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公開番号2025075441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186613
出願日2023-10-31
発明の名称プログラム、情報処理装置及び方法
出願人フリー株式会社
代理人IPTech弁理士法人
主分類G06Q 10/10 20230101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】人事労務に関する処理を行うシステムにおいて、その申請内容に応じて必要な帳票類の帳票データを提示し、入力項目に入力する手間を削減する。
【解決手段】人事労務システムのサーバは、申請に使用される書類の帳票データ(2021)と、従業者の管理データ(2022)とを記憶し、プログラムは、プロセッサ29に、従業者から、従業者が事業者に対して行う申請に係る申請データの入力を受け付けるステップ(S121)と、受け付けた申請データと、従業者の管理データとに基づき、記憶されている帳票データから、当該申請に使用する書類の帳票データを選定するステップ(S122)と、選定された帳票データの所定の入力項目に該当する、従業者の管理データにおける管理項目を判定し、選定された帳票データの所定の入力項目に対して判定された管理項目のデータを入力するステップ(S123)と、管理項目のデータが入力された帳票データを、従業者へ提示するステップ(S124)と、を実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、事業者における従業者の事業者に対する申請を支援するためのプログラムであって、
前記メモリは、前記申請に使用される書類の帳票データと、前記従業者の管理データとを記憶し、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記従業者から、前記従業者が前記事業者に対して行う申請に係る申請データの入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた申請データと、前記従業者の管理データとに基づき、記憶されている前記帳票データから、当該申請に使用する書類の帳票データを選定するステップと、
前記選定された帳票データの所定の入力項目に該当する、前記従業者の管理データにおける管理項目を判定し、前記選定された帳票データの所定の入力項目に対して前記判定された管理項目のデータを入力するステップと、
前記管理項目のデータが入力された帳票データを、前記従業者へ提示するステップと、を実行させる、プログラム。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記プログラムは、さらに、
前記受け付けた申請データと、前記管理項目のデータが入力された帳票データとを、前記事業者に対する申請として送信するステップを実行させる、請求項１に記載のプログラム。
【請求項３】
前記プログラムは、さらに、
前記従業者から、前記管理項目のデータが入力された帳票データの所定の入力項目に対する入力を受け付けるステップを実行させる、請求項２に記載のプログラム。
【請求項４】
前記帳票データを選定するステップにおいて、１または複数の当該申請に使用する書類の帳票データを選定し、
前記プログラムは、さらに、
前記受け付けた申請データに基づき、前記選定された帳票データから、前記従業者が前記事業者に対する申請として使用するための優先度を設定するステップを実行させ、
前記帳票データを提示するステップにおいて、１または複数の前記帳票データを、前記優先度の順番に基づいて提示する、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のプログラム。
【請求項５】
前記帳票データを選定するステップにおいて、前記申請データに含まれる時期のデータに基づき、当該申請に使用する書類の帳票データを選定する、請求項１に記載のプログラム。
【請求項６】
制御部と、メモリとを備え、事業者における従業者の事業者に対する申請を支援する情報処理装置であって、
前記メモリは、前記申請に使用される書類の帳票データと、前記従業者の管理データとを記憶し、
前記制御部は、
前記従業者から、前記従業者が前記事業者に対して行う申請に係る申請データの入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた申請データと、前記従業者の管理データとに基づき、記憶されている前記帳票データから、当該申請に使用する書類の帳票データを選定するステップと、
前記選定された帳票データの所定の入力項目に該当する、前記従業者の管理データにおける管理項目を判定し、前記選定された帳票データの所定の入力項目に対して前記判定された管理項目のデータを入力するステップと、
前記管理項目のデータが入力された帳票データを、前記従業者へ提示するステップと、を実行する、情報処理装置。
【請求項７】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行され、事業者における従業者の事業者に対する申請を支援するための方法であって、
前記メモリは、前記申請に使用される書類の帳票データと、前記従業者の管理データとを記憶し、
前記方法は、前記プロセッサが、
前記従業者から、前記従業者が前記事業者に対して行う申請に係る申請データの入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた申請データと、前記従業者の管理データとに基づき、記憶されている前記帳票データから、当該申請に使用する書類の帳票データを選定するステップと、
前記選定された帳票データの所定の入力項目に該当する、前記従業者の管理データにおける管理項目を判定し、前記選定された帳票データの所定の入力項目に対して前記判定された管理項目のデータを入力するステップと、
前記管理項目のデータが入力された帳票データを、前記従業者へ提示するステップと、を実行する、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、プログラム、情報処理装置及び方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
法人または個人事業主である事業者において、従業者から各種の申請を受け付け、人事労務に関する処理を行うシステムが知られている。
【０００３】
このような人事労務に関する処理を行うシステムでは、その申請内容に応じた申請の帳票が必要になることが多い。例えば、従業者が転居した場合、申請内容としては、転居したことを申請するとともに、交通費の変更申請もする必要があり、提出する帳票類としては、例えば「転居届」と「交通費申請書」とを提出する必要がある。
【０００４】
特許文献１には、事業者等における電子決済システムにおいて、稟議の内容に応じた添付資料の一覧を提示するシステムについての技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－０８２１２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、このような人事労務に関する処理を行うシステムにおいて、その申請内容に応じて必要となる帳票類は多岐にわたり、これらを把握するのは容易ではない。そのため、申請内容だけではなく、従業者の属性に応じた適切な提出書類の帳票類を提示できない、という課題があった。また、複数の帳票類がある場合、それぞれの入力項目に入力する必要があり、手間がかかっていた。
【０００７】
そこで、本開示では、人事労務に関する処理を行うシステムにおいて、その申請内容に応じて必要な帳票類の帳票データを提示し、入力項目に入力する手間を削減する技術について説明する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の一実施形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、事業者における従業者の事業者に対する申請を支援するためのプログラムが提供される。メモリは、申請に使用される書類の帳票データと、従業者の管理データとを記憶する。プログラムは、プロセッサに、従業者から、従業者が事業者に対して行う申請に係る申請データの入力を受け付けるステップと、受け付けた申請データと、従業者の管理データとに基づき、記憶されている帳票データから、当該申請に使用する書類の帳票データを選定するステップと、選定された帳票データの所定の入力項目に該当する、従業者の管理データにおける管理項目を判定し、選定された帳票データの所定の入力項目に対して判定された管理項目のデータを入力するステップと、管理項目のデータが入力された帳票データを、従業者へ提示するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、従業者から申請データの入力を受け付けると、当該申請に使用する書類の帳票データを選定し、帳票データの所定の入力項目にデータを入力して従業者へ提示する。これにより、申請内容に応じて必要な帳票類の帳票データを提示し、入力項目に入力する手間を削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施の形態１に係る人事労務システム１の全体構成を示すブロック図である。
図１の端末装置１０の機能的な構成を示すブロック図である。
図１のサーバ２０の機能的な構成を示すブロック図である。
図３の帳票データベース２０２１のデータ構造の例を示す図である。
図３の従業者データベース２０２２のデータ構造の例を示す図である。
人事労務システム１による帳票データ提示処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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