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公開番号2025104396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222134
出願日2023-12-28
発明の名称症状判定プログラム、情報処理装置、症状判定方法及び症状判定システム
出願人国立大学法人福井大学
代理人個人
主分類A61B 5/0537 20210101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】サルコペニアに至る前段階の状態を判定するための補助をする症状判定プログラム、情報処理装置、症状判定方法及び症状判定システムを提供する。
【解決手段】体組成計1は、患者の身体を電気的に測定し、少なくとも筋肉量及び骨量を算出する体組成算出手段100と、取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定し、筋肉量が予め定めた値より大きく、取得した患者の握力と筋肉量との比が予め定めた値より小さい場合にダイナペニア該当可能性を判定する症状判定手段102とを有する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータを、
取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定する判定手段として機能させるための症状判定プログラム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記判定手段は、前記筋肉量が予め定めた値より大きく、取得した前記患者の握力と前記筋肉量との比が予め定めた値より小さい場合にダイナペニア該当可能性を判定する請求項1に記載の症状判定プログラム。
【請求項3】
前記判定手段は、さらに生体電気インピーダンス法によって得られる位相角が予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定する請求項1又は2に記載の症状判定プログラム。
【請求項4】
前記判定手段は、取得した前記患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にサルコペニアを判定する請求項1又は2に記載の症状判定プログラム。
【請求項5】
前記判定手段は、前記筋肉量及び前記骨量の経時変化に基づいてプレサルコペニア該当可能性を判定する請求項1に記載の症状判定プログラム。
【請求項6】
前記判定手段は、前記筋肉量及び前記握力と前記筋肉量との比の経時変化に基づいてダイナペニア該当可能性を判定する請求項2に記載の症状判定プログラム。
【請求項7】
取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定する判定手段を有する情報処理装置。
【請求項8】
取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定するステップを有する症状判定方法。
【請求項9】
患者の身体を電気的に測定し、少なくとも筋肉量及び骨量を算出する体組成計と、
前記体組成計が取得した前記患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定するステップを有する情報処理装置とを備えた症状判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、症状判定プログラム、情報処理装置、症状判定方法及び症状判定システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術として、早期かつ簡易にサルコペニアを診断する症状判定プログラムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された症状判定プログラムは、成人である被検者の性別、体重、下腿周囲径を示す情報を入力する入力部と、前記入力部に入力された情報に基づいて、前記被検者がサルコペニアであるか否かを判定する判定部とを備え、判定部は、被検者の性別、体重、下腿周囲径を示す情報に基づいて、骨格筋指数の代わりに用いられる代用指数の値を算出し、代用指数の値が基準値未満である場合に、被検者がサルコペニアであると判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-29412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記した症状判定プログラムは、被験者がサルコペニアであると判定するものの、サルコペニアに至る前段階としての状態であるプレサルコペニア又はダイナペニアを判定するのに身体機能(歩行速度もしくは5回立ち上がり)の測定を必要とし人手の確保が必要となるという問題があった。前段階の症状を判定することは、プレサルコペニアを予防するという観点で重要である。
【0006】
本発明の目的は、サルコペニアに至る前段階の状態を判定するための補助をする症状判定プログラム、情報処理装置、症状判定方法及び症状判定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の症状判定プログラム、情報処理装置、症状判定方法及び症状判定システムを提供する。
【0008】
[1]コンピュータを、
取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定する判定手段として機能させるための症状判定プログラム。
[2]前記判定手段は、前記筋肉量が予め定めた値より大きく、取得した前記患者の握力と前記筋肉量との比が予め定めた値より小さい場合にダイナペニア該当可能性を判定する請求項1に記載の症状判定プログラム。
[3]前記判定手段は、さらに生体電気インピーダンス法によって得られる位相角が予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定する請求項1又は2に記載の症状判定プログラム。
[4]前記判定手段は、取得した前記患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にサルコペニアを判定する請求項1又は2に記載の症状判定プログラム。
[5]前記判定手段は、前記筋肉量及び前記骨量の経時変化に基づいてプレサルコペニア該当可能性を判定する請求項1に記載の症状判定プログラム。
[6]前記判定手段は、前記筋肉量及び前記握力と前記筋肉量との比の経時変化に基づいてダイナペニア該当可能性を判定する請求項2に記載の症状判定プログラム。
[7]取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定する判定手段を有する情報処理装置。
[8]取得した患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定するステップを有する症状判定方法。
[9]患者の身体を電気的に測定し、少なくとも筋肉量及び骨量を算出する体組成計と、
前記体組成計が取得した前記患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定するステップを有する情報処理装置とを備えた症状判定システム。
【発明の効果】
【0009】
請求項1、2、7、8、9に係る発明によれば、サルコペニアに至る前段階の状態を判定するための補助をすることができる。
請求項3に係る発明によれば、さらに生体電気インピーダンス法によって得られる位相角が予め定めた値より小さい場合にプレサルコペニア該当可能性を判定することができる。
請求項4に係る発明によれば、取得した前記患者の筋肉量及び骨量がそれぞれ予め定めた値より小さい場合にサルコペニアを判定することができる。
請求項5に係る発明によれば、筋肉量及び前記骨量の経時変化に基づいてプレサルコペニア該当可能性を判定することができる。
請求項6に係る発明によれば、筋肉量及び握力と筋肉量との比の経時変化に基づいてダイナペニア該当可能性を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る症状判定システムの構成の一例を示す概略図である。
図2は、実施の形態に係る体組成計の構成例を示すブロック図である。
図3は、体組成情報の構成例を示す概略図である。
図4は、握力情報の構成例を示す概略図である。
図5は、各症状の特徴の一例を表す概略図である。
図6は、サルコペニアの各特徴量とAUC評価指標との関係の一例を示す表である。
図7は、ダイナペニアの各特徴量とAUC評価指標との関係の一例を示す表である。
図8は、体組成計の動作例を示すフローチャートである。
図9は、各症状と骨量との関係を示すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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