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公開番号2025072415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025009948,2023143111
出願日2025-01-23,2023-09-04
発明の名称端末装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 67/02 20220101AFI20250430BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ブラウザに適したライブラリを用いた情報処理を実行する端末装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムにおいて、ブラウザを介して所定の画像処理を行う端末装置は、ブラウザが撮影対象への所定の画像処理を実行可能かを検証するための検証情報を用いて検証する検証処理部と、検証の結果、実行可能と判断された場合、所定の画像処理を実行する第1のプログラム言語により記述された第一の画像処理ライブラリを取得し、実行できないと判断した場合、所定の画像処理を実行する第二のプログラム言語により記述された第二の画像処理ライブラリを取得するライブラリ取得制御部と、第一の画像処理ライブラリまたは第二の画像処理ライブラリを用いて所定の画像処理を実行する画像処理実行部と、所定の画像処理の結果を端末装置の画面に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ブラウザを介して所定の画像処理を行う端末装置であって、
撮影対象への撮影操作に基づき、前記ブラウザを介して前記撮影対象への前記所定の画像処理を実行可能か否かを検証するための検証情報を用いて、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能か否かの検証処理を実行する検証処理部と、
前記検証処理の結果、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能と判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第一のプログラム言語により記述された第一の画像処理ライブラリを取得し、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行できないと判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第二のプログラム言語により記述された第二の画像処理ライブラリを取得する取得制御部と、
前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリを用いて前記所定の画像処理を実行する画像処理部と、
前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリに基づき実行された前記所定の画像処理の結果を前記端末装置の画面に表示させる表示制御部と、
を備える端末装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第一のプログラム言語は、前記検証情報と同じプログラム言語であり、
前記第二のプログラム言語は、前記検証情報とは異なるプログラム言語である、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記取得制御部は、前記第一の画像処理ライブラリおよび前記第二の画像処理ライブラリを格納したサーバ装置から、前記第一の画像処理ライブラリおよび前記第二の画像処理ライブラリを取得する、請求項1または2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリには、前記端末装置の画面中に表示される所定の枠線により表現された矩形に前記撮影対象を収納する前記画像処理部のライブラリを含む、請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記第一の画像処理ライブラリを記述するプログラム言語は、WebAssemblyであり、
前記第二の画像処理ライブラリは、Java Scriptである、請求項2に記載の端末装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記端末装置の操作者から、前記所定の画像処理の結果に対する編集操作を受け付ける操作項目を含む画面にさらに表示し、前記操作項目が操作された場合、前記編集操作の画面を、前記所定の画像処理の結果を表示している画面と同じ画面または別画面に表示する、請求項1に記載の端末装置。
【請求項7】
前記検証処理は、前記撮影操作の際、当該撮影操作を実行するカメラの利用の許可がされた場合に実行される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項8】
前記所定の画像処理の結果をサーバ装置に送信する送信部をさらに備える請求項1に記載の端末装置。
【請求項9】
ブラウザを介して所定の画像処理を行う端末装置で実行される情報処理方法であって、
検証処理部が、撮影対象への撮影操作に基づき、前記ブラウザを介して前記撮影対象への前記所定の画像処理を実行可能か否かを検証するための検証情報を用いて、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能か否かの検証処理を実行する工程と、
取得制御部が、前記検証処理の結果、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能と判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第一のプログラム言語により記述された第一の画像処理ライブラリを取得し、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行できないと判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第二のプログラム言語により記述された第二の画像処理ライブラリを取得する工程と、
画像処理部が、前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリを用いて前記所定の画像処理を実行する工程と、
表示制御部が、前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリに基づき実行された前記所定の画像処理の結果を前記端末装置の画面に表示させる工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
撮影対象への撮影操作に基づき、端末装置がブラウザを介して前記撮影対象への所定の画像処理を実行可能か否かを検証するための検証情報を用いて、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能か否かの検証処理を実行する検証処理部と、
前記検証処理の結果、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能と判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第一のプログラム言語により記述された第一の画像処理ライブラリを取得し、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行できないと判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第二のプログラム言語により記述された第二の画像処理ライブラリを取得する取得制御部と、
前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリを用いて前記所定の画像処理を実行する画像処理部と、
前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリに基づき実行された前記所定の画像処理の結果を前記端末装置の画面に表示させる表示制御部と、
して機能させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
Google(登録商標)およびOffice365(登録商標)等の外部ベンダのクラウドサービスと連携し、画像形成装置でスキャンした文書のアップロード、およびクラウトストレージに保存してある文書の印刷を行う技術が開発されている。また、それらの技術に、OCR(Optical Character Recognition/Reader)、画像の切り取り、およびバーコード認証等の機能と組み合わせることで自由度と機能性の高いアプリケーションを作ることもできるプラットフォームが開発されている。
【0003】
このアプリケーションは、ワークフローアプリケーションと呼ばれ、画像形成装置の操作端末上で実行するだけでなく、モバイル端末(端末装置の一例)のWebブラウザからも実行可能である。非特許文献1には、スマートフォンで撮影した画像を補正可能なスマートフォン用のアプリケーションが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、モバイル端末からワークフローアプリケーションを実行する際に、モバイル端末で撮影した画像を台形補正等の画像処理がしたいという要望がある。そして、画像形成装置の代替としてモバイル端末を利用することを考えれば、モバイル端末で撮影した画像からドキュメントを抽出し台形補正を行うのは必要不可欠な機能である。
【0005】
例えば、Microsoft(登録商標)のOneDrive(登録商標)アプリケーションは、モバイル端末上で画像を撮影し、撮影した画像に対して台形補正および加工等を行い、撮影した画像を1つのPDFファイルとしてOneDriveに保存できる。このような台形補正等の情報処理機能を持つアプリケーションは既に世に多く存在している。例えば、ブラウザにより実行可能なアプリケーションであるブラウザベースのアプリケーションでは、情報処理用のライブラリを読み込むことで所望の情報処理機能を実現できる。
【0006】
しかし、モバイル端末のブラウザによっては利用できない画像処理ライブラリも存在する。一方で、全てのブラウザで利用可能な画像処理ライブラリを用いた場合、情報処理速度が遅くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ブラウザに適した画像処理ライブラリを用いた情報処理を実行できる端末装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ブラウザを介して所定の画像処理を行う端末装置であって、撮影対象への撮影操作に基づき、前記ブラウザが前記撮影対象への前記所定の画像処理を実行可能か否かを検証するための検証情報を用いて、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能か否かの検証処理を実行する検証処理部と、前記検証処理の結果、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行可能と判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第一のプログラム言語により記述された第一の画像処理ライブラリを取得し、前記ブラウザが前記所定の画像処理を実行できないと判断された場合、前記所定の画像処理を実行する第二のプログラム言語により記述された第二の画像処理ライブラリを取得する取得制御部と、前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリを用いて前記所定の画像処理を実行する画像処理部と、前記第一の画像処理ライブラリまたは前記第二の画像処理ライブラリに基づき実行された前記所定の画像処理の結果を前記端末装置の画面に表示させる表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ブラウザに適した画像処理ライブラリを用いた情報処理を実行できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施の形態にかかる情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかる情報処理システムの端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、本実施の形態にかかる情報処理システムのサーバ装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4は、本実施の形態にかかる情報処理システムの端末装置におけるUI画面の表示シーケンスの一例を示す図である。
図5は、本実施の形態にかかる情報処理システムにおける所定の画像処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図6は、本実施の形態にかかる情報処理システムにおける所定の画像処理の流れの他の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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