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公開番号
2025071888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182304
出願日
2023-10-24
発明の名称
尿管ステント抜去器具及び尿管ステント抜去方法
出願人
国立大学法人広島大学
代理人
個人
主分類
A61F
2/95 20130101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】留置された尿管ステントを安全且つ容易に抜去できる尿管ステント抜去器具及び尿管ステント抜去方法を提供する。
【解決手段】尿管ステント抜去器具1,2は、棒状部材から形成され、棒状部材の一方の端部に形成され体内に留置されたステントの一部を引っ掛ける鉤状の引っ掛け部13,23と、棒状部材の他方の端部に形成され、操作者が手指で把持する把持部12,22と、引っ掛け部13,23と把持部12,22とを繋ぐ円柱状又は楕円柱状の本体部11,21と、を備える。また、引っ掛け部13,23は、本体部11,21側に開口されており、本体部11,21の軸方向に見た引っ掛け部13,23の外形は、本体部11,21の外形に収まるように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
棒状部材から形成され、
前記棒状部材の一方の端部に形成され、体内に留置されたステントの一部を引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、
前記棒状部材の他方の端部に形成され、操作者が手指で把持する把持部と、
前記引っ掛け部と前記把持部とを繋ぐ円柱状又は楕円柱状の本体部と、を備え、
前記引っ掛け部は、前記本体部側に開口されており、
前記本体部の軸方向に見た前記引っ掛け部の外形は、前記本体部の外形に収まるように形成されている、
ことを特徴とする尿管ステント抜去器具。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
棒状部材から形成され、
前記棒状部材の一方の端部に形成され、体内に留置されたステントの一部を引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、
前記棒状部材の他方の端部に形成され、操作者が手指で把持する把持部と、
前記引っ掛け部と前記把持部とを繋ぐ円柱状又は楕円柱状の本体部と、を備え、
前記引っ掛け部は、前記本体部側に開口されており、
前記本体部の軸方向に見た前記引っ掛け部の外形は、前記本体部の外形に収まるように形成されており、
前記本体部は、軸方向が5度以上20度以下の角度で屈曲している屈曲部を有する、
ことを特徴とする尿管ステント抜去器具。
【請求項3】
前記本体部の外径は5mm以上8mm以下である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の尿管ステント抜去器具。
【請求項4】
前記引っ掛け部に形成され、前記ステントが導入される隙間部の長さは、5mm以上20mm以下である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の尿管ステント抜去器具。
【請求項5】
前記引っ掛け部に形成され、前記ステントが導入される隙間部の開口部の幅は2mm以上10mm以下である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の尿管ステント抜去器具。
【請求項6】
前記隙間部の幅は、開口部側から終端部側へ向かって徐々に小さくなっている、
ことを特徴とする請求項5に記載の尿管ステント抜去器具。
【請求項7】
前記隙間部の終端部の幅は1mm以下である、
ことを特徴とする請求項6に記載の尿管ステント抜去器具。
【請求項8】
請求項1に記載の尿管ステント抜去器具を前記引っ掛け部から尿道に挿入し、
膀胱内で、留置された尿管ステントのピッグテール部に前記引っ掛け部を引っ掛けて、前記尿管ステント抜去器具を抜去することにより、尿管ステントを抜去する、
ことを特徴とする尿管ステント抜去方法。
【請求項9】
請求項2に記載の尿管ステント抜去器具を、伸縮性を有する外筒に挿入した状態で、前記引っ掛け部から尿道に挿入し、
前記引っ掛け部が膀胱内に達した位置で、前記外筒から前記引っ掛け部を露出させ、
膀胱内で、留置された尿管ステントのピッグテール部に前記引っ掛け部を引っ掛けて、前記尿管ステント抜去器具を抜去することにより、尿管ステントを抜去する、
ことを特徴とする尿管ステント抜去方法。
【請求項10】
前記引っ掛け部を前記尿管ステントに引っ掛けた後、前記尿管ステント抜去器具に対して前記外筒を摺動させて、前記外筒が前記引っ掛け部を包接した状態で、前記尿管ステント抜去器具を抜去する、
ことを特徴とする請求項9に記載の尿管ステント抜去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、尿管ステント抜去器具及び尿管ステント抜去方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、尿管結石、むくみ等何らかの原因で尿管が圧迫されて閉塞することを防止するため、腎臓と膀胱との間にステント(尿管ステント)を留置する尿管ステント留置術が行われている。また、尿管ステント留置術に用いられる尿管ステントが種々開発されている。留置された尿管ステントは、患者の病状等に応じて交換、抜去する必要があるので、抜去し易い尿管ステントも開発されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-85573号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の尿管ステントは、形状記憶合金からなるコイル状のステントであり、冷水を注入してコイルを変形させることによって、尿道からの抜去を容易にするものである。しかしながら、形状記憶合金からなる尿管ステントは、特殊な材料、特有の加工工程等を要するのでコストが高くなること、抜去時に冷水を注入するので患者に身体的負担を与えること等の理由から、広く一般に用いられるには至っていない。
【0005】
通常、腎臓内の端部及び膀胱内の端部がピッグテール形状になっている一般的な管状のステント部材が、尿管ステントとして用いられている。このような尿管ステントについて、留置された尿管ステントを交換、抜去する際には、膀胱内に膀胱鏡を挿入して観察しながら鉗子でステントを把持して抜去する方法、X線透視下で膀胱内に挿入した曲がり鉗子でステントを把持して抜去する方法等が用いられている。
【0006】
しかしながら、膀胱鏡を使用する場合、使用する医療機器が多く、その準備及び処理後の滅菌処理等に多くの手間を要することとなる。また、X線透視下で曲がり鉗子を使用する場合、尿管ステントを挟む際に膀胱粘膜を鉗子で傷付ける危険性があり、粘膜損傷による感染、血尿等を生じるおそれがある。
【0007】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、留置された尿管ステントを安全且つ容易に抜去できる尿管ステント抜去器具及び尿管ステント抜去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る尿管ステント抜去器具は、
棒状部材から形成され、
前記棒状部材の一方の端部に形成され、体内に留置されたステントの一部を引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、
前記棒状部材の他方の端部に形成され、操作者が手指で把持する把持部と、
前記引っ掛け部と前記把持部とを繋ぐ円柱状又は楕円柱状の本体部と、を備え、
前記引っ掛け部は、前記本体部側に開口されており、
前記本体部の軸方向に見た前記引っ掛け部の外形は、前記本体部の外形に収まるように形成されている。
【0009】
また、本発明の第2の観点に係る尿管ステント抜去器具は、
棒状部材から形成され、
前記棒状部材の一方の端部に形成され、体内に留置されたステントの一部を引っ掛ける鉤状の引っ掛け部と、
前記棒状部材の他方の端部に形成され、操作者が手指で把持する把持部と、
前記引っ掛け部と前記把持部とを繋ぐ円柱状又は楕円柱状の本体部と、を備え、
前記引っ掛け部は、前記本体部側に開口されており、
前記本体部の軸方向に見た前記引っ掛け部の外形は、前記本体部の外形に収まるように形成されており、
前記本体部は、軸方向が5度以上20度以下の角度で屈曲している屈曲部を有する。
【0010】
また、前記本体部の外径は5mm以上8mm以下である、
こととしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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