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公開番号
2025075592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186880
出願日
2023-10-31
発明の名称
染色繊維の製造方法、染料担持ナノファイバおよびその製造方法
出願人
国立大学法人福井大学
代理人
弁理士法人河崎特許事務所
主分類
D06P
1/16 20060101AFI20250508BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】微粒子化した染料の再凝集を防止し、かつ効率的に被染色繊維を染色する。
【解決手段】被染色繊維を染色するための染料を有する染料担持ナノファイバを準備する工程と、被染色繊維と染料とを共に超臨界流体と接触させる工程と、被染色繊維を超臨界流体で膨潤させて染料で染色する工程と、を具備し、染料担持ナノファイバは、染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、樹脂領域に担持された染料と、を含み、染料の少なくとも一部は、樹脂領域に取り込まれ、または、樹脂領域の表面を被覆している、染色繊維の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被染色繊維を染色するための染料を有する染料担持ナノファイバを準備する工程と、
前記被染色繊維と前記染料とを共に超臨界流体と接触させる工程と、
前記被染色繊維を前記超臨界流体で膨潤させて前記染料で染色する工程と、
を具備し、
前記染料担持ナノファイバは、前記染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、前記樹脂領域に担持された前記染料と、を含み、
前記染料の少なくとも一部は、前記樹脂領域に取り込まれ、または、前記樹脂領域の表面を被覆している、染色繊維の製造方法。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記超臨界流体が、超臨界二酸化炭素である、請求項1に記載の染色繊維の製造方法。
【請求項3】
前記染料担持ナノファイバの平均繊維径が、1000nm未満である、請求項1に記載の染色繊維の製造方法。
【請求項4】
前記染料が分散染料であり、
前記染料担持ナノファイバに含まれる前記分散染料の平均粒子径が、1000nm未満である、請求項1に記載の染色繊維の製造方法。
【請求項5】
被染色繊維を染色するための染料を有する染料担持ナノファイバであって、
前記染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、前記染料と、を含み、
前記染料の少なくとも一部は、前記樹脂領域に取り込まれ、または、前記樹脂領域の表面を被覆している、染料担持ナノファイバ。
【請求項6】
前記染料担持ナノファイバの平均繊維径が、1000nm未満である、請求項5に記載の染料担持ナノファイバ。
【請求項7】
前記染料が分散染料であり、
前記染料担持ナノファイバに含まれる前記分散染料の平均粒子径が、1000nm未満である、請求項5に記載の染料担持ナノファイバ。
【請求項8】
ナノファイバの原料樹脂と、被染色繊維を染色するための染料とを含む、ナノファイバ原料液を準備する工程と、
前記ナノファイバ原料液を電解紡糸法により紡糸して染料担持ナノファイバを生成させる工程と、
を具備し、
前記染料担持ナノファイバは、前記原料樹脂で構成された染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、前記樹脂領域に担持された前記染料と、を含み、
前記染料の少なくとも一部は、前記樹脂領域に取り込まれている、染料担持ナノファイバの製造方法。
【請求項9】
被染色繊維を染色するための染料を含む染色原料液を準備する工程と、
前記染料を担持させるためのナノファイバを準備する工程と、
前記染色原料液を前記ナノファイバに付着させ、乾燥させて、染料担持ナノファイバを得る工程と、
を具備し、
前記染料の少なくとも一部は、前記ナノファイバの表面を被覆している、染料担持ナノファイバの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、染色繊維の製造方法、染料担持ナノファイバおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
染色の分野では、繊維の染色方法として、超臨界二酸化炭素(scCO
2
)を染色媒体として用いる超臨界(流体)染色の技術が開発されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
非特許文献1は、分散染料の粒子径が小さいほど、超臨界二酸化炭素(scCO
2
)を染色媒体として用いる超臨界(流体)染色において効率的に染色が可能であると報告している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開公報第2019/146174号公報
【非特許文献】
【0005】
Kim et.al.J.Supercritical Fluids,151,1-7(2019)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献1が示すように、染料の粒子径は、染料の超臨界流体への溶解速度に大きな影響を及ぼす。また、超臨界流体染色では、染料の一部が超臨界流体に溶解し、ほとんどが凝集した状態で染色が開始される。そのため、染料の凝集状態を制御することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面は、被染色繊維を染色するための染料を有する染料担持ナノファイバを準備する工程と、前記被染色繊維と前記染料とを共に超臨界流体と接触させる工程と、前記被染色繊維を前記超臨界流体で膨潤させて前記染料で染色する工程と、を具備し、前記染料担持ナノファイバは、前記染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、前記樹脂領域に担持された前記染料と、を含み、前記染料の少なくとも一部は、前記樹脂領域に取り込まれ、または、前記樹脂領域の表面を被覆している、染色繊維の製造方法に関する。
【0008】
本発明の別の側面は、被染色繊維を染色するための染料を有する染料担持ナノファイバであって、前記染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、前記染料と、を含み、前記染料の少なくとも一部は、前記樹脂領域に取り込まれ、または、前記樹脂領域の表面を被覆している、染料担持ナノファイバに関する。
【0009】
本発明の更に別の側面は、ナノファイバの原料樹脂と、被染色繊維を染色するための染料とを含む、ナノファイバ原料液を準備する工程と、前記ナノファイバ原料液を電解紡糸法により紡糸して染料担持ナノファイバを生成させる工程と、を具備し、前記染料担持ナノファイバは、前記原料樹脂で構成された染料担持ナノファイバの要部を構成する樹脂領域と、前記樹脂領域に担持された前記染料と、を含み、前記染料の少なくとも一部は、前記樹脂領域に取り込まれている、染料担持ナノファイバの製造方法に関する。
【0010】
本発明の更に別の側面は、被染色繊維を染色するための染料を含む染色原料液を準備する工程と、前記染料を担持させるためのナノファイバを準備する工程と、前記染色原料液を前記ナノファイバに付着させ、乾燥させて、染料担持ナノファイバを得る工程と、を具備し、前記染料の少なくとも一部は、前記ナノファイバの表面を被覆している、染料担持ナノファイバの製造方法に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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