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公開番号2025093173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208751
出願日2023-12-11
発明の名称ゴム組成物の製造方法
出願人国立大学法人広島大学,株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08F 8/50 20060101AFI20250616BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】短時間で効率よく、架橋ゴムからポリマー成分が高分子量のゴム組成物を製造できるゴム組成物の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】架橋ゴムからポリマー成分の重量平均分子量が15万以上のゴム組成物を製造する方法であって、SP値が7.0(cal/cm3)1/2以上9.7(cal/cm3)1/2以下、かつ、自然発火温度が220℃以上300℃以下の溶媒中、前記架橋ゴムを温度160℃以上190℃以下で加熱しながら、前記架橋ゴムにせん断力をかけることで前記ゴム組成物を得る工程を含む、ゴム組成物の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
架橋ゴムからポリマー成分の重量平均分子量が15万以上のゴム組成物を製造する方法であって、
SP値が7.0(cal/cm


1/2
以上9.7(cal/cm


1/2
以下、かつ、自然発火温度が220℃以上300℃以下の溶媒中、前記架橋ゴムを温度160℃以上190℃以下で加熱しながら、前記架橋ゴムにせん断力をかけることで前記ゴム組成物を得る工程を含む、ゴム組成物の製造方法。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記溶媒が、アネトール、リモネン、シクロヘキサンから選択される少なくとも1種の溶媒である、請求項1に記載のゴム組成物の製造方法。
【請求項3】
前記溶媒を、前記溶媒と前記架橋ゴムとの質量比(溶媒の質量:架橋ゴムの質量)が0.1:1~5:1となる範囲で用いる、請求項1に記載のゴム組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
環境及び省資源化の視点から、架橋ゴムを再生し、新たな架橋ゴムとして再利用することが検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、より緩和な条件下においても、液状炭化水素を高収率で製造することができるゴム組成物製造方法を提供することを目的として、架橋ゴムを、炭素数2以上の第一級アルコールを含む反応溶媒下において0.1~2.0MPaかつ300℃以下で加熱して液状炭化水素を含むゴム組成物を得るゴム組成物製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献2には、加硫ゴム廃棄物から再使用可能な液状炭化水素及びカーボンブラックを効率よく簡便に製造するために、加硫ゴム廃棄物等の加硫ゴムを水素供与性溶媒の存在下で加熱分解して、液状炭化水素及びカーボンブラックを製造する方法が開示されている。
【0005】
また、架橋ゴムを2-ブタノールを用いて、150~300℃の温度域で圧力3.4MPa以上の条件下で解架橋する方法(例えば、特許文献3参照)、架橋ゴムをアルコールとケトン系溶媒を用いて、200~350℃の温度域で、圧力3.4~34MPa以上の条件下で解架橋する方法(例えば、特許文献4参照)、及び水と有機溶剤(アルコール)を用いて各溶媒の蒸気圧以上の温度で、不活性ガスを含めて300psi以上の雰囲気で、飽和蒸気圧以上、温度帯285℃以下で加硫ゴムを分解する方法(例えば、特許文献5参照)等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2019/160088号
特開平7-310076号公報
米国特許第5891926号明細書
米国特許第6548560号明細書
米国特許第9458304号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の架橋ゴムからのゴム組成物の製造方法では、予め架橋ゴムの微粉化が必要であったり、高温環境下で架橋ゴムを分解していたりと効率の点で改善の余地があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、短時間で効率よく、架橋ゴムからポリマー成分が高分子量のゴム組成物を製造できるゴム組成物の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、誠意検討を行ったところ、架橋ゴムを特定の溶媒中で加熱しながら、架橋ゴムにせん断力をかけることで、架橋ゴムの微粉化等の必要なく、短時間で効率よく架橋ゴムからポリマー成分が高分子量のゴム組成物が得られることを見出した。
【0010】
上記課題を解決する本発明のゴム組成物の製造方法の要旨構成は、以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)

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