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公開番号
2025072039
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182526
出願日
2023-10-24
発明の名称
シールカバー
出願人
西川ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60J
5/00 20060101AFI20250430BHJP(車両一般)
要約
【課題】溝部の延伸方向に対してシール部材を決められた向きで前記溝部内に取り付けることができるシールカバーを提供する。
【解決手段】シールカバー1は、カバー本体部10と、カバー本体部10の厚み方向の一方の面に設けられ、被覆部分の外周部に沿って延びる溝部11と、溝部11内をその延伸方向に沿って延びるように、溝部11内に少なくとも一部が圧縮された状態で収容されるシール部材20と、を有する。溝部11は、底部111と、底部111上で、溝部11の延伸方向において溝部11の一方端縁と他方端縁との中間よりも前記一方端縁または前記他方端縁に近い位置に、底部111から前記厚み方向の一方に突出する突起部112と、を有する。シール部材20は、溝部11内に収容された状態で突起部112を収容可能な凹部21を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両部品の開口部を覆って封止するシールカバーであって、
前記開口部を覆う被覆部分を有するカバー本体部と、
前記カバー本体部の厚み方向の一方の面に設けられ、前記被覆部分の外周部に沿って延びる溝部と、
前記溝部内をその延伸方向に沿って延びるように、前記溝部内に少なくとも一部が圧縮された状態で収容されるシール部材と、
を有し、
前記溝部は、
底部と、
前記底部上で、前記溝部の延伸方向において前記溝部の一方端縁と他方端縁との中間よりも前記一方端縁または前記他方端縁に近い位置に、前記底部から前記厚み方向の一方に突出する突起部と、
を有し、
前記シール部材は、前記溝部内に収容された状態で前記突起部を収容可能な凹部を有する、
シールカバー。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のシールカバーにおいて、
前記溝部は、互いに前記延伸方向に離れて位置する複数の前記突起部を有し、
前記シール部材は、前記複数の突起部をそれぞれ収容可能な複数の前記凹部を有する、
シールカバー。
【請求項3】
請求項2に記載のシールカバーにおいて、
前記複数の前記突起部は、
前記溝部の底部に、前記溝部の延伸方向の一方端縁から第1距離の位置に位置する第1突起部と、
前記溝部の底部に、前記溝部の延伸方向の他方端縁から前記第1距離とは異なる第2距離の位置に位置する第2突起部と、
を含み、
前記複数の凹部は、
前記シール部材が前記溝部内に収容された状態で、前記溝部の延伸方向の一方端縁から前記第1距離の位置に位置し且つ前記第1突起部を収容可能な第1凹部と、
前記シール部材が前記溝部内に収容された状態で、前記溝部の延伸方向の他方端縁から前記第2距離の位置に位置し且つ前記第2突起部を収容可能な第2凹部と、
を含む、
シールカバー。
【請求項4】
請求項2に記載のシールカバーにおいて、
前記溝部は、
対向する一対の側壁部を有し、
前記複数の突起部は、それぞれ、前記溝部の前記底部上で、前記一対の側壁部を繋ぐように前記溝部が延びる延伸方向に対して交差する交差方向に延びていて、
前記複数の突起部のうち少なくとも1つの突起部は、他の突起部とは異なる方向に延びており、
前記複数の前記凹部は、それぞれ、前記溝部が延びる延伸方向に対して交差する交差方向に延びていて、
前記複数の前記凹部のうち、
少なくとも1つの凹部は、前記複数の突起部のうち前記他の突起部とは異なる方向に延びている突起部を収容可能であり、
残りの凹部は、前記他の突起部を収容可能である、
シールカバー。
【請求項5】
請求項2に記載のシールカバーにおいて、
前記複数の突起部のうち、少なくとも一部の突起部は、前記溝部の延伸方向の一方または他方の端部に位置し、
前記シール部材の前記複数の前記凹部のうち、少なくとも一部の凹部は、それぞれ、前記シール部材の延伸方向の前記一方または前記他方の端部に位置し且つ前記少なくとも一部の突起部を収容可能である、
シールカバー。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1つに記載のシールカバーにおいて、
前記溝部は、前記カバー本体部を前記厚み方向に見て湾曲しているR部を有し、
前記突起部は、前記溝部のうち前記R部に設けられている、
シールカバー。
【請求項7】
