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公開番号2025073405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184164
出願日2023-10-26
発明の名称電池システム
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250502BHJP(測定;試験)
要約【課題】電池システムを提供する。
【解決手段】電池システム1は、電池セル21と、電池セル21に拘束圧を印加する圧力印加機構15と、拘束圧を目標拘束圧となるように圧力印加機構15を制御可能な制御コントローラ10と、を備える。制御コントローラ10は、電池セル21の内部抵抗計測値を計測し、目標拘束圧に基づいて、電池セル21の内部抵抗推定値を推定し、目標拘束圧における内部抵抗計測値と前記内部抵抗推定値の差に基づいて、拘束圧の不良を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
全固体電池と、
前記全固体電池に拘束圧を印加する加圧部と、
前記拘束圧を目標拘束圧となるように前記加圧部を制御可能な圧力制御部と、
前記全固体電池の内部抵抗計測値を計測する計測部と、
前記目標拘束圧に基づいて、前記全固体電池の内部抵抗推定値を推定する推定部と、
前記目標拘束圧における前記内部抵抗計測値と前記内部抵抗推定値の差に基づいて、前記拘束圧の不良を判定する判定部と、を備えることを特徴とする電池システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記電池システムは、車両に搭載されており、
前記計測部は、前記車両が停車している時に、前記全固体電池の内部抵抗を計測する電池システム。
【請求項3】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記計測部は、前記全固体電池の充放電が停止してから所定時間経過後に前記全固体電池の内部抵抗を計測する電池システム。
【請求項4】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記目標拘束圧は、下限拘束圧よりも低く、
前記下限拘束圧は、性能要求圧力より小さく、
前記性能要求圧力は、前記全固体電池の電気抵抗が閾値と同じ値となる圧力であり、
前記閾値は、前記全固体電池が車両の制御システムを稼働させるために必要な充放電電力を出入力可能となる前記全固体電池の電気抵抗の範囲における、前記電気抵抗の最大値である電池システム。
【請求項5】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記計測部は、異なる二点以上の前記目標拘束圧において、前記全固体電池の内部抵抗をそれぞれ計測する電池システム。
【請求項6】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記電池システムは、前記全固体電池の温度を計測する温度計測部をさらに備え、
前記推定部は、前記温度計測部により計測された温度計測値に基づいて、前記内部抵抗推定値を演算する電池システム。
【請求項7】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記電池システムは、前記全固体電池のSOCを計測するSOC計測部をさらに備え、
前記推定部は、前記SOC計測部により計測されたSOC計測値に基づいて、前記内部抵抗推定値を演算する電池システム。
【請求項8】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記電池システムは、前記全固体電池のSOHを計測するSOH計測部をさらに備え、
前記推定部は、前記SOH計測部により計測されたSOH計測値に基づいて、前記内部抵抗推定値を演算する電池システム。
【請求項9】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記電池システムは、
前記全固体電池の電流を計測する電流計測部と、
前記全固体電池の充放電履歴を記録する充放電履歴記録部と、をさらに備え、
前記推定部は、前記充放電履歴記録部に記録された前記充放電履歴に基づいて、前記内部抵抗推定値を演算する電池システム。
【請求項10】
請求項1に記載の電池システムであって、
前記電池システムは、
前記全固体電池の電流を計測する電流計測部と、
前記全固体電池の電圧を計測する電圧計測部と、
前記全固体電池から電流を取り出す電流取り出し部と、をさらに備え、
前記推定部は、前記電流取り出し部により前記電流を取り出した際の、前記電流計測部の電流計測値及び前記電圧計測部の電圧計測値に基づいて、前記内部抵抗推定値を演算する電池システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加圧部による全固体電池の拘束圧を補正できる電池システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載される全固体電池の充電システムが知られている(特許文献1)。この全固体電池の充電システムは、全固体電池に拘束圧を加える加圧部と、拘束句圧を制御する圧力制御部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-95281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の充電システムでは、全固体電池に加わる拘束圧を、シーンに応じた目標面圧(目標拘束圧)となるように制御している。しかしながら、全固体電池に加わる拘束圧が、全固体電池や加圧部等の経年劣化によって目標拘束圧から乖離してしまうことがある。しかしながら、従来の充電システムでは、実際の拘束圧の目標拘束圧からの乖離を把握することができない、という問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、拘束圧の目標拘束圧からの乖離を把握することができる電池システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、目標拘束圧における内部抵抗計測値と内部抵抗推定値の差に基づいて、拘束圧の不良を判定する判定部を備えることによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、拘束圧の目標値からの乖離を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態の電池システムを示すブロック図である。
図2は、本発明の実施形態の電池システムを用いた拘束圧の検査方法を示すフローチャートである。
図3は、電池セルの直流抵抗(DCR)と電池セルに印加される拘束圧との関係を示すグラフである。
図4は、SOCに応じた、モータ角度と目標面圧との関係の一例を示すグラフである。
図5は、電池セルの温度に応じた、直流抵抗と電池セルに印加される拘束圧との関係の一例を示すグラフである。
図6は、直流抵抗推定値補正係数とSOCとの関係の一例を示すグラフである。
図7は、直流抵抗推定値補正係数とSOHとの関係の一例を示すグラフである。
図8は、直流抵抗推定値と直流抵抗計測値との差の一例を説明するグラフである。
図9は、SOCに応じた、目標面圧とモータ位置とのテーブルの補正の一例を説明するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の電池システム1を示すブロック図である。特に限定されないが、本実施形態における電池システム1は、例えば、車両に搭載されている。
【0010】
図1に示すように、電池システム1は、制御コントローラ10、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13、負荷取り出し装置14、及び、圧力印加機構15を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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