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公開番号2025073159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183678
出願日2023-10-26
発明の名称電動モータ及び作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250502BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】冷却性能を向上させることができる電動モータ及び作業機械を提供すること。
【解決手段】電動モータは、ロータ及びステータを収容するためのハウジングを備える。前記ハウジングは、第1流体が流れる冷却通路と、前記第1流体とは異なり且つ前記ロータ及び前記ステータを冷却する第2流体を溜めるための流体溜り部と、を備える。前記ロータの中心軸線に沿う軸方向から見て、前記冷却通路は、前記流体溜り部の外周に沿うように形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ロータ及びステータを収容するためのハウジングを備え、
前記ハウジングは、
第1流体が流れる冷却通路と、
前記第1流体とは異なり且つ前記ロータ及び前記ステータを冷却する第2流体を溜めるための流体溜り部と、を備え、
前記ロータの中心軸線に沿う軸方向から見て、前記冷却通路は、前記流体溜り部の外周に沿うように形成される、
電動モータ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、
前記ロータ及び前記ステータを囲む円筒状の上部ケースと、
前記上部ケースの前記軸方向の一端側の開口部分を塞ぐ下部ケースと、を備え、
前記冷却通路及び前記流体溜り部は、前記下部ケースに形成される、
請求項1に記載の電動モータ。
【請求項3】
前記下部ケースには、前記冷却通路の一端に通じる供給ポートと、前記冷却通路の他端に通じる排出ポートと、が形成され、
前記供給ポート及び前記排出ポートは、前記下部ケースの周方向において互いに隣り合う位置に配置される、
請求項2に記載の電動モータ。
【請求項4】
前記軸方向から見て、前記冷却通路の一端と前記中心軸線とを結ぶ第1線分と前記冷却通路の他端と前記中心軸線とを結ぶ第2線分とがなす角度を中心角としたとき、
前記軸方向から見て、前記冷却通路は、前記中心角が225°超過360°未満の範囲で連続して延びるように形成される、
請求項1に電動モータ。
【請求項5】
前記上部ケースは、
円筒状の円筒体と、
前記軸方向において前記円筒体の前記下部ケースとは反対側の開口部分を塞ぐ天井部と、を備え、
前記円筒体及び前記天井部は、同一の部材で一体に形成されている、
請求項2に記載の電動モータ。
【請求項6】
前記ロータのロータシャフトが鉛直となるよう縦置きされている、
請求項1に記載の電動モータ。
【請求項7】
走行体と、
前記走行体に旋回軸回りに旋回可能に支持される上部旋回体と、
前記上部旋回体に動作可能に支持される作業機と、
前記走行体に対して前記上部旋回体を旋回させるための旋回モータとして構成される電動モータと、を備え、
前記電動モータは、ロータ及びステータを収容するためのハウジングを備え、
前記ハウジングは、
第1流体が流れる冷却通路と、
前記第1流体とは異なり且つ前記ロータ及び前記ステータを冷却する第2流体を溜めるための流体溜り部と、を備え、
前記ロータの中心軸線に沿う軸方向から見て、前記冷却通路は、前記流体溜り部の外周に沿うように形成される、
作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動モータ及び作業機械に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建設機械として、上部旋回体を旋回させるための電動モータを備える電動旋回ショベルが知られている。電動モータは、内部に収容空間が形成された筒状のハウジングと、収容空間に設けられたロータ及びステータ等を冷却油により冷却するための冷却油回路と、冷却水を用いて外周より冷却するための冷却水回路と、を備える。ハウジングの底部には、オイルパンが形成される。ハウジングの筒部には、冷却水回路を構成するウォータジャケット(水通路)が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-68513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、電動モータを十分に冷却できないおそれがある。電動モータの冷却が不十分である場合、損失が大きくなり、電動モータの性能が低下するおそれがある。
【0005】
本開示の態様は、冷却性能を向上させることができる電動モータ及び作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電動モータは、ロータ及びステータを収容するためのハウジングを備える。前記ハウジングは、第1流体が流れる冷却通路と、前記第1流体とは異なり且つ前記ロータ及び前記ステータを冷却する第2流体を溜めるための流体溜り部と、を備える。前記ロータの中心軸線に沿う軸方向から見て、前記冷却通路は、前記流体溜り部の外周に沿うように形成される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様によれば、冷却性能を向上させることができる電動モータ及び作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る作業機械を示す概略図である。
実施形態に係る作業機械の駆動システムを示す図である。
実施形態に係る電動モータの断面図である。
実施形態に係る下部ケースの斜視図である。
実施形態に係る下部ケースの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態においては、電動モータとして、電動旋回ショベル(作業機械の一例)に搭載されるものであり、電動旋回ショベルの上部旋回体を旋回させるための旋回モータとして構成される例を挙げて説明する。
【0010】
以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置や状態を意味するのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している配置や状態をも含むものとする。以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更して示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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