請求項1から5のいずれか1つに記載のシールカバーにおいて、
前記カバー本体部を前記厚み方向に見て、前記溝部よりも前記カバー本体の外方に位置し、締結部材によって前記車両部品に固定される被締結部をさらに有し、
前記突起部は、前記溝部において、前記被締結部に最も近い位置に設けられている、
シールカバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両部品の開口部を覆って封止するシールカバーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車のドアインナーパネルに取り付けられるシールカバーが知られている。例えば、シールカバーは、自動車のドアインナーパネルに形成されたドアホールを覆って封止する部材である。これにより、前記ドアホールから車内側への騒音および雨水等の水の浸入を防止することができる。
例えば特許文献1には、シール部材の止水性を向上させたシールカバーが開示されている。前記シールカバーには、車内側に向かって凹んだ溝部が前記ドアインナーパネルに形成されたドアホールを囲むように設けられている。前記溝部内には、前記ドアホールを囲むようにシール部材が挿入されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-019065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シールカバーの溝部内にシール部材を取り付ける工程は、例えば、作業者等によって行われる。作業者がシール部材をシールカバーの溝部内に取り付ける際の手順は、例えば、次の通りである。まず、前記シールカバーの前記溝部の延伸方向の一方の端部に、前記シール部材の長手方向の一方の端部を挿入する。その後、前記シール部材を長手方向に引っ張りつつ、ローラ等の治具を用いて、前記溝部の延伸方向の他方の端部まで前記シール部材を前記溝部内に挿入する。
【0005】
また、例えば、前記特許文献1に開示されているように、シール部材は、前記シール部材の長手方向に直交する平面を含む断面視において、シール部材の幅方向の中央を通り且つシール部材の厚み方向に延びる中心線に対して左右非対称の形状を有する場合がある。この場合、前記シール部材は、前記シールカバーの溝部に対して決められた姿勢で配置される必要がある。よって、前記シール部材を前記溝部内に取り付ける工程では、前記溝部の延伸方向に対して前記シール部材を決められた向きで前記溝部内に取り付けることが求められる。
【0006】
本発明の目的は、溝部の延伸方向に対してシール部材を決められた向きで前記溝部内に取り付けることができるシールカバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るシールカバーは、車両部品の開口部を覆って封止するシールカバーである。前記シールカバーは、前記開口部を覆う被覆部分を有するカバー本体部と、前記カバー本体部の厚み方向の一方の面に設けられ、前記被覆部分の外周部に沿って延びる溝部と、前記溝部内をその延伸方向に沿って延びるように、前記溝部内に少なくとも一部が圧縮された状態で収容されるシール部材と、を有する。前記溝部は、底部と、前記底部上で、前記溝部の延伸方向において前記溝部の一方端縁と他方端縁との中間よりも前記一方端縁または前記他方端縁に近い位置に、前記底部から前記厚み方向の一方に突出する突起部と、を有する。前記シール部材は、前記溝部内に収容された状態で前記突起部を収容可能な凹部を有する(第1の構成)。
【0008】
上述の構成では、溝部がその底部からカバー本体部の厚み方向の一方に突出する突起部を有し、シール部材が前記突起部を収容可能な凹部を有する。前記突起部は、前記溝部が延びる延伸方向において前記溝部の一方端縁と他方端縁との中間よりも前記一方端縁または前記他方端縁の近い位置に位置する。よって、前記溝部の延伸方向において、前記シール部材を決められた向きとは逆の向きで前記溝部に取り付けようとすると、前記シール部材が前記溝部内に設けられた前記突起部と干渉して浮き上がる。これにより、前記シール部材が前記溝部に対して決められた向きに取り付けられているかどうかを目視で容易に確認できる。
【0009】
よって、溝部の延伸方向に対してシール部材を決められた向きで前記溝部内に取り付けることができるシールカバーが得られる。
【0010】
前記第1の構成において、前記溝部は、互いに前記延伸方向に離れて位置する複数の前記突起部を有し、前記シール部材は、前記複数の突起部をそれぞれ収容可能な複数の前記凹部を有する(第2の構成)。
(【0011】以降は省略されています)
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