TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025029514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134240
出願日2023-08-21
発明の名称作業機械の制御システム
出願人国立大学法人広島大学,コベルコ建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/20 20060101AFI20250227BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業現場において複数の作業機械によって効率的に作業を行うことが可能な作業機械の制御システムを提供する。
【解決手段】第1作業機械(1B)および第2作業機械(1A)の各々が作業する作業現場において、少なくとも前記第2作業機械の動作を制御する作業機械の制御システム(100)は、前記第1作業機械と前記第2作業機械とにおける機械同士の干渉および作業同士の干渉のうちの少なくとも一方の干渉が発生することを防止するように、前記第1作業機械の動きに応じて前記第2作業機械が協調して動作するための指令信号を生成する制御部(50)を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1作業機械および第2作業機械が作業する作業現場において、少なくとも前記第2作業機械の動作を制御する作業機械の制御システムであって、
前記第1作業機械と前記第2作業機械とにおける機械同士の干渉および作業同士の干渉のうちの少なくとも一方の干渉が発生することを防止するように、前記第1作業機械の動きに応じて前記第2作業機械が協調して動作するための指令信号を生成する制御部を備える、作業機械の制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1作業機械および前記第2作業機械の相互の動作状況に基づいて前記指令信号を生成する、請求項1に記載の作業機械の制御システム。
【請求項3】
前記動作状況は、前記第1作業機械および前記第2作業機械の相対的な位置関係を含む、請求項2に記載の作業機械の制御システム。
【請求項4】
前記第1作業機械の第1特定部位の位置情報を取得する第1位置情報取得部と、
前記第2作業機械の第2特定部位の位置情報を取得する第2位置情報取得部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記第1位置情報取得部および前記第2位置情報取得部の取得結果に基づいて、前記第1特定部位と前記第2特定部位との距離を演算し、当該演算された距離が予め設定された閾値を下回らないように前記指令信号を生成する、請求項3に記載の作業機械の制御システム。
【請求項5】
前記動作状況は、前記第1作業機械および前記第2作業機械の動作速度を含む、請求項2に記載の作業機械の制御システム。
【請求項6】
前記動作状況は、前記第1作業機械および前記第2作業機械の作業内容を含む、請求項2に記載の作業機械の制御システム。
【請求項7】
前記第1作業機械は、入力される第1作業計画に沿って動作することが可能であり、
前記第2作業機械は、入力される第2作業計画に沿って動作することが可能であり、
前記制御部は、予め設定された前記第1作業計画および前記第2作業計画に基づいて、前記第1作業機械と前記第2作業機械とにおける機械同士の干渉および作業同士の干渉のうちの少なくとも一方の干渉が発生することを防止するように、前記第2作業計画を修正するための前記指令信号を生成し、修正された前記第2作業計画を前記第2作業機械に入力する、請求項1に記載の作業機械の制御システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1作業計画および前記第2作業計画に基づいて前記第1作業機械および前記第2作業機械の各々の動作を事前予測し、当該事前予測の結果から前記第1作業機械と前記第2作業機械とが干渉するか否かを判定し、当該判定結果に応じて前記指令信号を生成する、請求項7に記載の作業機械の制御システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1作業機械と前記第2作業機械との干渉を回避するために、前記第2作業計画の少なくとも一部に遅延時間を設定する、請求項7に記載の作業機械の制御システム。
【請求項10】
前記制御部は、前記遅延時間が予め設定された時間閾値を上回った場合に、前記時間閾値に対応する別作業を前記第2作業計画に追加する、請求項9に記載の作業機械の制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械の制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機体と、前記機体に起伏可能に支持された作業アタッチメントとを備えた作業機械が知られている。例えば、前記作業アタッチメントは、ブームと、アームと、バケットとを含む。特許文献1には、このような作業機械を自動運転機として自動制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-131004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような作業機械の自動運転機を作業現場に適用することによって、生産性を向上することができる。例えば、自動運転機は、予め決められたエリアで動作するような単純作業を行うことができる。この結果、手が空いた操縦者は、自動運転機の動作に並行して他の作業を行うことができる。
