TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025081041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194530
出願日
2023-11-15
発明の名称
双性イオンポリマー、組成物及び被膜
出願人
国立大学法人福井大学
,
日本カーバイド工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
216/14 20060101AFI20250520BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ビニルエーテル構造を有する双性イオンポリマーを提供する。
【解決手段】構成単位(1)と構成単位(2)とを含み、モル比率((1):(2))が10:1~1:10の双性イオンポリマー。(ここで、R
1
、R
2
は炭素数1~4の1価のアルキル基、L
1
は炭素数2~6のアルキレン基、L
2
は炭素数2~4のアルキレン基、L
1
、R
1
及びR
2
の炭素数の総和は8以上、R
3
は炭素数1~9のアルキル基。)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025081041000022.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">66</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される構成単位(1)と、
下記一般式(2)で表される構成単位(2)と、を含み、
前記構成単位(1)と前記構成単位(2)のモル比率((1):(2))が10.00:1.00~1.00:10.00である、双性イオンポリマー。
TIFF
2025081041000020.tif
65
170
(一般式(1)中、R
1
及びR
2
は、相互に独立に、炭素数1~4の1価のアルキル基を示し、L
1
は、炭素数2~6のアルキレン基を示し、L
2
は、炭素数2~4のアルキレン基を示し、L
1
、R
1
及びR
2
の炭素数の総和は8以上である。)
TIFF
2025081041000021.tif
45
170
(一般式(2)中、R
3
は、アセトキシ基で置換されていてもよい炭素数1~9のアルキル基を示す。)
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
数平均分子量(Mn)が400~1,500である、請求項1に記載の双性イオンポリマー。
【請求項3】
分子量分布(Mw/Mn)が1.50~6.50である、請求項1に記載の双性イオンポリマー。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の双性イオンポリマーを含有する組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の組成物から形成される被膜。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、双性イオンポリマー、組成物及び被膜に関する。さらに詳しくは、本発明は、ビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物に由来する双性イオンポリマー、双性イオンポリマーを含有する組成物、及び組成物から形成される被膜に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
双性イオンポリマーとは、構成単位(例えば、側鎖)中にアニオン性基とカチオン性基との塩型構造を有するポリマーをいう。(メタ)アクリル構造やスチレン構造の双性イオンポリマーが、インク、コーティング剤、接着剤、医療材料等の種々の分野に利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、側鎖にオキシエチレン構造及びベタイン構造の少なくともいずれかの構造を有する繰り返し単位と、側鎖にジメチルシロキサン構造を有する繰り返し単位と、を有する(メタ)アクリル構造の共重合体を含有する表面改質剤が開示されている。
【0004】
ところで、(メタ)アクリル構造の共重合体は、主鎖の近傍に加水分解性の高いエステル結合やアミド結合を有するため、長期の使用に際して安定性が低いという問題点があることが知られており、スチレン構造に由来する繰り返し単位を有する双性イオンポリマーが提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、特許文献3には、ポリマーの長期使用の安定性を考慮して、ビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物を合成し、そのポリマーの、インク、コーティング剤、接着剤、医療材料等の分野への利用が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-36217号公報
特開平7-258202号公報
特開2021-155409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献3に記載のビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物に由来するポリマーは、主鎖の近傍に加水分解性の高いエステル結合やアミド結合を有しないので、長期使用を期待できる。そこで、本出願人等は特許文献3に記載の双性イオン化合物を用いたポリマーの製造を検討したが、特許文献3に記載の双性イオン化合物がアセトニトリルに対してほとんど溶解しなかった。
【0007】
特許文献3に記載の双性イオン化合物は、水等の極性溶媒に対する溶解性は高いものの、N-置換マレイミドが水溶性に劣る。一般に、重合溶媒に溶解しない化合物を用いても重合反応は進行せずポリマーが得られないことから、ビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物に由来する双性イオンポリマーを提供することは、依然として未解決の課題である。
【0008】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物に由来する新規な双性イオンポリマーを提供することにある。また、本発明が解決しようとする課題は、双性イオンポリマーを含有する組成物、及び組成物から形成される被膜を提供することにもある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本出願人等は特許文献3に記載のビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物に関し、オキシアルキレン鎖を炭化水素鎖に変更すると、非プロトン性溶媒に対する溶解性が高くなり、ラジカル重合反応によりビニルエーテル構造を有する双性イオン化合物に由来する双性イオンポリマーを製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明によれば、以下に示す、双性イオンポリマー、組成物及び被膜が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
国立大学法人福井大学
光ビーム出射装置
3か月前
福井県
硫黄成分検出方法
3か月前
国立大学法人福井大学
双性イオンポリマー、組成物及び被膜
18日前
国立大学法人福井大学
ムチンゲルの製造方法、およびその利用
2か月前
国立大学法人福井大学
触媒からの触媒層の剥離方法および剥離装置
4日前
国立大学法人福井大学
ムチンナノファイバーの製造方法、およびその利用
2か月前
出光興産株式会社
樹脂組成物、複合材料及び成形体
1か月前
国立大学法人福井大学
遺伝子特定装置、遺伝子特定方法、および、その利用
1か月前
国立大学法人福井大学
半導体素子
1か月前
国立大学法人福井大学
染色繊維の製造方法、染料担持ナノファイバおよびその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
摺動部材
22日前
東レ株式会社
多孔質構造体
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
16日前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
2か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
12日前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
2か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
2か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
9日前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
2か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
1か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
2か月前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
22日前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
1か月前
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
3か月前
東ソー株式会社
セルロース樹脂含有樹脂組成物
1か月前
続きを見る
他の特許を見る