、走査型電子顕微鏡(SEM)や熱重量示差熱分析装置(TG-DTA)等の様々な測定装置を用いて種々の測定を行い、その測定結果を基に当該試料を分析するといったことが行われる(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-163153号公報
特開2018-124272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
試料の測定を行う測定部門と、その測定を依頼する依頼部門とは、それぞれが別の部門(部署、組織、企業等)であることが多い。その場合、依頼部門が測定部門に対して試料の測定を依頼することになるが、その測定結果については、依頼内容に対応したものか否かを確認した上で、測定部門から依頼部門に提示すべきである。しかしながら、確認のために多くの時間を要してしまうことは、必ずしも好ましくない。その一方で、確認は、人為的ミスを排した信頼性の高いものであることが好ましい。これらのことは、特に、測定対象となる試料の数が多い場合や、試料の測定に用いる測定装置の種類が多い場合等には、非常に重要な事項となる。
【0005】
本開示は、試料の数の大小や測定装置の種類数の大小等によらず、当該試料についての測定結果が測定依頼内容に対応したものか否かを対比照合することができ、しかもその対比照合を過大な時間を要さずに高い信頼性で行うことを可能にする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、
試料の測定依頼に応じて複数種類の測定装置の少なくとも一つを用いて前記試料についての測定を行う際に用いられる情報処理方法であって、
前記測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する手順と、
前記測定装置での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得する手順と、
取得した前記測定依頼書における前記依頼内容データと、取得した前記測定チャートにおける前記測定結果データとを、前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合する手順と、
を含む情報処理方法が提供される。
【0007】
本開示の他の一態様によれば、
試料の測定依頼に応じて複数種類の測定装置の少なくとも一つを用いて前記試料についての測定を行う際に用いられるコンピュータに、
前記測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する手順と、
前記測定装置での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得する手順と、
取得した前記測定依頼書における前記依頼内容データと、取得した前記測定チャートにおける前記測定結果データとを、前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合する手順と、
を実行させるプログラムが提供される。
【0008】
本開示のさらに他の一態様によれば、
試料の測定依頼に応じて複数種類の測定装置の少なくとも一つを用いて前記試料についての測定を行う際に用いられる処理支援装置であって、
前記測定依頼の依頼内容データが所定フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定依頼書を取得する依頼書取得部と、
前記測定装置での測定結果データが当該測定装置の固有フォーマットで記述された電子ドキュメントである測定チャートを取得するチャート取得部と、
前記依頼書取得部が取得した前記測定依頼書における前記依頼内容データと、前記チャート取得部が取得した前記測定チャートにおける前記測定結果データとを、前記所定フォーマットおよび前記固有フォーマットに依存しない規準フォーマットの電子ドキュメントであるチェックリストに転載し、前記チェックリスト上にて前記依頼内容データと前記測定結果データとを対比照合するチェックリスト判定部と、
を備える処理支援装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示の技術によれば、試料についての測定結果が測定依頼内容に対応したものか否かを対比照合することができ、しかもその対比照合を過大な時間を要さずに高い信頼性で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を模式的に示すブロック図である。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムで扱う測定依頼書のフォーマット例を示す説明図である。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムで扱う測定チャートのフォーマット例を示す説明図(その1)であり、TG-DTAから出力される測定チャートのフォーマット例である。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムで扱う測定チャートのフォーマット例を示す説明図(その2)であり、粒子径分布測定装置から出力される測定チャートのフォーマット例である。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムで扱う測定チャートのフォーマット例を示す説明図(その3)であり、BET比表面積測定装置から出力される測定チャートのフォーマット例である。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムで扱うチェックリストのフォーマット例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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