【0005】
多くの作業現場では、土を運ぶ等の作業時に、複数の作業機械同士が互いに近接した位置関係で動作することがある。仮に、これらの作業機械がいずれも人によって操作される場合は、互いに相手の作業機械の動きを見ながら、自らの作業を止めることなく操作することができる。しかしながら、特許文献1に記載されたような自動運転機は、予め決められた作業計画に沿って動作するため、周辺の作業機械が予期せずに近づいた場合、両者が接触、干渉する可能性が生じてしまう。これに対して、例えば作業機械が干渉防止機能を有していたとしても、それぞれの機械が周辺の作業機械の作業計画を考慮せずに動作すると、作業そのものが干渉する状況になる場合がある。そのような状況では、作業機械が動作を停止してしまい、結果として生産性が低下するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、作業現場において複数の作業機械によって効率的に作業を行うことが可能な作業機械の制御システムを提供することにある。
【0007】
本発明の第1の局面によって提供されるのは、第1作業機械および第2作業機械が作業する作業現場において、少なくとも前記第2作業機械の動作を制御する作業機械の制御システムである。当該制御システムは、前記第1作業機械と前記第2作業機械とにおける機械同士の干渉および作業同士の干渉のうちの少なくとも一方の干渉が発生することを防止するように、前記第1作業機械の動きに応じて前記第2作業機械が協調して動作するための指令信号を生成する制御部を備える。
【0008】
本構成によれば、協調側の第2作業機械の動作を最適化することで、機械同士が接触すること、又は、作業同士が干渉することを防止しながら効率的な作業を行うことができる。
【0009】
本発明の第2の局面に係る発明は、上記の第1の局面に係る発明において、前記制御部は、前記第1作業機械および前記第2作業機械の相互の動作状況に基づいて前記指令信号を生成するものでもよい。
【0010】
本構成によれば、協調側の第2作業機械の動作を最適化することで、機械同士が接触することを防止しながら効率的な作業を行うことができる。特に、実際の動作状況を見ながら第2作業機械の動作を最適化、修正することができるため、作業開始後に生じた遅延要因による、制御バラツキの発生を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

国立大学法人広島大学
作業機械の制御システム
今日
国立大学法人広島大学
作業機械の制御システム
今日
国立大学法人広島大学
多胎動物の人工授精方法
29日前
国立大学法人広島大学
メタン発酵菌叢の馴化培養方法
13日前
国立大学法人大阪大学
気体分析装置、気体分析方法
14日前
BIPROGY株式会社
プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
1か月前
国立大学法人広島大学
精子用希釈液、哺乳動物精子の調製方法、人工授精方法及び体外受精方法
1か月前
株式会社NTTデータグループ
モデル生成装置、モデル生成方法、順列生成システム、およびプログラム
20日前
国立大学法人広島大学
画像解析装置、画像解析方法およびプログラム、ならびに複眼光学系量子計測システムおよび複眼光学系量子計測方法
14日前
国立大学法人広島大学
画像解析装置、画像解析方法およびプログラム、ならびにライトフィールド量子計測システムおよびライトフィールド量子計測方法
14日前
株式会社高橋監理
不同沈下修正機
13日前
個人
潜水式土運船と土砂降ろし方法
13日前
カナデビア株式会社
サクション基礎
13日前
埼玉八栄工業株式会社
地盤撹拌装置
6日前
株式会社オーイケ
擁壁および基礎ブロック
13日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
3日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
3日前
株式会社本久
砂防ソイルセメント材の品質管理方法
3日前
アロン化成株式会社
排水設備用蓋
13日前
株式会社ササキコーポレーション
除去作業機
今日
株式会社ササキコーポレーション
除去作業機
今日
株式会社大林組
地中連続壁の構築方法及び地中連続壁
7日前
株式会社ヤマックス
擁壁構造体と重力式擁壁構造体の築造方法
7日前
大和ハウス工業株式会社
杭引き抜き治具
13日前
JFEシビル株式会社
柱と杭との接合構造
13日前
株式会社竹内製作所
リモコンユニット、及び、作業用車両
6日前
株式会社タケウチ建設
建築物の基礎補強構造
14日前
筑豊金網工業株式会社
じゃかご
3日前
株式会社竹内製作所
リモコンユニット、及び、作業用車両
6日前
国立大学法人広島大学
作業機械の制御システム
今日
国立大学法人広島大学
作業機械の制御システム
今日
株式会社JOMS
柱状地盤改良装置の排土蓋及び柱状地盤改良工法
7日前
株式会社竹内製作所
エンジン室への雨水侵入防止構造及び作業用車両
6日前
大成建設株式会社
浮体式基礎の施工方法および架台
14日前
大成建設株式会社
浮体式基礎の製作方法および架台
14日前
阿比野建設株式会社
スチールハウスの基礎施工法およびそれに用いるアンカーセット
13日前
続きを見る